藍上央理のレビュー一覧

  • 完璧な家族の作り方

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    起こる事象すべてが恐ろしくておぞましい。
    モキュメンタリーとしてはちょっとリアル感薄めなところはあるけど、純粋に小説として怖くて面白かった。

    いわくつきの土地×虐待親っていう最悪に最悪を重ねた舞台立てだけでもちょっと気分が悪くなる嫌さなのに、さらに最悪を積み重ねていく構造が本当に怖い。
    登場人物がみんなおかしな部分を抱えてて、その行動のひとつひとつがちょっとずつ怪異の力を強めてしまってるの本当にヤバい。
    読者の考察に任せずかなりストレートに「何が起こったか」が描写されててきつい部分もあるので、気持ちが元気なときに読むことをおすすめします。

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    2026年05月23日
  • 完璧な家族の作り方

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    梨さんが震撼した話題作。
    あなたも完璧な家族、作れます!
    めっっっっちゃ怖かった…
    「虎ロープの家」と呼ばれる、丁字路に建つ一軒家にまつわる話。
    そこではかつて一家心中があり、生き残りの息子が次に住む家族を一家惨殺するという、とんでもない事件が起こっていました。
    一家心中、一家惨殺の後に、遺体をリビングのソファに座らせて一緒に暮らしているシーンが克明に描かれていて、気持ち悪かった…
    本気で完璧な家族となり一緒に住んでいるつもりの犯人が、イカれていて恐ろしかった…
    また、現代パートでは、小学生と高校生の時に家を訪れた人物の取材記録が進んでいきます。
    家の中に入った時に、突然温度がスッと下がる感じ

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    2025年10月13日
  • 完璧な家族の作り方

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    ネタバレ

     北九州のある住宅でかつて起きた凄惨な事件。心霊スポットとなったこの家で続出する行方不明者と心霊現象の謎を関係者の証言他から追った記録と、浮かび上がる家族の忌まわしく歪み切った肖像。

     認知症になった老母の介護のため幼い息子を連れて東京から戻って来た鷹村翔太。元々10歳の時に父親の転勤で北九州へ引越してきた彼は、転校先の同級生たちにけしかけられ、近所にある気味が悪い誰も住んでいない一軒家に立ち入り、そこで世にも恐ろしい体験をする。それから21年後、再び北九州へ戻って来た鷹村は件の家がまだ残っていること、息子がその家に関心を示し「黒い人がいる」と語ること、さらには徘徊の始まった母親が夜毎息子を

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    2025年05月08日
  • 胡乱な聖典の信じ方

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    ネタバレ

    めっちゃ怖い。

    読者にも影響が及ぶ系って勘弁してほしい。

    安全地帯から楽しめるからホラーもエンタメになるのに、自分にも実害があるならエンタメじゃない。

    読まなきゃよかった。

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    2026年07月11日
  • こわいものがうつる

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    最近よくお名前を拝見するようになった若手ホラー作家さんの短編集。1つ1つのお話が短くてサクサク読めました。私的には藍上さんのお話のたえちゃんの鉛筆削りの下りが1番嫌でした(褒め言葉)…初めて読んだ作家さんなのですが、痛い表現が上手ですね…

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    2026年07月09日
  • 胡乱な聖典の信じ方

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    ネタバレ

    「完璧な家族の作り方」が面白かったので楽しみにしていました。
    最初に ひんだり が出てきた時には知らない言葉だと思って意味を調べてしまったくらい、違和感の挿入が自然で、モキュメンタリーとして読者を巻き込むのが上手い。
    一方で、前作よりミステリー色が強く、謎解きをしたくなるんだけど、そうなると時系列がわかりにくく、ちょくちょく読み返す必要があるのと、キャラクター達の行動があまりに説得力に欠けていてそれがストレス。
    笹倉が無茶苦茶すぎて、さすがに信頼できない語り手であると思って読んでいたら、(おそらく長期的に恐怖に晒されたせいで)壊れてしまった人でした、というのもちょっと納得いかない。
    描写もいや

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    2026年06月28日
  • 胡乱な聖典の信じ方

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    なんというか、読んだことを後悔するような、かなり恐ろしい思いがするホラー小説。
    どんどん読み進めてしまったけど、ああこれは読まなければ良かったなあと感じたのは、けっこう久し振りだったかも。
    モキュメンタリーという感じでもあるし、いわゆる体感型という感じなのかな。
    仕掛けはいろいろあって、かなり工夫が凝らされた内容だなと感じた。
    すごく今風でもあるんだけど、もともとホラー作品ってこういうことだよなと感じられる一冊で、怪談であるとか都市伝説なんかが流布すること、そのものを題材にしたホラー小説という感じ。

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    2026年06月27日
  • 胡乱な聖典の信じ方

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     宮崎県高千穂から始まった新興宗教・極楽教が掲げる「△の中に●を書く」そして「三つの教義」を知る、そんな聖典を巡る一連の怪死事件と教えの皮を被った呪いを拡散する主人公達、「ひんだり」という謎の言葉が不気味なホラーに仕上がっていて気味が悪かった。

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    2026年06月24日
  • こわいものがうつる

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    ネタバレ

    自分の中だけでの(笑)ホラー小説フェス(継続中)でほとんどの方の作品には触れてきたが…
    正直、評価の分かれるものもあるにはあった。

    が、この短篇集に限っては一切ハズレなし。

    ただ、自業自得の類い、不条理系込みでほぼほぼ救いはナシ。

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    2026年06月18日
  • 完璧な家族の作り方

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    完璧な家族を作ろうとする、お話(?)。

    とある家で起こる不可思議な出来事、それには過去にその家で起きた事件が関係していたのだった。

    インタビューと日記とを主に物語は進んでいく。
    話が進むにつれなんとも言えない恐怖を感じた。
    意外な真相も。

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    2026年05月24日
  • 完璧な家族の作り方

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    まずそもそも、この作品を読み始めた時の私の状態としては『フェイクドキュメンタリー形式のホラー小説食傷気味』でした。
    なのに、なのに怖かった!入り込んだ!楽しかった!

