【感想・ネタバレ】完璧な家族の作り方のレビュー

あらすじ

新人賞に応募された小説作品「完璧な家族の作り方」。
角川ホラー文庫編集部は、著者のある目的のため、本作の書籍化を決定しました。



※本作は、note主催・創作大賞2024〈角川ホラー文庫賞〉受賞作です。

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Posted by ブクログ

梨さんが震撼した話題作。
あなたも完璧な家族、作れます!
めっっっっちゃ怖かった…
「虎ロープの家」と呼ばれる、丁字路に建つ一軒家にまつわる話。
そこではかつて一家心中があり、生き残りの息子が次に住む家族を一家惨殺するという、とんでもない事件が起こっていました。
一家心中、一家惨殺の後に、遺体をリビングのソファに座らせて一緒に暮らしているシーンが克明に描かれていて、気持ち悪かった…
本気で完璧な家族となり一緒に住んでいるつもりの犯人が、イカれていて恐ろしかった…
また、現代パートでは、小学生と高校生の時に家を訪れた人物の取材記録が進んでいきます。
家の中に入った時に、突然温度がスッと下がる感じ、何かの気配を強く感じた時に脂汗が吹き出てくる様子、読んでいて恐怖でしかありません…
「完璧な家族になろう」
絶対に一生聞きたくない言葉です笑
梨さんの作品程程得体が知れないわけではないが、リングほどハッキリ見せてくるわけでもないみたいな、絶妙なところで怖がらせてくる作品です。

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2025年10月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 北九州のある住宅でかつて起きた凄惨な事件。心霊スポットとなったこの家で続出する行方不明者と心霊現象の謎を関係者の証言他から追った記録と、浮かび上がる家族の忌まわしく歪み切った肖像。

 認知症になった老母の介護のため幼い息子を連れて東京から戻って来た鷹村翔太。元々10歳の時に父親の転勤で北九州へ引越してきた彼は、転校先の同級生たちにけしかけられ、近所にある気味が悪い誰も住んでいない一軒家に立ち入り、そこで世にも恐ろしい体験をする。それから21年後、再び北九州へ戻って来た鷹村は件の家がまだ残っていること、息子がその家に関心を示し「黒い人がいる」と語ること、さらには徘徊の始まった母親が夜毎息子を連れてその家の前に立つようになったことを知って次第に憔悴していく……。

 物語は鷹村への聞き書きを主に、その家の持ち主や近隣住民、行方不明事件に関わったYouTuber等への聞き取り、凄惨な事件の当事者の日記とインタビュー記録(これがとにかく悍ましい)、過去の新聞記事、etc……を織り交ぜ、その家でかつて何が起きたのかが徐々に明かされて行く。また鷹村翔太やその他の人間に話を聞いているのは作家らしく、この家と事件を題材にホラー小説を執筆するつもりであることが幕間のメモで次第に見えてくるが……。

 これも流行りの(というか一カテゴリとして既に定着した感のある)モキュメンタリー・ホラーではあるが、一軒家、そこに深く関わる事件と人物……と、場所も語られる内容も限定されており、それ故か話の全体像は中盤で見えて来る。鷹村の元に処分しても繰り返し現れるポラロイド写真が強烈に忌まわしい印象を残す。

 これほど“一冊全てが悍ましい”小説を読んだのは久しぶりかもしれない。

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2025年05月08日

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モキュメンタリーにハマっていて、そのなかで見つけた一冊でした。描写も素敵でしたが、展開も面白く、満足しました!

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2026年02月04日

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最近読んだモキュメンタリーの中ではとても面白かったように思う!
私の好みなんだろうなと思う。特に最後のページゾワッとした。人怖と幽霊?魔物?が重なったら最恐。読みながら風水とか調べたりした。インスタのおすすめから読んでみたけどこれは当たりだったなぁ

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2026年01月18日

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ネタバレ

おぉ、ぞわぞわきた。家族の狂気がすごい。一気読みだった。

今年2冊目になるけど、たまたまホラー2冊になってしまった。
ホラーを続けて読むと怪奇現象が頭の中で混ざって良くないという知見を得たので、ホラーとホラーの間にはライトなものを挟むことにしよう。

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2026年01月07日

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モキュメンタリーホラー小説。
馴染み深い方言が出ることもあり、なんだかより身近な話に感じてゾッとした。
不気味にじんわり気持ち悪い。ちゃんと怖かった。

