筑紫哲也のレビュー一覧

  • 若き友人たちへ――筑紫哲也ラスト・メッセージ

    購入済み

    簡単に希望をくれない本書

    究極的な「答え」が何も書いてない。
    良い本である証拠でしょうが、最終的に答えは自分で見つけろと言われる様で、分かりやすい希望は本書にはありません。
    他国を知らず何とも言えないのですが、少なくとも日本の社会システムとして常に贄を求めている部分はある、なので若者が幸せを求める心をそれ自体不遜と感じてしまいやすい……かもしれない。

    #深い #タメになる #じれったい

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    2025年07月26日
  • 若き友人たちへ――筑紫哲也ラスト・メッセージ

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    読みやすく、勉強になった。
    出来ればもっと早く、この本に出会っていればと思いました。
    物事の本質について伝えている内容は、ファクトフルネスやスマホ脳にも共通する部分があります。
    やっぱり大切な事は普遍的なんですね。

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    2021年06月08日
  • 若き友人たちへ――筑紫哲也ラスト・メッセージ

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    テレビで観ていた著者をより知ることが出来たと思う。
    イギリスの文学者サミュエル=ジョンソンの言葉"愛国主義は悪党の最後の隠れ家である"
    著者が映画に精通しており、年間400本も見られているとは知らなかった。
    疑うことを忘れてはならないと心に刻む。
    大学、大学院は疑うことを学ぶところだと書かれている。
    あとがきにかえて著者が16歳の頃に書いた自叙伝が掲載されていた。
    しっかりした文章で何とも感心する。
    亡くなって2年。今の世を見たら著者は何と言うだろうか。

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    2018年11月23日
  • 旅の途中 ジャーナリストとしての私をつくった39人との出会い

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     自伝を書いてくれと頼まれた筑紫が考えたのが,「自分と出会ってきた人とのかかわりを書くことで,自分の生きてきた一部分を示していく」というやり方だった。筑紫の言葉を借りると「他人様に読んでもらうほどのことはやっていない。それでも強いて何かを書くとすれば,自分が出会ってきた他人様のことしかないだろう―というものだった」。
    他人様との貴重な出会いを導いてくれたのは,ジャーナリストとしての指名と言うよりも,文字通り,好奇心の旺盛さのなせるわざのような気がする。多士済々な面々との出会いは,その度に筑紫の懐を大きく大きくしてくれたようだ。
    こんな本を読むと,「わたしの出会ってきた人は,どんな人だったのだろ

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    2015年05月07日
  • 旅の途中 ジャーナリストとしての私をつくった39人との出会い

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    なんと幅広い人脈なのだろう。筑紫さんのお人柄がわかります。
    どれもこれも印象深いエピソード盛りだくさんだが、特に頭に残っているのは、 豊平良顯氏の言葉。
    「一方に圧倒的な権力を持つ統治者がいて、他方に基本的な権利を奪われている被統治者がいる。その双方の言い分を平等に並べて伝えることのどこが公正なのか。圧倒的に弱い立場に新聞が立つことが、この不均衡を少しでも改めることに役立てば、それが公正というものではないか。」
    折りしもこれを読み終えた日の週刊金曜日は筑紫哲也さんの特集。

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    2013年10月28日
  • 若き友人たちへ――筑紫哲也ラスト・メッセージ

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    物事をわかりやすく、さまざまな角度から検証できている。こういう視点を持っている人が亡くなってしまったことが残念。もう少し彼の著書を読んでみようかなと思う。

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    2012年11月13日
  • 若き友人たちへ――筑紫哲也ラスト・メッセージ

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     筑紫さんの最後のメッセージが綴られています。
     話題は多方面にわたり,楽しく読み進めることができます。今までの著書と同じように,本書で気になった映画や本なども取り寄せたくなりました。
     人が学ぼうとする時一番大切なのは「好奇心」,それから「探究心」であるという指摘には,賛同します。
     本書の最後には,あとがきのかわりに筑紫さんの高校時代の作文が掲載されていて,筑紫さんの原風景を見た思いがしました。

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    2012年10月14日
  • 若き友人たちへ――筑紫哲也ラスト・メッセージ

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    「知の三角形」
    バランスよく、三角形を広げてゆくこと。
    自分で考え、選んで信じたものが人生の道標になること。
    それが大事だと筑紫さんから教わりました。

    自分ひとりではどうすることもできないからと
    知らんぷりしたり、諦めたりしていては
    少しもよくならない。
    本当にしなくてはいけないことは何か
    考えて見極めることが大事だ。

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    2012年01月21日
  • 若き友人たちへ――筑紫哲也ラスト・メッセージ

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    筑紫哲也さんが遺しておきたい言葉があるということで始まった「若き友人たちへ」の連載だったが、たった2回で終了してしまった。その2回分と大学での講義テープを構成したものでこの本は成り立っている。

    筑紫さんの人間愛が強く伝わり、日本という国を私たちの未来を真剣に心配していることがよくわかる。これがたった2回で終わってしまったことは非常に悲しいが、後のメッセージは個々が自分の言葉で後世に残して言ったらよいのだと思う。

    日本国憲法には世界で例のないことがたくさんあるという話や映画の話、教育の話など興味深い話がたくさんあった。筑紫さんの危惧は2011年末でも危惧のままです。

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    2011年11月19日
  • 若き友人たちへ――筑紫哲也ラスト・メッセージ

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    筑紫さんのメッセージが30代の私にも強く響いた。
    自分の目で、自分の価値観で見つめることの大切さを改めて感じた。

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    2011年07月22日
  • 若き友人たちへ――筑紫哲也ラスト・メッセージ

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    筑紫さん大学で講義してたんですね
    ぜひ受けてみたかった

    筑紫哲也という男の深さを実感しました
    彼は縦と横にプラス奥行きがある3D。
    自分はやっと縦だけじゃなく横の広がりも意識し始めた、
    ぺーぺーの2D
    さらに奥行きもあるんだなーと教えてもらった一冊でした
    彼にはかないません!!

