杉山恒太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ちょっと古い本なんですが、全然そんな感じがしませんでした。ちょっと前まで日本のビッグイベント系には必ずと言っていいほど名前を連ねていたクリエーター・杉山恒太郎。やっぱこういう人は先見の明というか、グローバルな視野と未来を見通せる感覚をもっているんだなぁと。
広告は職人芸である。
・・・日本の広告には線が無い。スキルをきちんと学ばずに時代に合わせることだけで成立すると普遍性は失われる。
-小沢正光の「プロフェッショナルアイデア」に通じるところがある。小沢さんは個人的な方法論として広告制作を体系化していた。個人的に仕事上でも、クリエータ−の天性でしか広告は作られていない気がする(というかそれでい -
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Posted by ブクログ
電通が生んだスタークリエイターの昔話としてしまうのはもったいない…ずっと一線に立つ広告界のレジェンドの芸談として神棚に置いておくのも本書の狙うところではない…クリエイティブハイソサエティの交友録として憧れるのも、ちょっと違う…「広告」から「公告」へ、これからの広告クリエイティブの方向性を指し示す大きな提案だと思うけど、過去の仕事の大きさに比べた時、現在のクリエイター志望の若者に著者のメッセージはどう響くのか気になりました。美大で授業をしている友人から本当に広告業界を志望するデザイン専攻の学生減ってきてしまって…という愚痴を聞いたばかりなので。
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Posted by ブクログ
広告論のお話ではなく、著者が人生において、重要だと感じたコトバの数々を紹介してくれる、ビジネス書だと思う。
日々の生活に溶け込んでいるコトバをよくここまで拾い、残しているなと(講演を聴いたことあるので、その秘密は存じ上げてるが)。
杉山さんの人生の出発点〜現在までで、綴られる力強い詩のような感じ。
ただ、講演などの生の声を聴く方が面白かった部分も多く、魅力を本で出し切れてない感じがとても残念。
自戒も含めて「技術のない志ほど恐ろしいものはない」というコトバはとても共感を覚えますね。
でも、もっと面白くなったはずなのに、生意気にも勿体ないなと思ってしまう。 -
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
日本人は人間とその人の言葉が一体でありすぎる。人間は人間である。言葉は言葉である。好きに生きていけば何とかなる。あとは野となれ山となれ。まずは、フルスイング。自由になるためには、朗らかであること。度胸を決めること。仕事をゲームと考えてやる、しかも、本気でやる。
ポルシェ、赤いハイヒール、ジャケット、男、女という5種類のカードの組み合わせの順番を変えながら、いくつもストーリーを作る
ポルシェの意味や、ポルシェで何を語るかをいくらでも変えていける
ことば、音楽、タレント、シチュエーションのどれかをズラす
映像言語=ひとつひとつの映像が言葉であると考える。
ポルシェ、赤いハイヒール、ジャケッ