フリーダマクファデンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白さと読みやすさで言えば満点かなと。
翻訳ものとは思えない軽快でポップな文章で読むリズムが生まれて、分厚い割にはあっと言う間に読みおわる。
前科持ちのミリーがハウスメイドとして働く家で起こる違和感。
雇い主のニーナがあまりに別人格になる異常者に対してとんでもなく優しくてイケメンな旦那のアンドリューという設定の時点であまりにおかしな組み合わせ。
大方予想出来そうな展開で、きっとこうだろうなと思う人は多いが、その更に深いとこまで連れていってくれます。
人間の恐ろしさと狡猾さが最後の章でわかった時の自分への哀れさというか、わかったつもりになった読者を少し叩き落としてくれる感じに鳥肌が立ちました。
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Posted by ブクログ
また一気読み。
最初は、前作と似たような設定じゃんか、と思って少々がっかりしかけたけれど、いやいや、またもやそうくるか、となった(ありうるといえばありうるんだけど、やっぱりびっくりする)。しかも今回も最後の最後まで、そうくるんかとなってあきれた。次作がシリーズ最後になるようだけど、どんな展開を見せてくれるのか楽しみ。
ただ、ミリーの動機が「正義感」であるというような描写が何度も出てくるけれど、正直納得できない。最後の狡賢さと矛盾するように思うし。もっと割り切ったワルのほうがスカッとしそうだけどw。ストーリー展開は面白いけど、ミリーにもエンツォにも感情移入できないし信用できないw。 -
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Posted by ブクログ
プロローグ
帰ってきた
早速、あのミリーが帰ってきた!
少し足りない感じだけれども、困った人を
助けたくなってしまう、“あの”ミリーがだ!
不器用だが、優しくてセクシーな彼女が帰ってきた
本章
『ハウスメイド2』まるでジェットコースター★5
いゃ〰、今回もやってくれましたよー
期待通りに!
いや、期待以上かな!?
本作は4部構成、前作から4年後の設定だ
そして登場人物も主に5人
場所は、超高級マンションペントハウス
1部
うん、うん今回はそういう設定ね~
はいはい、なるほど
そこ行っちゃダメー
ミリーもう!!!って感じ
2部
そっくり反転のびっくりこん!!
まぁ、何となくは想像 -
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Posted by ブクログ
500ページ以上ある作品ですが、一気読みでした!海外作品なのに文章がとっても分かりやすくて、登場人物も多くないので読みやすい!!
序盤の違和感が中盤以降、伏線として次々に回収されていき、面白すぎて読む手が止まりませんでした
ハウスメイドとして働くことになったミリー、雇い主のニーナとその夫のアンドリュー、娘のセシリア、庭師のエンツォ。
読み始めと読後では、全員の印象が変わっていると思います
一度のどんでん返しだけでは終わらず、何度も驚きな展開があり、最後まで大満足な小説でした!ずっと飽きることがない
続編もあるようなので、読もうと思います
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Posted by ブクログ
初めのうちは「ニーナ、言ってることがコロコロ変わって苦手」と感じていました。ですが、終盤でミリーの言動の真意を知ったときにハッとさせられました。トリックの仕込み方がすごすぎです!
DVや残虐な行為の描写が苦手でしたが、それでも読み進めてしまうこの物語の魅力には脱帽です。
トリックを知った今、改めて最初から読みたいなと思っています。
P.S.
フィクションに対して怒るのは筋違いかもしれないが言わせて欲しい。
アンドリューがやったことについて許せない。
せめてコナーズの娘さんとの婚約破棄の時点で気づいて欲しかったーーそう思わずにはいられません。
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