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2025年10月21日

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次が気になってどんどん読み進めてしまう感じだった。原家族に何か秘密や後ろ暗いものを抱えている人ほど共鳴するものがあるような気がする。そしてあまり直視しないだけで、家族のタブーって実はほとんどの人に存在しているようにも感じる。モキュメンタリーホラーという点では、背筋さんに並ぶ面白さだなと思った。ただ、オチはあやふやというか、あまりピンと来なかったかも。何らかの事象に目をつけた作者が、自分の目的に何か真相に迫っていたということなんだと思うんだけど。だから、かなり主観的な話にも感じて、そこがモキュメンタリー風ではあるんだけども、客観的な資料を羅列していっているようで実はそうでもないのかなんなのか、みたいな感じはしたかも。ホラーではあるし、今風にも感じる一方で、桐野夏生みたいな実在の事件をモチーフに書いている作品にも感じられて、ぜんぜん違うんだけど残虐記を思い出したりもしたかも。面白くて普通にすきだった。

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2025年10月10日

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ネタバレ

気色悪ぅい、湿度の高い、王道忌み地ホラー。嫌な家に、嫌な家族が住んで、嫌なことが起きて、嫌な感じに死んで、死んだ後もみんなに嫌なことをしてる。結構楽しめた。ちょこっとびっくりしたけど、どんでん返し系ではない。

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2025年09月15日

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間取り図や風景を想像しながら読んでいると、
耳元であのセリフが聞こえてきそうな描写の数々

読んでいて気分が悪くなるような。
読者に影響を与える系のホラー小説で好き

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2025年09月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

北九州にある最凶心霊スポット「虎ロープの家」にまつわる話。
音声記録や手記で構成されてる話だけど、なんだろう、いろんな設定や捉え方ができてモヤモヤとしちゃうあたりが、モキュメンタリーホラーの醍醐味なのかな。

単純に考えたら「翔太=篤と姉の子」なのかなとも考えられるし。

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2025年08月07日

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序盤は正体不明で不気味な恐怖だったのが、段々と意味を持つことで別の恐怖に変わっていく作品でした。伏線ありのちょっとしたどんでん返しも素晴らしかったです

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2025年08月03日

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読みやすかった!
でもこれといって惹かれるところも特にない、無難なところにおさまっちゃたかなという感じ
インタビュアーのくだりが入り込みにくいのが残念
北九州の言葉は地元民が読んで、わームカつく〜wと思うくらいそのまんま(ほめてます)ჱ̒¯‎‪꒳¯)⟡

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2026年03月12日

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恐怖もストーリーの面白さも突き抜けはしなかったが、グロテスクで狂気的な文章はなかなか読み応えがあった。偏執的な人間の狂気は良く書けているのに、そこに怪異を絡めるのが上手じゃないのが残念だ。相乗効果が生まれていないし、著者自身があの怪異にあまり興味がないのではないかと訝しんでしまう。

悪くはないが、もう一押しほしいところだ。

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2026年03月09日

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文学フリマで購入した1冊で、「近畿地方のある場所について」に似たモキュメンタリー形式のホラー小説。インタビューを受ける鷹村翔太は幼い頃、北九州市に存在する廃墟に足を踏み入れ、ある不気味な「家族写真」を拾う。直後に背後から「完璧な家族になろう……」という不気味な囁きを聞く。インタビュアーはこの廃墟の謎を探る中で彼がその家に足を踏み入れた「目的」や「宿命」に迫っていく。
呪怨 (家に起因)+リング (伝播する呪い)+モニュメンタリーをがっちゃんこした感じ。怪異が直接的に危害を与えてくる感じではなく精神蝕む系で恐怖感よりは不快感を与えるような作品になっていた。
クライマックスにかけて明かされる謎が弱かったかもしれない(読む中で予想できる)。また急に明かされない謎が出てくるのは好みが分かれるところで読者の想像にお任せしますというやつなのかも。個人的にはもうちょっと伏線と明かされるカタルシスが欲しかったところ。

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

完璧な家族を求めた人々の話。
インタビューや記事や5ちゃんねるのスレッドで構成されていて、どの媒体もさらさら読めるところが良かった。

手記の内容が一番ゾッとしたかも。やや拙い文体の中にごく自然に差し込まれたある一文が…。

インタビュイーの青年のことは何となく察せたけど、インタビュアーの作家のことやラストは不明瞭なままで、そこが良い(リアルっぽい)んだろうと思いつつ、私はもっとハッキリ明らかにしてほしかった派。

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2026年03月02日

Posted by ブクログ

モキュメンタリーとしては、まぁまぁ面白いかと。某有名な掲示板等も活用していて、少し若めの層にウケる感じがしました。
めっちゃ怖いまでは無かったですが、気持ち悪さや間に痛々しいのもあるので、全体のバランスとしては良いと思います。

