夏目翠のレビュー一覧
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普通のOLだった未緒は異世界に流され、女性で初めて“水の司”となる。三国を取り持つ要職にもかかわらず、無知で力も操れない駄目な司だと馬鹿にされる日々。元雇い主エアリスとの関係を邪推されてブチギレると、勢いで三国の視察を決める。最初の訪問国で待ち受けていたのは、女性司を侮る権力者と女性陣の陰湿な虐め、夢のような美丈夫の将軍や知的な美青年たちからの求愛だった。それはモテ期の到来?それとも…(「BOOK」データベースより)
自分に自信が持てなくて、自分が持っているはずの力もコントロールできず、めそめそいじいじしている主人公。
あー、いかにもなパターンですねー。
展開はベタなんですけど、まぁそ -
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会社を馘になり、恋人に裏切られ、家族に見捨てられ、最後は下水に流された普通のOL未緒。目を開けると言葉も通じない謎の集団に囲まれていた。そのまま奴隷市で金持ちに売られ、虐待まがいの扱いと理不尽を耐えしのぶが、ある日ストレスが爆発!主人に逆らい、半死半生で放逐された。紆余曲折のすえ未緒は、顔だけは美しいが、皮肉屋で偉そうな冷血な青年に巡り会う。それは次なる試練の始まり?それとも…(「BOOK」データベースより)
異世界に迷い込んだヒロインは特別な力を持っていたりするものですが、今回も例にもれず、国を救うレベルの力を持っていた模様。
設定はベタですが、ヒロインを取り巻くキャラクターが魅力的で -
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ネタバレ異世界に飛ばされた女の子の物語
というと主人公はたいてい10代なんですが、この本では21歳のOL。
母親を亡くして3人の弟と父の面倒をみる主婦としても苦労してきた。それが、リストラでクビになって恋人にもふられて家に帰ってみれば父親の再婚相手が来ていて……という最悪の日に異世界に飛ばされて、飛ばされた先では奴隷として売り飛ばされる。
「容赦ない」と評された主人公の境遇ですが、「まだそんなにひどくもないんじゃない?」と思ってしまった私の感覚は某女神伝とかに毒されているのかも。
元々ハーレムものとして企画されていたということなので、次巻以降は主人公はいい目を見られるのかもしれません。
主人公が自 -
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異世界トリップもの。
ジャンルとしては、『扉を開けて』『日帰りクエスト』『wonderWonderful』以外特に面白いと思ってない鬼門。
主人公がOLですよというのが一つの売りになってそうだけど、ぶっちゃけ社会人とは思えない未発達さ(まあ21歳は学生の人も多いしな)。
そのうえ、結局は『主人公は特別な人間でした』的な展開。
途中でリタイアしそうでしたが、最初のころの坂道を転がり落ちるような不幸の連鎖→人間不信気味の流れが好きだったので、主人公の心理的変化に興味があり読み続けました。
結論。
ファロンおいしいです。
ファロンのキャラクターもさることながら、ファロンに接する主人公はちゃ -
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最終的にベタ甘な感じがちょっとツボで好きでしたが。
でもちょっと文章力的にいまひとつな気はする。ちょっとわかりにくかったりするし。ま、読んでてすごい気になるほどではなくサクサク読んだけど。
村で罪人として扱われ、疲れ果てていたマユリはある日妖魔の民の村へと花嫁として迎えられた。相手は兄を殺したクライ。
最初は反発していたマユリだったが真実を知って二人の距離はだんだん縮まって・・・。
なんとなく「華鬼」に近いものを感じるが。甘やかしっぷりとか。でもこの手の話がツボなんだよなぁ。
しかし「剣の花嫁」の意味がちょっと不明。剣とかあんまり話に関係ないような。 -
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初めて読む作者のデビュー作。
冒頭の数ページを読んで購入したわけだけど、
読んだ感想は、ちょっと微妙(笑)
少年王とそこに嫁いだ隣国の王女。
その絡みを期待してたら、冒頭で二人がけんかして、
そのあと百ページぐらいまでほとんど二人の絡みは無かった。
それってどうなのよ?(笑)
そのあとの展開はかなり唐突。
ラストまである意味怒濤の展開でちょっと書き足らないような気も。
何というか伏線の張り方や、緩急の使い方、
主人公たちの感情の持って行き方など、
まだまだ習作かなあという気がする。
ただ、文章は読みやすく、最後まで読ませる力もある。
今後に期待したい作家かな