原田勉のレビュー一覧

  • 戦略書としての老子―ビジネスという戦場の攻略法

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    老子の思想がよく理解できる。無為に従うこと。自然の摂理に従うように逆らうのではなく、流れに乗る。余白を利用する。成功を手放す。任せる。手を抜く。セルフマネジメント型経営を目指す。グリップから手を離す。

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    2025年08月31日
  • 「価値」こそがすべて!―ハーバード・ビジネス・スクール教授の戦略講義

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    価値(バリュー)にもとづいた企業戦略をバリュースティックというシンプルな図で解説している本。
    ここでいう価値は顧客だけでなく、従業員とサプライヤーも含まれる。WTP(支払意思額:顧客が払う上限の価格)とWTS(売却意思額:従業員とサプライヤーが受け取る下限の報酬額)の2つが重要な用語。これらの差分が、製品/サービスの生み出した価値であると定義している。
    たとえば、製品改善によってWTPを上げると同時にWTSは上がってしまい価値は変わらないとか、一方でWTSが下がることができればさらに価値を生み出せる、などなどさまざまなケースで価値について説明している。
    ネットワーク効果についても言及するなど、

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    2025年08月04日
  • POSITIVE DEVIANCE(ポジティブデビアンス)―学習する組織に進化する問題解決アプローチ

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    うまくいかない、複雑、長年解決できていない…そんな問題を解決する方法なんかなさそうに見える。でも、よくよく観察すると、同じ条件下にあってもうまくいっている人や事例は存在する。
    この本は、ある一定の問題意識を持つ人々が自ら「なぜ、ここではうまくいっているのか」を徹底的に調べ、発見し、改善をするというプロセスを事例によって解説したものだが、読後はものすごく希望が持てるようになる。
    うまくいったのはなぜ?と観察することは、個人でも始まるが、コミュニティだと一層強固に進んでいく。問題を抱えた時、仲間を探すことから始めるこの手法を知っていれば、なんとなく、「どんなことが起こっても大丈夫」と思えるようにな

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    2022年08月15日
  • POSITIVE DEVIANCE(ポジティブデビアンス)―学習する組織に進化する問題解決アプローチ

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    めっちゃ良かった。
    外部からベストプラクティスを持ってくるのではなく、「あなた達にとっての最適解をどうやって探すか」というボトムアップ・アプローチの問題解決手法論。
    また、解を見つけて終わりでなく、以降も学習し続ける組織を作ることも含まれている。
    最終章だけ何か翻訳がわかりにくかった気がする。

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    2021年07月17日
  • OODA LOOP(ウーダループ)―次世代の最強組織に進化する意思決定スキル

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    ビジネスにおいても、様々な情報か膨大に入手できる今の時代にこそフィットする考え方かなぁ。個人的には汎用性高い好きな思考方法でした。
    ただPDCAとの比較論で語るのではなく、OODAとPDCAの両方に良い面があり、局面やレイヤーごとに使い倒せる技量で差がつくのだと思う。

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    2020年02月11日
  • OODA LOOP(ウーダループ)―次世代の最強組織に進化する意思決定スキル

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    PDCAと同じ粒度でビジネスプロセスの話かと思ったら組織論寄りの話だった
    難しかったけど章ごとに書いてある訳者の方の解説がとても助かりました

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    2019年04月29日
  • イノベーション戦略の論理 確率の経営とは何か

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    イノベーションを生むために時間とお金を投じても失敗に終わる可能性があり不確実性が高い。本書は、イノベーションを生みやすい組織にしていくにはどうすればよいか、結構わかりやすくまとめられていて、参考になる。フランク・ナイトの不確実性、組織能力構築型戦略、技術の階層、知識の地図など、理解のポイントがいくつかある。また、事例も適切である。

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    2014年05月11日
  • OODA LOOP(ウーダループ)―次世代の最強組織に進化する意思決定スキル

