藍上央理のレビュー一覧

  • 完璧な家族の作り方

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    ネタバレ

    おぉ、ぞわぞわきた。家族の狂気がすごい。一気読みだった。

    今年2冊目になるけど、たまたまホラー2冊になってしまった。
    ホラーを続けて読むと怪奇現象が頭の中で混ざって良くないという知見を得たので、ホラーとホラーの間にはライトなものを挟むことにしよう。

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    2026年01月07日
  • 完璧な家族の作り方

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    モキュメンタリーホラー小説。
    馴染み深い方言が出ることもあり、なんだかより身近な話に感じてゾッとした。
    不気味にじんわり気持ち悪い。ちゃんと怖かった。

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    2025年10月21日
  • 完璧な家族の作り方

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    次が気になってどんどん読み進めてしまう感じだった。原家族に何か秘密や後ろ暗いものを抱えている人ほど共鳴するものがあるような気がする。そしてあまり直視しないだけで、家族のタブーって実はほとんどの人に存在しているようにも感じる。モキュメンタリーホラーという点では、背筋さんに並ぶ面白さだなと思った。ただ、オチはあやふやというか、あまりピンと来なかったかも。何らかの事象に目をつけた作者が、自分の目的に何か真相に迫っていたということなんだと思うんだけど。だから、かなり主観的な話にも感じて、そこがモキュメンタリー風ではあるんだけども、客観的な資料を羅列していっているようで実はそうでもないのかなんなのか、みたいな感じはしたかも。ホラーではあるし、今風にも感じる一方で、桐野夏生みたいな実在の事件をモチーフに書いている作品にも感じられて、ぜんぜん違うんだけど残虐記を思い出したりもしたかも。面白くて普通にすきだった。

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    2025年10月10日
  • こわいものがうつる

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    こわいなにか、が、だんだんうつっていく六篇。
    読んでいる時も、読んだ後も、ざわざわぞわぞわ。

    『フルーツゼリーのセット』

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    2026年09月15日
  • 胡乱な聖典の信じ方

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    ネタバレ

    京極夏彦の著作を読んでいるときによくあるのが「何十年も生きてきて初めて聞いたわ、こんな言葉」ということ。これは京極さんじゃないし、平易な言葉で書かれているのに、「ひんだり」って何!? やたら出てくるけど、私が知らんだけ!?と、辞書を引きかけたところで知らされる、この言葉が聞こえてくるとヤバイということ。

    教義を読めば呪われて、自分も無意識のうちに「ひんだり」を使ってしまうのですね。呪いを解くのに必死な様子には嫌気が差します。

    そういえば「胡乱」という言葉は京極作品でよく見かけるような。「ひんだり」はどう使えばいいですか。教えて京極さん。

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    2026年09月09日
  • 胡乱な聖典の信じ方

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    可もなく不可もなく、登場人物のどれにも感情移入できる要素はなく、ただ淡々と読み進められた。
    感染系。
    あとがき で紙面を越えたメタ的な問いかけがなければ良かった。こういうのは紙面の中でだけで完結させてくれ、その演出が興醒めするんだ。またか。と。

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    2026年08月22日
  • 完璧な家族の作り方

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    モキュメンタリーホラー?
    ホラー小説家の主人公が、ホラー小説を書くためにインタビューを繰り返す系。ホラー描写というかどこをとってもやばくて良かった。ただ、だいたい展開が読めてしまうのが難点
    本自体が作品になってるすごい

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    2026年08月14日
  • 完璧な家族の作り方

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    凄惨な事件の舞台となった北九州市の一軒家を取り上げたモキュメンタリー形式のホラー小説。
    続きが気になり、一気に読み終えたが、読後感はそこまでだったかなという印象。モキュメンタリーホラー小説として悪くはないのだが、こんな猟奇的な事件が2度も起きた家が放置されていて(そもそも1回目の事件のすぐ後に別の家族が住んでいることがおかしい)、それを知らない人もいるなど、リアリティがあまりないように感じた。

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    2026年08月12日
  • 胡乱な聖典の信じ方

