なだいなだのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
対話形式で、宗教とは何かという問いを考察している本です。
著者を思わせる無神論者のB氏が、学生時代の友人でカトリックに入信したT氏の訪問を受けて、神や宗教について語りあうという形式で議論が進められています。
T氏は、結核にかかり死の恐怖に直面したとき、溺れる者が藁をつかむように、カトリックに入信したのだといいます。そのときT氏が頼ろうとしたのは、神についての宗教理論ではなく「人」でした。「人」が彼を信仰の道へと導いたのです。
そして二人は、仏教、キリスト教、イスラム教をとりあげて、それぞれの教祖たちが「人」として信者の支えとなっていったこと、しかしその後、弟子たちが教祖をまつりあげること