    とりあえずもっといい映画が見たくなったよ。
    彼の危惧が杞憂で終わる、そんな社会にしていきたいです。

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    2011年03月08日
  • 若き友人たちへ――筑紫哲也ラスト・メッセージ

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    筑紫哲也が最期に書き残そうとして途中で終わってしまった連載「若き友人たちへ」と、大学講義の内容を書きおこした内容の、まあいちおう二本立て。
    分量は9割、大学講義の内容で、それもすごく面白い、筑紫さんの考えや伝えたいことがよく出ている内容なのだが。
    なにより冒頭、わずか28ページの「若き友人たちへ」、特にその第1回の内容に、筑紫さんの若者に対する愛ある眼差しが感じられて、今更ながら筑紫さんの死を想って泣ける。
    僕自身はかなり根本的な考えが筑紫さんに近い人間だが、意見を異にする人でも是非読んでほしいと思う。
    筑紫さんの考えるジャーナリズムというものがよくわかるし、意見が違っていても筑紫さんなら話を

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    2011年02月13日
  • スローライフ

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    就職活動で焦っていたので、気持ちのバランスを取るために読んでみました。その名の通りスローな時間を求める本ですが、話はいろいろなところに飛び、食べ物や森林の話も出てきます。自分の人生を考える上で、こういう考え方もあるんだ、と発見が多かった一冊。

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    2010年11月02日
  • スローライフ

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    筑紫哲也さんというと、
    「NEWS23」
    「堅い」
    という先行イメージが強かったのですが
    「あ、すごいすごい、やっぱ、先をみているんだなぁ、すごいなぁ・・」
    とおもった傑作です。
    「スローライフ」そのものの起源や
    「二宮尊徳」など、
    おもしろい本ですよ。
    「平日はなんだかいそがしいなぁ・・・」と嘆くあなたにこそ有用な一冊♪

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    2009年10月04日
  • 若き友人たちへ――筑紫哲也ラスト・メッセージ

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    憲法から国家論、情報化社会での護身術に至るまで、深い洞察がされていた。ポピュリズムが台頭する昨今において大切な本だと思う

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    2025年03月05日
  • スローライフ

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    2023.3
    ・緩急自在にできることが大切、常にスローである必要があるわけではない。
    ・岩手県は2003年に「がんばらない宣言」を出し、スローライフ県を目指した。
    ・長生きできるのに、長生きしたいと思う人が少ない日本。

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    2023年01月12日
  • 若き友人たちへ――筑紫哲也ラスト・メッセージ

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    朝日ジャーナルの編集長だったころからファンだった。
    文化的な分野でも造詣が深くて尊敬する人でもあった。
    亡くなられて11年、この書籍が出て10年たっているんだと思うのと灌漑ひとしおだ。

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    2019年11月14日
  • 若き友人たちへ――筑紫哲也ラスト・メッセージ

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    筑紫哲也氏の文字通りの最後のメッセージ。
    細かいことは省略するが、一つ一つが心に染みる。
    影響を受けたと言うのはおこがましいが・・・
    Warm Heart and Cool Headを本当に貫いた人なのだろうと思う。

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    2014年11月06日
  • 若き友人たちへ――筑紫哲也ラスト・メッセージ

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    筑紫さんは肺がんを患われ、2008年に他界されました。
    BSで特集番組を見ていて、過去に読んだ本書を再読しました。

    本書は最後の時期に早稲田大学、立命館大学で行われた講義録を元に若い世代の人たちに、筑紫さんが残したラストメッセージになってます。

    本当であれば、「若い友人への手紙」として連載されるはずであった企画は、筑紫さんの病状により2回で終わっているそうです。

     あなたは何をを考えなくてはならないか
     あなたは何をやらねばならないか
     あなたは何をやってはいけないのか

    ジャーナリストの視点に立ち、世の中全体の論調が一つ方向で進んで行くときに、立ち止まって真実を自分の視点で考え直し、互

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    2014年03月09日
  • 若き友人たちへ――筑紫哲也ラスト・メッセージ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    筑紫さんは朝日新聞社記者、朝日ジャーナルの編集長をを経て、長年にわたりTBS「筑紫哲也 NEWS23」のメインキャスターとして活躍なされました。2008年、他界しました。

    「日本人とは何者か」。日本人とは、自分がなんであるかを、まるで説明しない民族です。そのなかで、ほとんど唯一例外的に外に向かって自己説明したのが、新渡戸稲造の「武士道」です。
    「武士道」は1900年に英語で書かれたものです。奈良本辰也さんという著名な歴史学者の翻訳で読まれた方が多いと思うんですが、「自分とは何者か」を考えて武士道に辿り着くというプロセスが書かれた本です。
    戦時中に当然この「武士道」は特別な読まれ方をしました

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    2013年04月27日