生田哲のレビュー一覧
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読書録「病気知らずのビタミン学」4
著者 生田哲
出版 PHP新書
p107より引用
“すなわち栄養の観点からは、大金を払って
サプリメントのコラーゲンやプロティンを食
べるのは、安価な豆腐、豆類、肉類や魚介類
を食べるのに等しいことがわかる。”
目次から抜粋引用
“新しい栄養学のすすめ
驚異のビタミンパワー
ミネラルをバランスよく摂る
続々と発見される新栄養素群
症状別ー何をどう摂ればいいのか”
薬学博士である著者による、食物に含まれ
る栄養素の摂り入れ方をまとめた一冊。
現代人の栄養摂取の問題点から体調に合わ
せた栄養素の取り方まで、各栄養素ごとの解
説とともに書かれて -
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・糖質制限食で健康に痩せられる
・ビタミンCはたくさん飲んでも効果がない
・牛乳は健康に良い
・高血圧の人は降圧薬を飲むべき
・コレステロール値低下薬を飲むべき
・うつになったら抗うつ薬
何事も二面性、良い面と悪い面があるんですが、悪い面を思いっきり上げてくれています。たとえば牛乳を飲むほどに乳がんや前立腺がんになりやすくなるなど。
総じて、製薬会社(牛乳の場合は牛乳メーカー)の陰謀で、デメリットが黙殺されているというのが著者の主張で、事例は諸外国の文献や規制なども挙げて、なかなか説得力がありました。
牛乳はもともとほとんど飲まないし、薬にも縁のない生活なので、自分にとっては直接利害関係 -
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身体と同じように心も病気になる。
風邪薬は症状を緩和するだけであって
身体自身を回復させるわけではない。
うつ症状の人は昨今増えてはいるが
所謂「抗うつ剤」と呼ばれるものは
その症状を柔らげるだけで根本の
改善はしてくれない。
身体の風邪と同じように
心を治すのは 栄養素 だけである。
症状に応じたサプリなどを紹介。
時には、記載以上のサプリを取ることも推奨。
なぜなら栄養素が一般の人よりも不足しているから
その症状が出ているわけであって、
栄養素が人並みに充足するのなら
(多少の)過剰摂取は必要らしい。
色々と勉強になる一冊。
鬱病の一因は栄養不足であると。
言い換えれば、抗うつ剤 -
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■ドラッグな砂糖
A.ネズミを使った実験で、砂糖に依存性があること、しかもその強さは、コカインをも凌ぐことが証明された
B.砂糖を大量に含んだ甘いものを食べると気分は一時的によくなりますが、後で急激に落ちる
C.砂糖を分解するのに大量のビタミンB郡やミネラルがしょうひされる
D.砂糖類の過剰摂取は、インスリンが過剰に放出され、組織を無秩序に成長させ毛穴をふさぐ。
甘いモノをやめれば、エステやビューティーサロンに行くよりはるかに効果的。
E.低血糖症の症状は非常に多岐にわたる。(うつ、統合失調症、神経症、片頭痛、アルコール依存・・・)
この低血糖症から回復するには、砂糖、キャンディー、 -
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2005年に出された本だから五年前の情報と言うことになるのだろう
日本にも昔から玄米食を中心にした「西田流」の
食事環境が有名だったし
中国の「医食同源」も現役である
しかし西洋医学は自然治癒力を基本とする民間療法を敵対して馬鹿にし
まるで宗教のように社会を脅しと都合のいい実験と証明で扇動してきた
勝ち負けによる正当性に興味を示さない民間療法は
挑戦に受けて立つこともなく細々とマイペースで生き延びてきた
そのほかにも医薬品の開発費を取り巻く視野の狭い基礎医者の存在や
患者の症状から離れてその場のデーターだけの機械的診断や
更にその医薬的医療結果を売り物にする臨床医学によ -
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同じく、レポート作成に於いて参考にした内の一冊。
主にうつ病について書かれた部分が役立ったが、そこで述べられていた「精神病はその要因だけを除去する事だけでは却って悪い方向に向かう事もある」と云った旨の事が、生化学の方面から広く捉えられた見解で、納得せざるを得なかった。
簡単にいえば、ある特定の物質が欠乏している為に、その物質の特性が一つの病気に関連していたとして、その物質を投与すれば全て解決、と云えばそうでは無く、
その物質を取り込む能力の損傷が起因とする場合もあり、そしてその物質が齎す副作用がある以上、特定の物質のみを含む、もしくは一部のみに働きかける薬を飲む事では、生体での機能そのものを無