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    ネタバレ

    所々気になる表現はあったけど一人称視点だからか、と納得。
    これ系ははじめの儀式は絶対しないと決めてるけど今回もセーフだった。
    はじめにやるかやらないかでどんな気持ちで読み進めるか変わるよね。自分はビビりだからやらなかった。
    メインの登場人物が全員くせ者でヒトコワ成分も十分。
    後味の悪い読者巻き込み系という感じ。

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    2026年08月11日
  • 胡乱な聖典の信じ方

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    過去にあったとある宗教の取材ノートの聖典を見つけた主人公が、軽い気持ちで実行し、呪いにかかるというホラー。
    呪いの感染が、呪いの元ではなく呪われた側が感染させていくリング形式で、退けるだけでまた戻ってくるというタイムリミットがあるので、人間のクズさが出てくるんだろう、というところ最初の方で一気に理解させられるので、構成のうまさと、純粋なタイムリミットへの焦燥感を楽しめるのが好み。
    タイトルの信じ方というよりも信じさせ方のような気もするが、聖典というかっちりしたもので信じた時代、誰かと繋がるという共同体で信じた時代、露悪的というか煽って誰かを穴に落とそうとするようなネットリンチの時代と広め方が変わっていくのが面白く、口を開けてればいい神は、時代によっては楽だろうなとも思う。
    主人公の徹頭徹尾のクズさも、こういう系統のホラーのラストを味わったとしても、なお爽快感が勝る。

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    2026年08月07日
  • 胡乱な聖典の信じ方

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    怖いというか非常に不安になる終わり方をする
    臨場感たっぷりでおもしろいので、多くの人にぜひ読んでほしいです

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    2026年08月04日
  • 完璧な家族の作り方

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    角川ホラー公式Xで見かけ、タイトルに惹かれて購入。(予約して購入したのに読み始めたのは1年以上後。うん、いつもどおり!)

    北九州のとある一軒家で起こった凄惨な事件。事件以降、その一軒家に立ち入ったある者は行方不明となり、ある者は自殺し・・・心霊マニア界隈では、最凶心霊スポット「虎ロープの家」としてその家は知られていた。本書は、そんないわくつきの一軒家にまつわるモキュメンタリー・ホラー。

    じめじめとした不快感が伝わってくるテキストは良かったが、内容は少々期待外れ。「完璧な家族の作り方」、これがどういう意味なのかが本作の一番のポイントになると思うのだが、明かされる真相部分が弱くて薄い。これだったら変にバックストーリーを用意せず、「なんか分からないけど"完璧な家族"を作ろうとする」という理不尽な恐怖を徹底した方が良かったのではないかと。(まあそれだとモキュメンタリーとしてイマイチになるか。)

    モキュメンタリー形式も今となってはそこまで新鮮味もなく、「完璧な家族の作り方」の真相部分でもユニークさを感じられず、蓋を開けてみれば"普通"のホラーだった。(決して駄作ではない。)

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    2026年07月18日
  • 完璧な家族の作り方

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    最近流行りのモキュメンタリーホラー。となるとサックリ気軽に読める方向性だろうから、あまりツッコミを入れるのは野暮だよなとは思いつつ、表題に惹かれた人間としては家族関係に執着する人間の狂気の話なのか、土着の心霊現象の話なのか、伝統軽視による祟りの恐ろしさなのか、歪な家族関係の話なのか、コンセプトを一貫させてほしかったという気持ちはある。取り合わせの悪いホラー要素が雑多に混在している印象。それと、狂人視点、過去の出来事の一人称視点はリアリティ面で無理があり、モキュメンタリー構成と相性悪げ。このあたりはNoteからの移植作品という経緯に原因がありそう。

    最終盤の語りは狂気と正気の狭間を感じさせて非常に良い。中盤のすっとぼけた狂人視点よりもよっぽど怖かった。

    あとカバーもいいね。個人的にはこの方向性のカバーが増えてくれると嬉しい。

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    2026年07月05日
  • 胡乱な聖典の信じ方

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    ネタバレ

    「△の中に●を書く」、そして「3つの教義を知る」。
    それだけで、幸福な運命が約束される。私は著者からそう伺い、これを実行しました。本書はその正しい信じ方をまとめたものです。


    ある宗教と、その聖典の成り立ちの物語。
    悪意に満ちたホラー小説です。
    これを読めば、あなたも●と繋がれます。……あくまで自己責任ですけどね?

