筑紫哲也のレビュー一覧

  • ニュースキャスター

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    [ 内容 ]
    初めて現場から語る「ニュースキャスター論」。
    かつて新聞、雑誌の記者・編集者であった著者が、テレビのニュース報道という未知の世界に飛び込み、そこで何を見、何を考え、何に苦悩してきたか。
    「ニュース23」の創設から現在に至る経緯を、自らの体験を軸に書き綴った迫真のノンフィクション。
    数々の事件、事故、災害、政局…。
    激動する時代と斬り結びながら、一般の視聴者には知ることのできないテレビニュース報道の舞台裏を活写する。
    そして、ニュースキャスターとは一体、何者なのか。

    [ 目次 ]
    番組誕生
    音楽の力
    「北風型」と「太陽型」―インタビューの攻防
    テレビは「小泉首相」を作ったか
    「主持人」の周辺
    大統領がやって来た
    「モニカおばさん」のガツン
    「赤い皇帝」の椅子
    世界が変わった日
    「多事争論」のできるまで
    TBSが死んだ日―オウムビデオ事件をめぐって
    神戸震災報道
    ただの現在にすぎない仕事

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

    0
    2014年10月26日
  • 若き友人たちへ――筑紫哲也ラスト・メッセージ

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    [ 内容 ]
    愛国主義は悪党の最後の隠れ家である。
    本書の中で筑紫さんが語る言葉の一つである。
    誰もが反対しづらい美辞麗句、思わず振り向いてしまう大きな声には注意が必要だ、という意味である。
    二〇〇三年から二〇〇八年にかけて、筑紫さんは早稲田大学と立命館大学で主に大学院生に向けた講座をもっていた。
    その中で再三伝えようとしたのは、情報や情緒に流されることなく自分の頭で考えることの素晴らしさであった。
    この一連の講義録をもとに、本書は構成された。
    「若き友人」を「日本人」と置き換えてもいい。
    筑紫哲也さんからの最後のメッセージである。

    [ 目次 ]
    第1章 まず憲法について話してみよう
    第2章 そもそも日本人とは何者か
    第3章 二つの日本人論を読む
    第4章 沖縄から日本が見えるか?
    第5章 さまざまなメディアを歩いてみよう
    第6章 雑誌と新聞をめぐる私的ジャーナリズム論
    第7章 国家、この厄介なるもの
    第8章 教育こそが国の基本である
    第9章 「知の三角形」という考え方
    第10章 この国がおかれている現実を見つめる
    第11章 そして、この国の行方は…

    [ POP ]


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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

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    [ 参考となる書評 ]

    0
    2014年10月26日
  • スローライフ

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    タイトルに惹かれて手に取る。筆者の事は名前しか知らなかったけど、「惜しい人を亡くした」という言葉の意味をうっすら思った。文中に登場する忌野氏についてもしかり。
    以下メモ
    ・9.11から教育まで、話が随分と多岐に渡っている。驚き。
    ・割と柔らかい文体、各所説明が丁寧で読みやすい。
    ・自在という言葉に、自らが在る、自らが決める、自発的である、という意味を見出す。まさにこの人自身の在り方なんだろうなあ
    ・緩急自在=スローとファストの在り方、バランスを自分自身で決める。という事か。
    ・カウリスマキ、アンゲロプス等々、ちょっと気になってみたり。

    0
    2010年03月15日
  • ニュースキャスター

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    TBSの「ニュース23」について、メディアについて、ジャーナリズムについて、筑紫哲也さんの日常を通じて自分の中でいろいろなことが見えてきた気がしました。

    0
    2009年10月04日
  • ニュースキャスター

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    日本で最も有名なジャーナリストの一人、筑紫哲也氏が自分とテレビ番組との関わりについて主として書いた本。

    0
    2009年10月04日
  • 若き友人たちへ――筑紫哲也ラスト・メッセージ

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    個人的な意見ですが、御本人が書いた文章が少ないからか、パンチがない内容でした。
    本の中に出ていた小泉元総理との対談、はぜひ見てみたいと思いました。

    0
    2021年10月22日
  • スローライフ

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     >いちばんのカギは「緩急自在」の「自在」の部分にあります。自れが在る―自分が緩急のペースを選び取るということでしょう。人は何のために生きるのか、人が作った集団・組織が何のためにあるのかを忘れない。すべてを解くカギは「自発性」だと思う。