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    oodaというコンセプトは非常に有用に思います。本の中に指摘がありますが、PDCAが正解のように言われている現状の中で、明らかにそれでは足りない思考方法を求められるパターンがあります。
    それがどんな場面か、OODAなら何ができるかという話に加え、よくある『戦争における戦略とビジネス戦略の関係性考察』についても踏み込んでると思います。企業戦略観点では必読に思います
    ・OODAループは企業戦略のレベルのためであり、そもそもPDCAとはレイヤーの違うものかとは思いました。PDCAが実務者目線のものに思います。
    ➜PDCAよりもOODAのほうが現代において優れてる!みたいな論調は明らかに誤りだとわかり

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    2024年05月12日
  • POSITIVE DEVIANCE(ポジティブデビアンス)―学習する組織に進化する問題解決アプローチ

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    ネタバレ

    PD, Positive Deviance. ポジティブな逸脱による問題解決アプローチに関する本である。あらゆる困難の解決に役立つ。
    簡単に言えば、問題にいる当事者と利害関係者自身に、それを回避する行動(how)を発見させ、それをやっていない人々が行動できるよう自ら学び変わるようにするアプローチである。
    事例の殆どが関係性の問題で解決が難しいとされていたもの。しかし、PDを浸透させることで解決する。所属していないコミュニティのベストプラクティスをトップダウンで広めるアプローチとは異なる。
    会社や自分が参加しているコミュニティで早速試す。

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    2023年01月15日
  • OODA LOOP(ウーダループ)―次世代の最強組織に進化する意思決定スキル

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    PDCAとともに、比較されてよまれてはいかがでしょうか。仕事はループであることは変わらないので、アプローチの仕方について、いろいろブレがあったほうが、考え方や対応策に幅が出てくると思います。

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    2021年04月25日
  • OODA LOOP(ウーダループ)―次世代の最強組織に進化する意思決定スキル

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    2004年に原書が発表され、2019年に日本語訳ということで、本書は翻訳者の原田氏が各章のサマリーと最後にまとめて解説というアップデートした内容になったことで、怪我の功名か、より理解しやすい内容となっている。
    忙しい人は、各章のまとめと最後の解説だけ読んでも大筋の理解は可能。しかし、経営コンサルタントでもある著者の分析手法も素晴らしいので読んでおいて損はない。
    例えば、戦略モデルにおけるハードとソフトの決定的な差異の指摘(P74)、電撃戦における成功の4つ要因のビジネスへの適用(P88)、OODAの神髄は以心伝心であること(P124)など興味深い示唆に富んでいる。
    そして、巻末の訳者解説は必読

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    2021年01月21日
  • OODA Management(ウーダ・マネジメント)―現場判断で成果をあげる次世代型組織のつくり方

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    「リーダーの仮面」に通ずるミッション型経営。
    行動を強制することは成長につながらない。
    行動を選択させ、価値づけるからこそ習慣に昇華する。それが教員の仕事。

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    2021年01月18日
  • OODA LOOP(ウーダループ)―次世代の最強組織に進化する意思決定スキル

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    不確実性の高い領域でOODAループをいかに高速で回すか、という章で印象に残ったのは、
    ・スピード重視の経営に計画はいらない
    ・アップルでは、3カ月計画を事業計画といい、1カ年計画を中期計画と呼ぶ
    ・日本の3~5年先で作成される中期計画は、ドリームと言う

    OODAループ
    Observe(観察)
    Orient(情勢判断)
    Decide(意思決定)
    Act(行動)

    OODAループは、米軍事戦略家であるボイド氏発ということもあり、軍事的事例がやや冗長的だったが、いかに、不確実な状況で、最前線がミッションに基づいた判断を直感的にしていけるか、ヒントが多い。

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    2021年01月11日
  • OODA LOOP(ウーダループ)―次世代の最強組織に進化する意思決定スキル

