あらすじ
日本経済再生の鍵とされるイノベーション。だが、膨大なお金と時間をつぎ込んでも革新的な技術やサービスが生まれるとは限らず、現実には失敗に終わる可能性が高い。イノベーションを生みやすい組織にするにはどうしたらよいのか。本書では、米国流コーポレート・ガバナンス論に基づく短期的な業績の重視がむしろマイナスであることを指摘し、長期的にイノベーションの成功確率を高める経営戦略を具体的に示す。
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Posted by ブクログ
イノベーションを生むために時間とお金を投じても失敗に終わる可能性があり不確実性が高い。本書は、イノベーションを生みやすい組織にしていくにはどうすればよいか、結構わかりやすくまとめられていて、参考になる。フランク・ナイトの不確実性、組織能力構築型戦略、技術の階層、知識の地図など、理解のポイントがいくつかある。また、事例も適切である。
Posted by ブクログ
イノベーション戦略を経済学で解説。
技術をボトルネックか並列か、コア/周辺技術、などで分け、それぞれの探索費用、期待リターンを出して戦略を決定することが基本。前提となる確率は主観的でも構わないし、事後検証可能なものとする。
確率の高いと思われるものを数打つことと事後的に検証フィードバックできることが基本となる。