原田勉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
OODAの特徴や基本コンセプトに加えて、
・観察の仕組み化のポイント(有用な情報を掬うスクリーニング、限定する焦点化、業務プロセスに着目する起承完結化、情報を文脈から切り離して可用性を高めるヴァーチャル化)
・情勢判断の仕組み化のポイント(暗黙知➜形式知への変換の観点や、試行回数と結果の予測性がどれくらい確保できるかによって考え方を変えることなど)
・実践にあたっての手段のポイント
が語られています。
OODAへの関心はより高まりました。
ただ自分の今後の仕事への落とし込みという意味では、この本を読んだだけではまだまだ私の深耕が足りないと感じています。
この本ではエッセンス、雰囲気はわかるも -
Posted by ブクログ
現場判断で成果をあげる組織の作り方を述べた本。従来の組織はPDCAを回す事で対応してきたが、不確実性が増す近年新たなマネジメント方式OODAを適用すべきと謳っている。
確かに不確かさが増す現代において未来を読んで計画する事自体が難しく、大枠のみ決めて現状観察による情勢判断を行い、速やかに意思決定、行動に移す方がより良い結果が得られるのは納得できる。
ただそれをどう組織化して行くのかについて実例をあげて述べられているものの、今ひとつピンとこない。明らかに自分は実行型の人間なのだと改めて感じた。
今の理解ではとても実践出来そうにないので、もっと理解を深めた上で再チャレンジしたい。
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Posted by ブクログ
ネタバレ★本の評価
・OODAループの実践に向けたポイントを、各企業や国家や偉人の事例を基に解説しているところは、本書の狙いにあるようにビジネスの実践に向けていること。これを評価したい。一方で、内容は一部結論に弱く感じるところもあったので、個人的には3点とした。(本のページ数の問題か?)
★感想
・現在の世の中では、すべてを論理・管理で片付けられない状態。仮に可能であったとしても、それをしていては他社に後れをとり、ビジネスでは時代錯誤。
・不確実性を生き抜くには、OODAを合わせて活用する。
・OODAを一言でいうと、成功のイメージに内的裏付けされた戦略行動。(自分の解釈)
・OODA的な -
Posted by ブクログ
軍事戦略家のジョン・R・ボイドは、戦争を分析する中で、どんな戦闘や戦争にも適用できる「共通要素」を見いだす必要があると考えた。
そして「何が勝利へと導いたのか」という問いを立てる。
結果、ビジネス含めどんな「コンフリクト(競争・対立)」にも適用できるモデルに辿り着いた。
ボイドは「アジリティ(機敏性)」が戦争を勝利に導くと考えた。外部の世界で起きている環境変化に即応して、自らの方向性を変化させることのできる能力である。
ボイドはあらゆる戦闘や競争への参加者が従うべき4つの活動をOODAループとして理論化した。これを高速で回す組織はアジリティが高くなり、敵を出し抜くことができる。
①Obs