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    OODALOOPについてもっとも信憑性が高い文献です。訳書のため、読みづらさがあり、丁寧な解説をしている分冗長な感じを受けますが、類似書を読むにしても、この文献は避けるべきではありません。

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    2019年08月13日
  • OODA LOOP(ウーダループ)―次世代の最強組織に進化する意思決定スキル

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    VUCAにおいては有効なイメージは湧く。戦場においては有効かもしれないが、生温いビジネスの現場ではどうか。危機感迫るような、刻一刻と事態が変化するような領域では必要かつ最適か。

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    2019年04月27日
  • OODA LOOP(ウーダループ)―次世代の最強組織に進化する意思決定スキル

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    「変化の早い時代は、PDCAじゃなくて、OODAだ」的な話しは最近よくあって、それが間違いとまでは言わないが、話の一部でしかない。また、PDCAが悪いわけでもなく、どういう状況のなかで使うのかによる。

    OODAループは、戦争という究極の修羅場のなかで生まれ、生き残ってきた戦略論といえる。その考えは、孫子をはじめとして、宮本武蔵、リデルハートなどの戦略思想家の系譜にあるようだ。

    とにかく事実を相手より早く認知して、方向づけし、実行するサイクルを可能な限り早く回すのがポイント。そして、戦う前に勝つ。正攻法と奇襲を組みあわせて、状況に応じて、どんどん打ち手を変えていくということ。

    つまり、OO

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    2019年03月08日
  • OODA LOOP(ウーダループ)―次世代の最強組織に進化する意思決定スキル

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    ネタバレ

     数や力で劣る集団が、どうすれば規模の大きな相手に勝つことができるのかを、理論的に説明している1冊。

     1940年にフランスとイギリスの連合軍を破ったドイツ軍や1958年から始まったベトナム戦争で、アメリカの支援する南ベトナム軍に勝利した北ベトナム軍。他にも、サウスウエスト航空や日本の自動車産業など取り上げ、「規模で劣る組織がなぜ規模の大きい組織に勝つことができたのか」を戦争・ビジネスの2領域にまたがって分析し、その共通するルールを紹介している。

    【自分より強い相手に勝つためには】
    結論:自分より規模の大きい敵を倒すには、敵を心理的パニックに陥れ、闘う前に勝つ!

    相手を心理的パニックに陥

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    2019年03月01日
  • 実践力を鍛える戦略ノート[マーケティング編]

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    ネタバレ

    基本的に戦略を実務でどう落とし込むかという、理論と実践の架け橋的な内容であるが、バランスがとても良い。実践といっても、具体的な販促や広告のつぼのような内容ではなく、あくまでも考え方のベースとなるフレームワークやプロセスが提示されている。単なる、ノウハウ本とは一線を画する高いクォリティ。

    顧客セグメンテーション

    顧客のバックグラウンド
    デモグラフィック
    ジオグラフィック
    サイコグラフィック
    ライフスタイル

    顧客のヒストリー
    製品の使用履歴
    使用頻度
    ブランドロイアルティ
    製品への態度

    購買行動
    購買バターン
    メディア使用パターン
    製品情報探索パターン
    価格/品質/プロモーション/イノベー

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    2018年10月30日
  • イノベーション戦略の論理 確率の経営とは何か

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    確率の論理から経営を考える視点が新鮮。今後、結論の部分で述べられた理念合理性の概念の事例を伴った詳述を期待する。

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    2016年04月22日
  • イノベーション戦略の論理 確率の経営とは何か

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    イノベーション戦略を経済学で解説。
    技術をボトルネックか並列か、コア/周辺技術、などで分け、それぞれの探索費用、期待リターンを出して戦略を決定することが基本。前提となる確率は主観的でも構わないし、事後検証可能なものとする。
    確率の高いと思われるものを数打つことと事後的に検証フィードバックできることが基本となる。

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    2015年01月06日