ピーター・バラカンのレビュー一覧

  • 新版 魂のゆくえ

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    JBの話が出てきたので、黒人音楽についての本。
    ピーター・バラカンがいつもラジオで話しているのはこの辺の話だったのか。知らないよい曲、音楽の流れみたいなものを知ることができる。
    Spotifyのプレイリストがついていて、聞き応えある。音楽を聴くのには体力と時間がかかる。

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    2024年08月16日
  • 新版 魂のゆくえ

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    ここ数ヶ月、自分があまり詳しくなかったソウル・ミュージックを体系的に把握しようという営みを続けている。そんな中で出会った本書は、ピーター・バラカンが1989年に出版し、30年後の2019年にアルテス・パブリッシングから新版とされた1冊である。

    音楽評論家としてみた時に、彼が最も愛するソウル・ミュージックを、豊富なディスクガイドと共に記した本作は、ソウル・ミュージックの歴史を辿れる点で非常に有益で面白い。最初にソウル・ミュージックの前史としてゴスペルから始まり、モータウン、サザン・ソウル、ニュー・オリンズ、フィラデルフィア・ソウルなどと多様な変遷をまとめていくその筆致の信頼性は厚い。

    そして

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    2024年02月25日
  • 新版 魂のゆくえ

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    文庫版から数えて事実上の第三版。内容はアルテスパブリッシング初版(事実上の第二版)と変わらないが、この2019年版はプリンス、アリーサ・フランクリン、プリンス、エイミ・ワインハウスの死に触れている他、Spotifyのピーター・バラカン作プレイリストにQRコードですぐにアクセスできるのが素晴らしい。特にディスコ以降はアルバム紹介より曲単位の紹介である点がよく活かされており、バラカン氏の得意でないジャンルについてさえもその根本的な耳の良さをお裾分けしてもらうことができる。
    ソウルやファンクの入門書としてさらに強化された一作となっている。

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    2021年07月16日
  • 新版 魂のゆくえ

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    当時を知らない私には最高の入門書。
    僕はやっぱりサザンソウルが好きだ。
    バイト代を貯めてレコードを買おう!

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    2020年02月19日
  • ぼくが愛するロック名盤240

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    批評家でもなく、評論家でもなく、研究者でもない。あくまでも音楽愛好家というスタンスからのリコメンドは、だからこそ重さと熱狂があって信じることができる。とはいえ、そこは趣味の問題、読み手にもいかな愛好ぶりを強制してくる。なかなかシビアなガイドだ。

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    2013年10月19日
  • ラジオのこちら側で

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    ピーターさんが74
    年に来日してから現在までの回想。ディジタル放送、ネットラジオを経て、クラウドサービスとの競合時代と、変遷を重ねるなかでラジオの意義を考える。
    このひと、とっても真面目に真摯に自分の業に取り組んでいることがまっすぐ伝わってきて、読んでいてとっても清々しい。音楽好きとして勉強になりました。

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    2013年07月23日
  • ラジオのこちら側で

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    ラジオを聞いていたのは高校生だった91年から96年くらいかな。その頃音楽に興味がわいてきた時期だし、バイト先のレコード屋でずっとかかっていたのもあるかも。好きな番組も出来て毎週かかさずチェックしてたように思う。大学に入るとインターネットにどっぷり浸かってしまい、まったく聞かなくなってしまった。ラジオの記憶というと、92年の秋くらいかクラプトン特集が深夜に一週間くらいあって、ちょうどその年の9月に出たアンプラグドで大好きになって勇んで聴いてみたら、クリームとかデレクアンドザドミノスのオリジナルなレイラを聴いて衝撃と戸惑いを感じたのを今でもよく覚えている。ピーターバラカンさんのこの本を読んで、みん

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    2013年04月07日
  • ラジオのこちら側で

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    ネタバレ

    ピーター・バラカンによるピーター・バラカン伝。音楽とのつき合いを語るはじまりは、パイレーツ・ラジオやジョン・ピールの話から。音楽の好みはそんなに重ならないけど、大事な場面で影響受けてる。自分の音楽体験も振り返って。読んでる間ずっと、あの静かな声が語りかけてきて心地よい。

