奥泉光のレビュー一覧
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確か以前読んだはず…。思い出せないのはなぜ?たな友さんの感想を見て再読。
あ~、そうだったそうだった。中盤でちょっと飽きてしまって(長いんだもの)あとを読み飛ばしたんだったよ。今回はちゃんと読んだ。
何より、すっとぼけた主人公フォギーがいい。超自然的出来事のただ中でも、きっちりごはんの心配をし、...続きを読むPosted by ブクログ -
「いい」いう噂とタイトルだけを知っていて、すっかり鳥さんだったり、学者さんのお話だったりと想像していたが、ジャジーなタイムリープものだった。
若干気怠さのあるジャズの雰囲気がこんなにもナチス下のドイツにあうとは思わなかった。
いい意味で騙されて、電車つり革ではかなり辛い重さの文庫もみるみるうちに読み...続きを読むPosted by ブクログ -
ファンタジアだから話がどのように展開するかは作者の気の向くままという感じということにはなるのだが、最初からどこに話が向かっているのかわからなくなるような長い文章の積み重ねで書かれているので、ストーリーを理解していくのにはかなりの苦労がある。読み終わってみれば作者としては最後の章のミントンハウスのシー...続きを読むPosted by ブクログ
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初読:2008/09/19
この本を文庫化しようとか思ったヤツ誰よ(笑
解説含めて総ページ数755。文庫版京極夏彦かと言わしめる分厚さ。
購読意欲を極限まで削る最高の装丁かもしれないが…(汗
ある程度ジャズのことを知らないと、意味が解らないかもしれない。
とはいえ私も楽器を弾くことは出来ないので...続きを読むPosted by ブクログ -
奔放かつ荒唐無稽に世界が錯綜し、展開する。SFというよりやけにリアルな幻想小説か。やたらトイレや睡眠にこだわるのが印象に残った。だらだらと長い文章は、一人称的なキャラクター設定によるものなんだろうな、たぶん。
ジャズ好きなら違う観点で楽しめそう。最後の願望充足的なシーンで、それなりにわくわく。これに...続きを読むPosted by ブクログ -
インターネット普及初期に書かれたバーチャルネットワークを扱った小説?「バナールな現象」の主人公と同じ名前の主人公が出てくるといった,筆者得意の連作小説的要素もある.時代を予見していた先見性は感じられる.Posted by ブクログ
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ライブを先に見に行って、現場で購入。ライブも精力的なので、これからシリーズとして本も増えていくかと思うと楽しみでならない。別角度の本の読み方を教えてもらえるような気がする。ストーリーだけがすべてじゃないよね、うんうん。Posted by ブクログ