     「自発性」が保てるとすれば、苦しみの先に歓びがあるからだ。そして、このことこそが「学ぶ」ということの本質ではないだろうか。真の「ゆたかさ」とは「心ゆたか」であることであり、そのためには、やっている当人たちが、それを楽しみ、おもしろがり、快いと思わなくてはならない。

     私たちは、他者の生活を羨み、同じ欲求を満たそうと、自分の素直な欲求を見ようとすらしません。しかし、本当に幸せになるためには、他者から押し付けられる価値観に応じることではなく、自分の素直な欲求に耳を傾け、それを満たそうとすることなのです。

     そして、自分の素直な欲求とは、何らかの形での他者への影響力なのではないでしょうか?自分が手に入れるモノ・コトで欲求を満たすのではなく、他者との関係の中で満たされるのです。

    0
    2020年04月29日
  • スローライフ

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    何事も「ファスト」であくせくと進んでいく今、何を大切にするのか見詰め直すきっかけになるような本であると感じました。

    0
    2018年09月12日
  • ニュースキャスター

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    「News23」の裏話。
    かつ、これを通したニュースキャスター論。
    新聞記者だけあって(というより、筆者の腕だろうが)文章はすこぶるわかりやすく面白い。「クリントン対話集会」がまざまざと蘇った。
    それにしても、筑紫亡き後、ニュースキャスターを持たない我が日本は、ますます劣化してきている。

    0
    2018年07月23日
  • スローライフ

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    ワーグナーの楽劇「神々の黄昏」で登場する人物が奪い合う黄金の指輪は、それを手に入れた者に世界を支配できる全能の力を与える代わりに、愛することを諦めねければならず、死に至る呪いがかけられる。バーナード・ショーは、この作品の主題は資本主義だと主張した。

    1980年代半ばにマクドナルドがローマのスペイン広場に第1号店を開店したときには、猛然な反対運動が起きた。この騒動はイタリア全土でも話題になり、その中からスローフードの語が生まれた。

    嵐山光三郎が唱える「良い町の10条件」は、川が流れる、町並みが美しい、祭りがある、長老がいる、若手が活発に活動している、おばさんが元気、酒と料理がうまい、上等のそば屋と宿がある、豆腐屋がある、古都。

    0
    2018年10月31日
  • 若き友人たちへ――筑紫哲也ラスト・メッセージ

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    著者の遺作となった本書。「若き友人への手紙」と称された連載は2回で終わることになり、本書のほとんどの部分は大学講義からの文字起こしが中心となっている。その分、新書としてはまとまりがない印象を受けたが、氏のジャーナリズムに対する姿勢、情報化社会に対する目は参考になった。「知の三角形」の概念は常に意識しておきたいところ。

    0
    2013年02月27日
  • ニュースキャスター

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    ニュースキャスターとは一体いかなる存在なのか?
     
    「人は己を信ずるもののために死す。」

    「私が採れる方法は二つあると思う。
    一つはひたすらあやまって嵐が過ぎるのをまつ。
    もうひとつは何故私があやまったかを
    めぐって徹底的に論議することだ。」

    「自然破壊を続けたら人類は生きていけない。
    人類が滅びれば地球は生き残る。」

    「人類の最大の発明はなんだと思うか?」
    音楽 12音階

    「北風と太陽」
    「泥棒にも3分の利」;絶対の真理、絶対の正義はない。

    小泉・田中は、文化が違った。
    一番違ったのは、「言葉」である。

    コミュニケーション
    言葉だけによる部分       7%
    言葉の抑揚、音節による部分 38%
    表情、身振りによる部分    55%
    非言語コミュニケーション」A・マレービアン 聖文社

    私たちは言葉だけを信じて、相手を信用したり、
    疑ったりの判断をしているわけではない。
    顔つき、目つき、表情などの、
    非言語的部分を含めた総体で評価している。

    人間は自分が思っているほどには
    かしこい生き物ではないし、理性的に、
    ものごとを判断しているように見えても、
    たぶんに環境に支配されて生きている。

    「単一の説を守れば、その節の性質は
    たとい純精善良なるも、これによりて
    決して自由の気を生ずべからず。
    自由の気風はただ多事争論の間にありて
    存するものと知るべし。」福澤諭吉 <文明論之概略>