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    2013年04月19日
  • ラジオのこちら側で

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    ピーター・バラカンファンとしては読まない訳にはいかない。
    大学生の頃、「ポッパーズMTV」をよく見てました。
    ロバート・クレイやスタン・リッジウェイを知ったのもあの番組でした。
    映画もいろいろ紹介してくれました。
    私は相当バラカンさんの影響を受けて青春時代を過ごしました。

    これはバラカンさんの音楽人生を辿る本です。
    70年代から現代まで、日本と世界の音楽を取り巻く状況を振り返りながら。

    バラカンさんはラジオでは淡々と喋るけど、私はその中にいつも強くて固い芯を感じてきました。
    その固い芯の部分に少しだけ触れることができます。

    日本に来て音楽業界で働き出した頃の話がとても興味深いです。
    業界

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    2013年02月26日
  • ラジオのこちら側で

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    ラジオDJ、Peter Barakanの半生をまとめた自叙伝。特に来日後のラジオやテレビなどメディアの活動を中心に業界の置かれている状況が語られています。欧米で考えられているラジオと日本で考えられているラジオの立ち位置が対比で書かれていてとても興味深かったです。また彼の選ぶ10年毎の10曲はチェックしてみたいです。業界を目指す人は読んだほうがいいと思います。余談ですが、彼の尊敬するジョン・ピール氏のDJの模様は、様座なアーティストが出しているBBC sessionsのようなCDで実際に聴くことができます。

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    2013年02月24日
  • ラジオのこちら側で

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    ピーター・バラカンのラジオを通した自伝。
    元々、老成したイメージのある人だけれど、音楽に関しては一貫して協調性がない点が面白い。
    苦手な音楽を否定する事はないが、後から好きになるといったことが殆ど書かれておらず、ディスコなどに関しては一貫して冷淡な様子が意外だった。
    このある種の協調性の無さからか、自分が関わったラジオやテレビでもずっと自由な編成を求めていたことがわかり、そこから著者の誠実さが浮かび上がってくる。
    時代を振り返る本としても読め、ラジオというメディアの最良の部分も感じさせてくれる良い本です。

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    2013年02月17日
  • ピーター・バラカン音楽日記(集英社インターナショナル単行本)

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     朝、仕事の準備をしながら聴いていたInterFMの番組「バラカンモーニング」では、色んなジャンルの色んなアーティストの曲を聴くことができました。その番組のDJ、ピーター・バラカンさんの紹介する楽曲がいつも「おっ、誰だコレは?」となるようないい曲ばかりだったので、知らないアーティストを知るいい機会にもなったし、CD購入の参考にもなりました。
     この本は、そのピーター・バラカンさんの「PLAYBOY」に連載してされていた音楽紹介のコラムをまとめたものです。前述のラジオ同様、国籍・ジャンル関係なくアーティストが紹介されていて、曲を聴いてみたくなるのはもちろん、ピーター・バラカンさんの音楽に対する気

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    2012年05月08日
  • ピーター・バラカン音楽日記(集英社インターナショナル単行本)

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     朝、仕事の準備をしながら聴いていたInterFMの番組「バラカンモーニング」では、色んなジャンルの色んなアーティストの曲を聴くことができました。その番組のDJ、ピーター・バラカンさんの紹介する楽曲がいつも「おっ、誰だコレは?」となるようないい曲ばかりだったので、知らないアーティストを知るいい機会にもなったし、CD購入の参考にもなりました。
     この本は、そのピーター・バラカンさんの「PLAYBOY」に連載していた音楽紹介のコラムをまとめたものです。前述のラジオ同様、国籍・ジャンル関係なくアーティストが紹介されていて、曲を聴いてみたくなるのはもちろん、ピーター・バラカンさんの音楽に対する気持ちが

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    2012年05月08日
  • ぼくが愛するロック名盤240

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    ピーター・バラカンおススメのロックアルバム集。お母さんが買ってきて自宅でかけていたのを聞いたのがStonesとの出会いだって、おしゃれですね。

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    2009年10月04日
  • 新版 魂のゆくえ

