鈴木由紀子のレビュー一覧

  • 死にゆくあなたへ

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    非常に良かった。

    「共感せずに同情する」という言葉が響いた。

    死を語れるような時代になった事は嬉しい。
    これからも何回も読み返したい一冊。

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    2022年10月14日
  • 女たちの戦国 江と同時代を生きた11人

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    戦国時代の有名な女性の生き様を女性の視点で書かれている。
    家康の最初の正室築山殿、明智光秀の娘にして細川忠興の妻ガラシャ、伊達政宗に関わる女性たち、豊臣秀吉の正室おねと前田利家の妻まつ、山内一豊の妻千代、そして浅井三姉妹と戦国武将に翻弄されながら強く生きた女性たちが描かれている楽しい著作である。

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    2024年06月25日
  • 死にゆくあなたへ

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    最近、「死」に触れることが多かったので手にとって読んでみた一冊。
    身近な人の「死」は辛いかもしれないが、最後はありがとうの気持ちで天国へ送り出せると良いですね。
    と思いました。
    死にゆくあなたへありがとう。

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    2023年12月13日
  • 死にゆくあなたへ

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    死を意識していることが、生きるためには大切であると改めて、強く感じた。
    より良く生きるために、他者との関係から成り立つ自分のために、自分自身に優しく、正直であることが必要。本当の優しさは、そうでないとあり得ないと。そうなのだろうと思う。

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    2022年10月07日
  • 開国前夜―田沼時代の輝き―

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    否定されたもう1つの日本史。田沼がうまくいってれば今も徳川幕府は形を変えて存在していたのかもしれない。

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    2013年05月04日
  • 最後の大奥 天璋院篤姫と和宮

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    おそらく大河ドラマのブームに乗って出版された一冊だったかと思うのであまり期待していなかったんですが、意外と楽しめました。
    大河ドラマは冗長なので見ていなかったのですが、篤姫のキャラクターであったり功績についてはこの本でだいぶ理解できましたし、非常に興味深いです。
    歴史モノの本の宿命として登場人物が多すぎるのが難点ですが(苦笑)、それでもなんとか関係性を含めて把握できました。
    大奥やら幕府の人間関係って、現代の企業活動のように利益だったり会社の方向性というような共通目標にかけて現状維持くらいしか目的がないから、こんなに深謀遠慮ばかりが先行するんですかね。
    それでも幕末の明治維新で日本は100年分

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    2012年08月14日
  • 黄金のロザリオ 伊達政宗の見果てぬ夢

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    全体としてはこれまでに出ている『伊達政宗物語』のひとつだけれど
    これまでの作品がネタ元としてきた公式記録とされる文献たちに
    率直な疑問を持ち、少し異なる描き方をしているところは面白い。

    公式記録とされることにも事実と異なることは書いてあるだろうし
    有名な人であればあるほど逸話や噂や史料も多いけれど、
    本作においても結果として伊達政宗という人が人としても上に立つ者としても
    本当にイケてる奴だったという事は少しも揺らいでいない。

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    2012年02月27日
  • 開国前夜―田沼時代の輝き―

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    池玉瀾や只野真葛、工藤平助という人物の存在を初めて知った。

    加えて本書は、明治維新を考える上でも参考になる部分が多かった。

    よって今回の読書を益としたい。

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    2011年12月18日
  • 開国前夜―田沼時代の輝き―

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    ”風雲児たち”のファンならば特別目新しいワケではないんだけれど
    やはり田沼意次とその時代の再評価は嬉しい♪

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    2010年07月10日
  • 大奥の奥

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    江戸女推奨派(なんだそれ)として、手にとってみました。今、ドラマや漫画、映画なんかで流行ってる『大奥』について、手軽に読めちゃうのがいいかも。さらっと読み終えました。

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    2009年10月04日
  • 死にゆくあなたへ

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    緩和ケアがテーマだが、それを通じて感じた著者の生へのメッセージも多かった。意識的に今を生きる事、他者の期待でなく自分自身を生きる事、ありのままの自分を受け入れ、これから何のために動くか。

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    2023年03月18日
  • 女たちの戦国 江と同時代を生きた11人

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    浅井三姉妹と同時期に生きた女性の話いろいろ。
    個人的には伊達政宗の母・義姫の話が面白かった。
    弟小次郎を死んだことにして出家させ、母とも手紙をやり取りし晩年は城に迎え、その関係は良好だったという。
    生き抜くための力強さと、家を存続させるための知恵比べ。それぞれの生き様。

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    2022年11月20日
  • 「加速思考」症候群 心をバグらせる現代病