    筑紫哲也の多事争論を見ていると、どうもめんどくさい。
    とうまわしな発言が続いているので、
    気に入らないと思っていた。

    今回のニュースキャスターという本を読みながら、
    人と出会いその人のホンネをどう聞き出すか
    ということに、かなり注意を払っていることに興味を覚えた。
    言葉以上に語るもの。
    政治家といういくつものオブラートに
    つつまれた存在に対していかにそのオブラートを
    解いていくのかが問われるのかもしれない。

    現在の経営者で、今の時代に対して
    具体的にどう見るのか?ということに対して、
    きちんと答える人が少ないのだろう。

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    2013年01月13日
  • 若き友人たちへ――筑紫哲也ラスト・メッセージ

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    昨年の衆議院選挙前から読んでいましたが、やっと読み終わりました。
    知らなかった視点をつつかれた心境。
    崇拝する程ではないものの、筑紫さんのような報道マンはいなくなったなあ、と寂しく思いました。
    内容が今も問われている問題点だったことに驚く。3・11の影響の大きさもさることながら、民主党政権時代一歩も前進していなかったとは。
    安倍政権での中国・韓国との交流に一抹の不安を抱えつつ、それでも日本国の前進を願わずにはいられない。

    0
    2013年01月04日
  • 若き友人たちへ――筑紫哲也ラスト・メッセージ

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    ネタバレ

    これからの日本は色々とまずいことになるよ、
    今の若者がだめだとは言わない、
    (なぜなら若者は大人の鏡だから)
    でも、将来を作っていくのは若者しかいない。

    本当は、今の日本人(若者)は力も能力もあるけれど、
    無知と考える力が無いことで、気付いていないこと、
    力が発揮できていないことがたくさんある。

    考える力を持って、
    自分が持っている力(権利や資源や能力)を
    ちゃんと生かしてほしい。

    …って筑紫さんは、言いたかった…のかな?

    メディアコントロールや、
    ナショナリズムとパトリオティズム、
    ポピュリズムの怖さ、
    日本国憲法が理想に基づいて作られた『奇跡的な産物』であること
    (でも男女平等についてのくだりは知らなかった)
    なんかは他の本などで読んでいた内容なので
    おさらいというかんじ。
    (日本国憲法については前回読んだフリーメイソンの思想も
    やっぱり関係しているのかな?と思えて興味深かった)

    今回新しくへえ〜っと思ったのは

    ・知識の体系化
    ・知の三角形(情報・知識・判断する力)

    のところ。とくに知の三角形の『知識』の領域が狭く、
    『情報』の範囲が広いだけでは
    『判断する力』が無いので、
    情報の精査ができず溺れてしまうだけだ。

    『知識』の領域を広くし、『情報』を『判断する力』を
    手に入れなければならない。

    というのは、今の私がこれからはそうでありたい、
    とぼんやり考えていたことを、
    ズバッと言葉にしてもらったので、気持ちよかった。

    頭の中でばらばらに散らばっていた点のいくつもが
    急にピーーーーンと線になるときがあって、
    その気持ちよさがたまらない。

    それが『知識の体系化』する瞬間…かな?

    0
    2011年10月05日
  • 若き友人たちへ――筑紫哲也ラスト・メッセージ

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    2008年に肺がんのために亡くなった、
    ニュースキャスター、ジャーナリストの筑紫哲也さんによる、
    2005年ころに行われたと思われる大学院生を対象にした講義を主軸として、
    他の原稿などもまとめた本がこれです。

    若者たちに向けて、「こんな世の中にしてしまったのは、僕たち大人たちなんだ…」
    というようなことを、自らの保身抜きで、そして自らの世代の代表として、
    若者から搾取する多くの小ズルイ大人たちを告発するかのように言ってくれます。
    そういうところから、この本は始まります。

    「そんな常識も知らないで」と言いながら、
    まるで常識を教えなかったり小出しにしたりする大人って
    多いと思うんです、僕の経験からしても。
    それは、勝手に自分で学びなさい、ということなのかもしれない。
    でも、若者が勝手に自分で学べるくらい、
    この世界は開かれていない状況になってしまっているし、フェアじゃない。
    また、大人が若者にいちいち教えるのが面倒だから、他の誰かが教えればいいというような、
    上の世代として持っているはずの責任を逃れようとする姿勢からくるのかもしれないし、
    若者に知識を与えないことで、自らの保身のため、アドバンテージを持とうとする狡猾な考えからくる
    行為なのかもしれないです。