    廃墟の陰鬱な雰囲気、匂い、空気感の描写がすごかった。表現が分かりやすくて脳内再生が容易でした。だから、自分が思う怖い想像が捗っちゃって怖くなるに決まってます。

    フェイクドキュメンタリー形式の小説にありがちな考察要素、難易度はそこまでないので、苦手な人でも楽しめる作品だと思います。

    蛇足ですが、北九州弁を小説で読んだの初めてかも。(作者さんは福岡出身、在住の方みたいです)

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    2026年04月16日
  • 完璧な家族の作り方

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    モキュメンタリーにハマっていて、そのなかで見つけた一冊でした。描写も素敵でしたが、展開も面白く、満足しました!

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    2026年02月04日
  • 完璧な家族の作り方

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    最近読んだモキュメンタリーの中ではとても面白かったように思う!
    私の好みなんだろうなと思う。特に最後のページゾワッとした。人怖と幽霊?魔物?が重なったら最恐。読みながら風水とか調べたりした。インスタのおすすめから読んでみたけどこれは当たりだったなぁ

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    2026年01月18日
  • 完璧な家族の作り方

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    ネタバレ

    おぉ、ぞわぞわきた。家族の狂気がすごい。一気読みだった。

    今年2冊目になるけど、たまたまホラー2冊になってしまった。
    ホラーを続けて読むと怪奇現象が頭の中で混ざって良くないという知見を得たので、ホラーとホラーの間にはライトなものを挟むことにしよう。

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    2026年01月07日
  • 完璧な家族の作り方

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    モキュメンタリーホラー小説。
    馴染み深い方言が出ることもあり、なんだかより身近な話に感じてゾッとした。
    不気味にじんわり気持ち悪い。ちゃんと怖かった。

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    2025年10月21日
  • 完璧な家族の作り方

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    次が気になってどんどん読み進めてしまう感じだった。原家族に何か秘密や後ろ暗いものを抱えている人ほど共鳴するものがあるような気がする。そしてあまり直視しないだけで、家族のタブーって実はほとんどの人に存在しているようにも感じる。モキュメンタリーホラーという点では、背筋さんに並ぶ面白さだなと思った。ただ、オチはあやふやというか、あまりピンと来なかったかも。何らかの事象に目をつけた作者が、自分の目的に何か真相に迫っていたということなんだと思うんだけど。だから、かなり主観的な話にも感じて、そこがモキュメンタリー風ではあるんだけども、客観的な資料を羅列していっているようで実はそうでもないのかなんなのか、み

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    2025年10月10日
  • 完璧な家族の作り方

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    ネタバレ

    気色悪ぅい、湿度の高い、王道忌み地ホラー。嫌な家に、嫌な家族が住んで、嫌なことが起きて、嫌な感じに死んで、死んだ後もみんなに嫌なことをしてる。結構楽しめた。ちょこっとびっくりしたけど、どんでん返し系ではない。

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    2025年09月15日
  • 完璧な家族の作り方

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    間取り図や風景を想像しながら読んでいると、
    耳元であのセリフが聞こえてきそうな描写の数々

    読んでいて気分が悪くなるような。
    読者に影響を与える系のホラー小説で好き

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    2025年09月06日
  • 完璧な家族の作り方

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    最近流行りのモキュメンタリーホラー。となるとサックリ気軽に読める方向性だろうから、あまりツッコミを入れるのは野暮だよなとは思いつつ、表題に惹かれた人間としては家族関係に執着する人間の狂気の話なのか、土着の心霊現象の話なのか、伝統軽視による祟りの恐ろしさなのか、歪な家族関係の話なのか、コンセプトを一貫させてほしかったという気持ちはある。取り合わせの悪いホラー要素が雑多に混在している印象。それと、狂人視点、過去の出来事の一人称視点はリアリティ面で無理があり、モキュメンタリー構成と相性悪げ。このあたりはNoteからの移植作品という経緯に原因がありそう。

    最終盤の語りは狂気と正気の狭間を感じさせて非

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    2026年07月05日
  • 胡乱な聖典の信じ方

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    ネタバレ

    「△の中に●を書く」、そして「3つの教義を知る」。
    それだけで、幸福な運命が約束される。私は著者からそう伺い、これを実行しました。本書はその正しい信じ方をまとめたものです。


    ある宗教と、その聖典の成り立ちの物語。
    悪意に満ちたホラー小説です。
    これを読めば、あなたも●と繋がれます。……あくまで自己責任ですけどね?

    なんか、語り手の一人ががちょっとクズ過ぎて、「奴が何かしらの報いを受けるまで納得できん……」の気持ちで一気読みしたんですが、あまりスッキリしなかったな……。
    ここまで利己的に他人を利用し尽くして呪いの真相に迫ろうとする登場人物って、ホラーにはあまりいなかった気がするので、珍しい

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    2026年07月02日