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    著者が研究する現代の心の問題について書かれている。偏った部分も多いので気になるところだけかいつまんで読んだ。今の時代、確かに情報過多で老若男女問わず子供も含めて多くの人が疲弊していると思う。心を豊かにするはずの技術革新が逆に負担を大きくしてしまっているこの世の中、気づいて考えていく必要はありそうだ。

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    2022年07月25日
  • 「加速思考」症候群 心をバグらせる現代病

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    スマホやサブスクの奴隷となった現代人が抱える文明病、加速思考症候群。年齢に関係なく、集中力がなく、イライラし、短気で、傷つきやすく、感情の老化が早いと言う。主にその心理的メカニズムについて説明する本であり、対処法に関しては叙述が少ない。

    結局、どうすればいいのかよく分からなかった。加速思考に慣れて感情が老化しきった人間にも未来はあるのかどうか、1番気になった部分には答えがない。

    いや、普通に未来なんてないという事かもしれない。翻訳調で読みづらい文章のため、猛スピードで斜め読みしてしまった。半分もまともに理解してない可能性が高い。これぞまさに「加速思考症候群」の症状か。

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    2022年06月11日
  • 最後の大奥 天璋院篤姫と和宮

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    ネタバレ

    特に篤姫に関しては世代別の島津家と徳川家の関係図がとても分かり易かった。家斉も島津家から正室をもらっていたというのは知っていたが、それ以外にも深い系があったことがよくわかった。
    そんな深い関係を築いたいた島津家の西郷・大久保が一気に倒幕に突っ走ったというのは篤姫にとってどれだけショックだったか、言い表せないほどだったと思う。
    和宮との間は本人同士よりもむしろ奥女中同士のいがみ合いが強かっただろうというのは想像がつきます。
    ただ和宮が将軍のことを「東(あずま)の代官」と言ったというのは公家が徳川幕府をどう見ていたのかを表していて面白い。

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    2018年07月20日
  • 大奥の奥

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    マニアックすね~。大奥にそこまで惹かれない自分としては、ここまでマニアックに追求するニーズが不思議。女性に人気が高いんでしょうか。日本史の表舞台のことももう、結構な勢いで忘れてしまってるから、それぞれの時代性がすぐには思い浮かばない、ってのもイマイチ楽しめなかった原因かも。大奥の前に江戸の歴史から見直す必要あり、って思いました。

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    2014年02月28日
  • 義にあらず 吉良上野介の妻

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    忠臣蔵でおなじみの赤穂義士の話を、吉良の妻・富子の視点から見た作品。
    切り口は斬新で面白いと思ったのだが、いくら読んでも吉良側の立場・真実(?)などが分かっても、まったく吉良に同情する気にならないから不思議。
    ただ昨今、赤穂義士のその後的な話はあっても、吉良側があの討ち入りの後どうなったか、あまり知られていないと思うが、吉良の嫡男(養子)義周のその後が書かれており、その悲惨な生涯に同情してしまった。

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    2012年09月30日
  • 最後の大奥 天璋院篤姫と和宮

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    だいぶブームは過ぎ去った感がありますが読んでみました。
    激動の時代に使命と信念をもって、柔軟に生きた女性の姿は
    ただただ感服の念を抱くばかりでした。
    相当人徳も厚い人だったのだろうと思います。

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    2012年02月17日
  • 女たちの戦国 江と同時代を生きた11人

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    戦国時代の舞台裏で、名立たる武将の妻らの生きざまを、著者の独自の視点を交えつつ描かれている。なかなかおもしろかった。著者の別な本も読みたくなった。

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    2011年11月11日
  • 最後の大奥 天璋院篤姫と和宮

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    密命を胸に秘めつつ十三代将軍家定に嫁いだ薩摩藩主の養女篤姫、武家の権力に屈して十四代将軍家茂の正室となった皇女和宮。
    変革期の動乱の最中、生い立ちと立場の違いから対立していた嫁姑が、暗躍する幕末志士の陰で手を取り「徳川」というお家存続のためにたちあがった―。
    江戸城下での戦いを回避し、無血で倒幕軍に城を明け渡した、武家の女の生きざまとは。
    江戸城大奥に生きた最後の女性を通じてひもとく、明治維新の裏表。

    [ 目次 ]
    序章 幕末の日本を救った二人の御台所
    第2章 島津家に嫁いだ将軍家の竹姫
    第2章 御台所となった島津家の茂姫
    第3章 将軍家定が望んだ三度目の夫人
    第4章 将軍継嗣

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    2011年06月05日