    そういうのをとっぱらって、もったいぶることなく、
    筑紫哲也さんは、若者たちに言葉を投げかける。
    受け手が扱いやすいようなフラットさだし、現代の物事の核心をついている言葉。
    そしてその言葉は、いろいろな知の道を照らす光となり、
    好奇心や探究心を刺激することにもなる。
    ましてや、もたらされた知識は、世界を見る目を著しくクリアにしてくれる。
    つまり、若者の「やる気」のスタートラインとしては絶好のポジションを与えてくれるのです。

    僕はもう、若者といえるか微妙な年でもあるし、まぁ青年ですし、
    近所のスーパーなんかでも、おばちゃんに「お兄さん」と呼ばれる感じではあります。
    それでも、筑紫さんがもたらしてくれた知識と知恵のかけらと常識というものが
    大変ありがたかったです。
    どうして、こう、みんなが知っていたらいいのにという部分は、暗部というか、
    闇の中にあって、どうにか光で照らさなければ見つけられないものなのでしょう。
    大声で言ってくれる人もいないものなんですよね。
    今回だって、たまたま雑誌でこの本が紹介されていたのを知って、買ってみたら
    すごく良かったわけで、口コミで野火のように広がる本ではないことに、
    「きっと、この本に暴露される真実によって、困る人たちが多いのだろうな」ということが
    わかったりします…、たぶん、ですけどね。
    教訓としては、やっぱり自分から進んで求めないといけないということですね。
    この本でいえば、「求めよ、されば与えられん」を地で行く本でした。
    「死せる孔明、生ける仲達を走らす」という本であるかもしれませんよ。

    巻末に、筑紫さんが16歳の時に書いた、幼少時からそれまでを振り返る作文が掲載されています。
    それを読んで、まぁ、誤解を持たれるかもしれませんが、僕はこういう感想を持ちました。
    やっぱり、手持ちのカードが良い人だったんだな、と。

    作家・東野圭吾さんの『時生』という小説にこんなセリフがあります。

    「苦労が顔に出たら惨めやからね。それに悲観しててもしょうがない。
    そら誰でも恵まれた家庭に生まれたいけど、
    自分では親を選ばれへん。配られたカードで精一杯勝負するしかないやろ」
    (東野圭吾『時生』P278 竹美のセリフ)

    筑紫さんに比べれば、僕のカードは良くないようですが、それで精一杯やるのが人生ってもんですね。
    ぐだぐだ言っても何にもなりませんからね。とはいえ、この小説の竹美に比べたら、
    僕のは全然良いカードだとは思います。

    このブログを読んでくださっている方々の中にも、
    手持ちのカードが良くない人っているかもしれないですね。
    100%の力を出せる環境がととのっていたなら!なんて考えて悶々とすることが
    あるかもしれませんが、大体の人間は、万全の状態で事に臨むことが難しい中で、
    なんとか結果を出したりするものだと思うのですよ。例外はあるとしても。
    それに、この筑紫さんの本にも出てきますが、制約のある中で作られた映画が
    20世紀のもっとも評価の高い映画だったっていいますからね、
    人間だって、もしかすると、そういう制約に縛られながら必死に生きることで
    素晴らしい何かを得られる場合もあるかもしれないです。
    悲観はしないことですね。

    えーと、この本ですが、高校生以上は必読というポジションに置こうと思います。
    この本で書かれている「考えない日本人」に、どうやら僕は片足を突っ込んでいるようなので、
    なんとか、その泥沼から片足を引っこ抜いて、筑紫さんの最後っ屁を胸一杯に吸い込んだ者として、
    またこのブログなんかで、わーわー言っていきたいです(なんだそれ)。

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    2011年07月19日
  • 若き友人たちへ――筑紫哲也ラスト・メッセージ