    なんか、語り手の一人ががちょっとクズ過ぎて、「奴が何かしらの報いを受けるまで納得できん……」の気持ちで一気読みしたんですが、あまりスッキリしなかったな……。
    ここまで利己的に他人を利用し尽くして呪いの真相に迫ろうとする登場人物って、ホラーにはあまりいなかった気がするので、珍しいななどと思ったり。

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    2026年07月02日
  • 完璧な家族の作り方

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    久しぶりに読むホラー小説。

    ある一家が越してきたのは、どんつきの土地。
    昔から「忌み地」と呼ばれる場所であった。

    一家の父親は、迷信も信仰も一切信じない暴君で、家族にも容赦なく暴力を振るう独裁者だった。

    一家殺害事件は、忌み地だったから起きたのか。
    それとも、父親という存在そのものが悲劇を招いたのか。

    二つの不幸が重なり合い、最悪の出来事が連鎖していく。

    物語はモキュメンタリー形式。
    ある作家が事件を小説にするため関係者へ取材を重ね、少しずつ真相が明らかになっていく構成は面白い。

    得体の知れない存在への恐怖と、人が壊れていく恐怖。その両方を味わえる作品ではある。

    ただ、序盤で感じたゾクッとする、ホラーな怖さは最後まで持続せず、ラストも途中で分かってしまったので、後半は、答え合わせが長く続く印象。
    同じような展開が繰り返されるため、やや中弛みに感じ、そのまま幕を閉じてしまった。

    設定や雰囲気は良かっただけに、もうひと押しの怖さが欲しかった。

    今年の18冊目

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    2026年06月28日
  • 胡乱な聖典の信じ方

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    △の中に●を書いてから、読み始めてください。

    読み終えて、中表紙と背表紙のあらすじの意味に気づきます。完全巻き込み型呪い。とてもたちが悪いです。

    ストーリーは時系列や視点が入り交じる形ですが、繋ぎに違和感がないので読みやすかったです。
    少しグロ描写や虫描写があるので、それが苦手な方はご注意ください。
    わたしですか? もちろん△の中に●を書いてから読み始めました。
    今のところ元気ですのできっとひんだりこれからも大丈夫でしょう。

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    2026年06月21日
  • こわいものがうつる

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    ストレートなホラー作品が並ぶなかで、狐歪野ツッコさんの「あなあなた」が好き。
    ゾンビ映画でいえば、ほかの作品が旧来のゆっくりのゾンビだとすれば、本作は走るゾンビという感じで動きや勢いがあって目立ち、印象に残った。

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    2026年06月16日
  • こわいものがうつる

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    短編集なのでするする読めます。

    さくらちゃんの神棚
    えまちゃんの家族、どうなったの
    やっぱり死んじゃったの、気になるなぁ
    そう遠くないうちにえまちゃんも神棚に祀られそうよ

    うつる
    が、テーマなので伝染する、中には擦り付けるぐらいのものもあったりと読んでて飽きませんでした。

    この作品読んでて思い出したのが
    警察怪談!買ってて積読だな……!と
    思い出させてくれてありがとうの1冊
    YouTubeでもあるんだね〜
    早速見てみよう

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    2026年05月21日
  • こわいものがうつる

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    さまざまな「うつる」恐怖が描かれていて、楽しみながら読み進めることができました。

    1作品ごとのボリュームがそれほど大きくないため、ホラーとしての怖さはやや控えめですが、その分テンポよくサクサク読み進められました。

    上條先生目当てでこの本を購入しましたが、初めて読む先生方のホラー作品もとても面白かったです。

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    2026年04月07日
  • 完璧な家族の作り方

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    わたしもあなたも、完璧な家族、作れます。

    モキュメンタリー形式のホラー!好きなヤツだ!
    序盤のインタビューから漂ってくる不穏さ…
    怪異と人間の部分の不安定さを感じられる展開が良い。そして迎えるラストにより…完璧な家族、作れます。

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    2026年03月28日