石戸奈々子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2021/08/01
タイトルに釣られて読んでみた。スマホだけでなく、タブレットやパソコン、コンピュータの持つ教育への効果の可能性全般についての著者の実践や考え方が書かれていてとても参考になりました。
自分も便利なものはどんどん使ったほうがいいと思っている派の人間ですが、本当に教育現場の中ではリスクが0か100かで物事が決まっていくので、教育のデジタル化に関してはこの概念をどう崩していくかを考えていかないといけないと思います。
またデジタルディバイドの状況も深刻で、ICTとして使っている人もいれば、完全に拒否反応を示している人もいて様々です。
結果自分も含めて中途半端な状況になってかえって面倒 -
Posted by ブクログ
プログラミング教育がなぜ必修になったのかが分かります。
必修化というニュースを見たので、新しくプログラミングという教科が増えるのかと思っていたのですが、そういう訳ではないのですね。
プログラミング学習で大事なこととは何だろう?という問いについて考えたく読んだのですが、それに加えて今後どんな人材が育つのか、自分が親になった時子供に何をしてあげられるかを考える材料にもなりました。
プログラミング教育を通じて学ぶ力
1.プログラミング的思考(論理的思考など)を育む
2.コンピュータや情報社会について学ぶ
3.各教科での学びをより確実なものとする
society
1.0 狩猟社会
2.0 農耕 -
Posted by ブクログ
のりこです。こてっちゃん♪から頂きました!
小学校一年生の息子がいますが、息子に身につけて欲しい力については漠然としか考えたことがありませんでした。何しろ、加速度的に変わりゆく世の中は、既に5年10年先でさえ予測不能と言われています。
そんな時代に子供達に身につけて欲しい力って??
筆者の石戸奈々子さんは、21世紀スキルとは、「かんじる力」「かんがえる力」「つくる力」「つたえる力」であるとし、それらのスパイラルを基本とする、主体的で創造的なワークショップを開発・実践されています。
この著書では、そのワークショップや、海外の様々な大学・機関での取り組みの豊富な事例の紹介だけでな、子どもた -
Posted by ブクログ
社会の変化に合わせて学び続けなければならない、親も子も、学び続ける時代。【何を学んだか】より、【学び方を知っているか】の重要性。機械が得意な【記憶】ではなく、【創造力と表現力】を鍛える。
課題を発見したときも、誰かが解決してくれる。ではなく、自分なら何ができるか?と発想する。
自分のアイデア次第で、社会はより良いものに変えていけるという当事者意識がある。そんな子が増えているらしい。娘にもそうなってほしい。
2歳児の娘は0歳からスマホを見ていて、最近では、【スマホ貸して?】と言ってくる。目的はYouTube。小さい子にスマホを持たせるのはどうかな。と思いながらも、YouTubeで歌や遊び方を -
Posted by ブクログ
コロナ禍がオンライン教育を加速させていることがよくわかった。
本書を読んで、とにかくやってみる、という姿勢が大切なんだと思った。
また、不登校児がオンライン授業には参加するなど、誰一人取り残さないSDGs的な教育も進みそうなこともわかった。
一方、学習履歴データをAIで解析し、児童一人一人の個性に合わせた進学・進路先の提示、というのは、かえって児童の個性を損なう気もする。
何はともあれ、オンライン化のできない理由を探す時代はもう終わった。もはや、どうオンライン化するのが子どものためになるのかを考える時代になった。そのことをわからせてくれる一冊。 -
Posted by ブクログ
一番頭の柔らかい子供の創造力を
簡単に以下のように定義する
1)自分、または仲間と学び取る力
2)問いを作る力
3)そして形にする力をつける
この中には、他人とのコミュニケーションだったり、違いを理解することだったり、可能性を探すマインドだったり、
複数の項目が入ってくる。
これらを子供たち自らが進んで学び取り、お互いに学び合うような力をつけるには
大人はどのような仕組みや環境を意識して
共に過ごしていけばいいんだろう?
それらのヒントが、世界のクリエイティブラボのチャレンジを事例に散りばめられていると思う。
格段特別なことはない。ちょっとしたことの意識や、関わり方を工夫すればいい。
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Posted by ブクログ
・スマホのデメリットを極限まで減らし、メリットを極限まで増やせるかを考えるのが大人の知恵。そのとおりだ。二者択一でない。
・英語を流暢に話すのはAIが得意だが、何を話すかはAIでなく人間がやらなければならい。論理的な日本語を話せるかどうかが重要。
・オンライン授業のメリットは距離を簡単に超えられること。日本中を中継、海外とつながることが簡単に。外部講師にわざわざ来てもらわなくても、また、留学も行かずに可能に。オンラインで質問が激増。手を挙げて対面からチャット、コメントへの書き込みが敷居を低くした。
・オンラインで教え手が教授でなくとも、行政マンや民間企業技術者だったり、学生だったりと広がり、学