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    最近では60年代から80年代のブラックミュージックをよく聞いていますが、その中でもいわゆるソウルっぽいものがとても気になって、サブスクの再生履歴はスティーヴィーワンダーとアレサフランクリンとプリンスばかりです。
    他にもいろいろ聞いてみたいなあと思っている時にこの本と出合いました。
    歴史もさることながらプレイリストが付いている所がとても素晴らしい。Ituneならもっとよかったけれど。

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    2023年04月28日
  • ふしぎな日本人 ――外国人に理解されないのはなぜか

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    ピーター・バラカンさんのDJラジヲは
    大好きです。
    へぇーっ こんなアーティストがいて こんな歌があるんだ
    ということはむろんのこと
    その曲紹介の合間に語られる
    ちょっとしたエピソードが実に興味深い

    そのピーター・バラカンさんならではの視点、考察が
    30年以上ヨーロッパでビジネスの最先端で活躍されておられる
    塚谷泰生さんという対談相手によってさまざまな分野の話から浮き上がってくる
    そのひとつひとつのお話ががなかなか面白い。

    実際に長い間日本という国で
    暮らしておられるバラカンさん、
    実際に長い間デンマーク、オランダで
    暮らしておられる塚谷さん、
    この企画を持たれた「ちく

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    2022年09月12日
  • ふしぎな日本人 ――外国人に理解されないのはなぜか

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    塚谷泰生さんとピーターバラカンさんの対談本です。

    ピーターバラカンさんは知ってたけど 塚谷泰生さんは知らなかった。

    塚谷さんは 30年くらいヨーロッパで仕事をされた方

    ピーターバラカンさんは イギリス人で 奥様は日本人

    話しは主に塚谷さんが話す感じです。

    日本人の気質は 米作りから生まれたものだ。

    集団性や 上の人に自分の意見を言わない。

    みんなと同じが安心できる。

    かいぎでも反対意見は言わない。

    同じ米を主食にした民族でも アジア 中国など 他の国は温暖で 広い水田 険しい山 水の高低差もない。

    おまけに アジアの他の国と違って 年一回しか米が取れないので 失敗ができない

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    2022年06月22日
  • ピーター・バラカン音楽日記(集英社インターナショナル単行本)

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    嫁さんが買ってきてくれた「ピーター・バラカン」のエッセイ集『ピーター・バラカン音楽日記』を読みました。

    お気に入りの本屋で見つけて買ってきてくれたようです。
    ありがとう!

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    これが21世紀の新しい音楽のスタンダードだ!
    ロック、ジャズ、ブルーズ、ソウル、ワールド・ミュージック──
    7年にわたって書き続けた驚きと感動の音楽体験日記を135枚のディスクとともに一挙公開!
    月刊『PLAYBOY』に7年(76回)にわたり連載された「ピーター・バラカン」氏の人気コラム『ブロードキャスターの音楽日記』に大幅加筆をし、単行本化。
    現在日本でもっとも信頼されて

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    2022年05月06日
  • ふしぎな日本人 ――外国人に理解されないのはなぜか

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    やっぱり西欧の考え方にはついていけない。当然、西欧の人たちも日本の文化・風習には戸惑うばかりだろうな。昔から言いつくされてきた文化の違いの理由を稲作に求めるところが面白い。しかも年に一度の収穫しか期待できない日本の稲作だ。失敗は許されないし、そのために自我を抑えて共同作業を重んじることもある。これの何がいけないのか。必要なのは西欧に合わせることよりも、相手に日本を理解してもらうことだよね。

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    2022年03月23日
  • ラジオのこちら側で

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    ピーターバラカンさんの半生記。DJという仕事に出会うまで、そして日本に住むようになるまでのこと。音楽への愛、ラジオというメディアの可能性についても淡々と、しかし鋭く語られています。
    子供の頃はFMで音楽を聴くのが中心で、エアチェックもしてました。今ではすっかりFMは音楽メディアとしては劣化してしまいましたが、今ではインターネット、そしてストリーミングのおかげで、世界中のラジオを聴くことができます。海外に住んでいても、音楽には不自由しなくなりました。残念ながら日本のラジオは遅れていて、著作権の制約もあるのでしょうが、日本でしか聴けないものがほとんど。唯一海外で出会ったな、と思っているのは「湘南ビ

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    2021年09月24日