杉山恒太郎のレビュー一覧
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帯にもある下記のコメントに、【頭をガツンと殴られた】気がする書籍でした。
4マス全盛期の頃のスタークリエイターの杉山さんの書籍ですが、今、メディアや広告、企画に関わる人に是非とも読むべきと思うものでした。
>何年か前、メディアの人たちが集まる大会でスピーチを頼まれた。そのとき僕に与えられたテーマは大変重いものだった。最近、尖ったことをやるとすぐにクレームが来る、だから広告が臆病になり、どんどんつまらなくなっている、この現状をどういうふうに認識しているのか話してほしい、具体的にクレームが来たCMを10本くらい挙げて、どういう表現がまずかったのかクリエイティブの視点で解説してほしい、とい -
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「ものをつくる」ということについて、クリエイティブな視点と少しロジカルな視点から語っている本。筆者がこれまでに、仕事仲間などにかけていた言葉を元に語られており、リアリティのある内容だった。本の中で書かれていた「不安は、お友達。」という言葉が好きで、個人的にはある程度の「不安要素」がなければ、仕事に限らず、人生はつまらないものになってしまうと思った。例えば、「誰かに好かれたい、好意をもたれたいなぁ、でもそんなの難しいし不安だなぁ」っていう気持ちがないと、人は、かっこよくなったり、可愛くなったり、優しくなったりできないだろうし、いくら変わろうとしても変わり切ることなんてできないと思う。変化の原動力
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Posted by ブクログ
本屋さんの店頭で気になり手に取ってみました。
広告業界の仕事をしていなくても楽しめる本かと思います。
広告の仕事に対して美学がある方で、広告の受け手として抱いていた広告に対しての不信感が晴れるような気持ちとなり、気持ちの良い読書となりました。
昨今、安すぎる商品に対して、人件費や労働環境、材料調達、生産状況がどうなっているのかまで考えを巡らせることなく、インフルエンサーに流される人が多く残念な気持ちになっていました。また日用品・食品の値上げに対しても大人は大騒ぎするだけ。日本の賃金が上昇しないことには、こうした消費者の物価上昇に対する耐性・理解のなさも一因となっていると思われますが、そういう -
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Posted by ブクログ
●僕らが出そうとするアイディアにはかならず課題があります。最初はそれをとにかくロジカルに追い詰めていく。そこからさらに追い詰めて追いつめて追いつめ抜いていくと、その先にロジックを超えて生まれるものがある。それが本物のアイディア。
●アイディアを生み出すテクニックは、ある程度体系化して備えておく。僕の場合なら、ひとつは新しいコンテクストの発見、つまりは新しい文脈づくりです。ある価値を伝える文脈や話法を工夫する。たとえば小さいクルマ=サイズが驚くほど小さいと描きがちだけど、小さいクルマとは思えないくらい広いと文脈を置き換えてみる。
●カンタンにいうとどういうこと?企画はひとことで言えないといけない -
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ネタバレメモ。
●想像力とは無からなにかを生み出すことではなくて、いつのまにかありふれた常識にとらわれ、がんじがらめになってしまっている自分に気づき、物事を本来の姿(イメージ)に引き戻す力である。
●商品に関する情報を単純に伝えるだけなら、方法はたくさんありますが、それだと理解はできるかもしれないけれど、受け手の気持ちが動くところまではいかない。要するに、尻尾のないエビフライを食べるようなもので、なんだか味気ない。
●単純なスペックを伝えるんじゃなくて、その商品があることで豊かになる日常を描いてみたり、そこから生まれる新しい価値を描いたりする。そうやって、感性や情緒に働きかけていくことで、受け手にメ