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    物静かに優しく語りかける姿が浮かびます。

    この本の企画は、こんなように始まったそうです。
    「2008年の年が明けて間もないころ、筑紫さんからひとつの提案をいただきました。 『この何年か講義をしてきて、私なりに遺しておきたい言葉というものがあります。それを新書の形にできないでしょうか』 ということでした。その時すでに病に冒されていた筑紫さんからは、『いきなり新書一冊分書き下ろすのはきついので、“青春と読書”に連載して、その後本にまとめるというのはどうでしょう』 という提案もいただきました。
     こうして、2008年の夏に集英社がもつ刊行PR誌“青春と読書”で『若き友人への手紙』というタイトルの連載が始まりました。しかしとても残念なことに、病の進行のため連載は2回のみで終了してしまいました。」

    ということで、これに代えるものとして、筑紫さんが大学で講義した講義録を再構成して生み出されたものだそうです。

    当初の企画が完結されていれば、もっと強いメッセージが若い人に届いたのではないかと、とても残念です。

    0
    2012年01月17日
  • ニュースキャスター

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    「青春と読書」での連載として読み物らしい文体で、「9.11」「阪神大震災」「クリントン大統領来日特番」「小泉内閣発足」などさまざまな事件を、普段自分の意思を表立たさないニュースキャスターという立ち場から少し距離を置いて語られている。

    筑紫氏の面白いところは、ここまで世間にキャスターとしての立ち場が確立されていながらも、つねに「キャスターとは何か」を自問しているところであり、文末に「無軌道修正を連鎖していくのがこの仕事」と括っているあたり、興味深い。

    朱鎔基のインタビューにて、経済皇帝の異名をとる要人を前にしても、彼の人柄にこまかく言及している下りが、この人を面白く奥深く見せていると思った。

    0
    2010年05月04日
  • スローライフ

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    ケータイを持ったサル:正高信男
    テオ・アンゲロプロス:旅芸人の記録、シテール島への船出、ユリシーズの瞳、永遠と一日、エレニの旅
    要約
    1)自発性こそが全ての出発点であり、命である。
    2)ゆるやかな結びつきを組織原則とする。参加者ができる範囲で割ける時間を使ってやれることをやる。
    3)小さいことは良いことだ
    4)他の「同好」グループとの結びつきは「水平型」「ネットワーク型」を目指し「垂直型」を採らない。
    5)「正統性」に固執しない。自分達がやっていることだけが正しいとは考えない(富士山の頂上に到達するにはいろんな登山口がある)
    6)寛容とゆとりを持とう。
    7)「快」「楽」を最優先にしよう。いくら正しいことをやっていても、それが苦しげに見えたら多くの人の共感を集めることはできない。少数派が多数派に働きかけるための最大の決め手はこの「共感」である。

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    2010年01月11日
  • ニュースキャスター

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    ニュースの心がけ

    (1)あわてたり、上ずらないこと――現場からの中継はいくら興奮してもよい。そのほうが空気が伝わる。だが、それとの対比を出すためにも、受けとめるスタジオは冷静さを保ったほうがよい。とくにパニックを起こしかねない題材の場合は。

    (2)とりつくろおうとしたり、ミスをおそれたりしないこと――失敗を恥ずかしがる日本人の性癖を私も人なみ以上に持ち合わせているが、それが無用の緊張、こわばりを生むくらいなら、捨てたほうがよいと思うようになった。ミスはかえって臨場感を出す効果もある。

    (3)俯瞰、メリハリ、“総括”を忘れないこと――番組の途中から見始めた人もいるだろうし、忙しくチャンネルを替えて番組のハシゴをしている人もいるだろう。要所、要所でこれまで起きたこと、わかったことをその都度まとめていくことが必要だ。

    (4)目に映りしものの背後を見ること――映像が伝える情報の強さがテレビの生命であることはもちろんだが、それが意味するものをどう理解するかによって、同じ情報でも受け止め方が異なってくる。

    (5)入ってくるものを鵜呑みにしないこと――いったん伝えた情報について、その後も再確認、再点検を続けていくこと、時には“消去作業”をしていくことである。



    ニュースキャスターは人形じゃない。
    しかし、オピニオンリーダーでもない。

    それでも、メディアには力がある。

    クロンカイトの信じたもの。
    それは確かに、世界を動かした。

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    2009年10月04日
  • ニュースキャスター

    Posted by ブクログ

    著者に関しては賛否両論ありますが、キャスターの舞台裏といういみではおもしろく読めます。ただ偏重報道の観点からこのニュース番組は公平な立場で報道しているという番組がないんですよね。

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    2009年10月04日