フリーダマクファデンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前科持ちのミリーは、ウィンチェスター家のハウスメイドとしての職を得ることに成功する。給与は申し分ないものの、彼女に与えられたのは粗末な屋根裏部屋。それでも今までのことを思えば充分すぎる好待遇に歓喜していたミリーだが、働き始めてすぐに違和感を覚える。異様に散らかり汚れる部屋、態度がすぐに豹変するニーナと扱いが難しいセシリア。庭師のエンツォも謎めいた警告を発する。家の主人であるアンドリューは唯一、まともで非の打ちどころがない人間に思えたが、しかし彼はなぜこんな異常な生活に耐えているのか……。読みだしたら止まらないサスペンスです。
これは前半部分についてしか語ることができません。あとは読んでのお楽し -
Posted by ブクログ
8さんのレビューを読んでこれは!と思い、その後ひま師匠とミユキさんが登場人物の少なさと、読みやすさをアピールして下さり、新品購入でーす (๑˃̵ᴗ˂̵)و
ドンドンドン!パフパフ!!(*≧∀≦*)
新品購入全然勿体なくなかったです!!凄いッス!!!
めっちゃ好きです!
もう、超好きです!この展開。
ちょっと読んで、こわっ!
もうちょっと読んで、こわっ!
ホラーかよ!
もう最初から不穏なんですよ。
住み込みのメイドさんが寝る部屋は、中からは鍵がかからないのに、外からはかかる!?
こんなん、もうこの一文読んだだけで何かが起こるって思いますやん!
お願い、その部屋に行かないでー!!!
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった!
ツイッターでこれ面白いよ!と勧められていたので読んでみた。面白かった。
ニーナ絶対頭の病気あるだろ!と思ってたら無かった。
こわ。
第一部では、ニーナとセシリアの言う事とアンドリューが言う事、どちらも確たる証拠が無いのに、優しくてハンサムで話を聞いてくれるアンドリューのほうの情報ばかり鵜呑みにしてしまうのが怖いな。
ピーナッツアレルギーマジであったとわかった時のアンドリューの怖さ。
主人公のミリーは何の罪で17歳の時に10年刑務所にいたのかわからなかったのと、ファーストフードで辞めさせられた原因も不明確だったので、信用出来ない語り手。あとアンドリューのこと好きになって丈の短 -
Posted by ブクログ
うおー、騙された。本の半ばのあるポイントで普通に、え、あれ?!おー!!となった。ところどころで、あれ?っていう違和感があったはずなのに、軽快かつぐいぐい読ます文章だからするするとどんでん返しポイントに連れて行かれ、まんまと、うおーとなった。こういう読書体験は好きだ。
話は、刑務所から仮釈放で出てきたばかりのミリーが、富豪の家に住み込みの家政婦として雇われるところから始まる。そのミリーの目から見た、ヒステリックな女主人、嫌味な子供、そして、ダンディで紳士な夫の住む家での日々が描かれる。翻訳版家政婦は見ただ。
時折不穏な空気が流れる。英語が分からない庭師が何かを警告してくる。ミリーにあてがわれ -
Posted by ブクログ
ネタバレ嫌な振る舞いをする登場人物が散見されて、好みが分かれるところではありますが(私は少し苦手)、
登場人物が少なく、話の筋が追いやすく、一気読みできる作品。
ハンサムで社会的地位がある好人物のようで実はサイコパス、という象徴は物語の中で消費され尽くされているようで、(ミステリーの枠組みの中で出てきた時点で怪しまれる)それでも本作のようにまだまだ一つの作品を引っ張る力がある。
ここに実は一番一筋縄ではいかない人物は主人公であり、サイコパスを作り上げた母親もまた常識の枠外で生きているという要素を入れて、意表をつかれたい読者の期待に応えるエンタメ作品になっていると感じました。辛い目にあった女性皆が人生