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2026年02月26日

Posted by ブクログ

心霊的な怖さもあり、ヒトコワでもあり両方楽しめる。
この作品もだけど、北九州を舞台にしたホラー作品が多い気がした。
面白かったけども若干物足りなさというか、つまらなさを感じたのでこの評価です。

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2026年02月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ストーリーの構成がインタビュー形式で斬新ではありましたが、インタビューの会話なのか、回想上の会話なのか混乱することもありました。
単なるホラーだけではなく、信仰的なものも入り組んでおもしろかったんですが、姉弟に急に子供ができたこと、母のヨガ入信とその後、父の仕事の状況など、省略されているのは良いのか悪いのか謎になりました。
題材はおもしろいので、『呪怨』レベルのJホラーにさせることができそうだと思います。

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この小説は、ホラー小説のネタを探す取材者が、九州にある一家惨殺事件の現場(廃墟)を訪れ、関係者である鷹村翔太にインタビューしながら進む。

物語はふつうの小説というより、音声の文字起こし、犯人の手記、取材メモなどの「資料」を読む形式で、モキュメンタリーっぽく作られている。

犯人は宍戸篤。最初は「こいつが全部悪い」と感じる。

でも読み進めると、篤がそうなるまでの家庭環境がひどく、同情できる部分もある。

父は会社社長だが借金を抱え、家族に暴力を振るう。

家は丁字路の突き当たりに建てられていて、風水的に良くない場所らしい。

さらに、呪いを鎮めるための石敢當を父が撤去してしまい、家に「黒い何か」が出入りするようになる。篤はそれが父の中に入るのを見た、と語っている。

家の中では、父の暴力で母は気絶するほど痛めつけられ、姉も篤も殴られる。

篤の手記を読むと、篤は満足な教育を受けていないのか、もともと知能が低いのか、判断力が弱く、状況を整理したり冷静に考えたりするのが苦手な人物に見える。

ある日、父は首吊り自殺する。

しかし宗教にハマっていた母は「父の魂をつなぎ止める」と言って、父の遺体を放置する。

遺体が腐って溶けるまで、そのまま家に置かれる。

篤は姉のことが大好きで、姉との間に子どもを作る。

これについて篤も姉も知識がなかったんだろうか……。

その子は母によって養子に出されてしまう。

篤が姉とヤッたことを母に隠していたせいで、母が「完璧な家族の上で必要がない」と判断したんだろうと思う。

姉はだんだん壊れていき、ついに母を惨殺して自殺する。

篤は帰宅して二人の遺体を見つけるが、母の考え方の影響もあって、魂が戻ると思い込み、遺体と一緒に1か月暮らす。

その後、逮捕されて入院する。

退院して家に戻ると、そこには別の家族が住んでいる。

でも篤にとっては「自分の家」なので、母と姉の死をなぞるように、その家族を惨殺し、遺体と2週間過ごす。

また逮捕・入院し、再び戻った篤は、最後はその家で自殺したようだ。

その遺体を発見したのが、冒頭でインタビューされていた当事者(=鷹村翔太)だった。

全体としてかなり残酷で、資料形式でリアルっぽく見せている。

ただ、私はリアルさが足りないと感じたし、終わり方もはっきりせずモヤモヤした。

母の宗教も意味不明で、篤や姉も判断が幼く、読んでいてイライラする場面が多い。

結局この物語は、誰も救われず、誰も幸せにならないまま終わる話だった。

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2026年01月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

サイコ+オカルトホラー。
最低な親のせいで歪んだ子供たちが始まりかなと思ったけど、結局なんだった?と思ってしまう終わり方。
「何か悪いもの」「建ててはいけない門」なのはわかったけど、それから???という気持ちになりました。
内容は嫌な気持ちになる系のホラー。

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2025年10月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初っ端からどろどろ嫌な感じの文体で、おどろおどろしい感じもじわじわ
ホラーとミステリーはとても近いジャンルなのかな、なんて

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2025年10月09日

Posted by ブクログ

静かな恐怖が心にガツンとくる。
血みどろのホラーじゃない。けど、「完璧な家族って何?」って疑問が、ページをバンバン捲らせた。
最初は洗脳の話かと思った。人の心を操る策略の小説かと。
だが、こいつはちゃんとしたホラーだった。モキュメンタリーの偽りのリアルが、まるで夜中に聞こえる誰かの足音みたい。
普段、モキュメンタリーは避ける俺だけど、この物語は読みやすく、するっと心に絡みついた。
ただ、独身男としては、この本読んで、結婚とか家族への憧れがますます遠ざかった気がする。
完璧な家族。その言葉、今の俺にとって、頭の中で色んな意味で不気味にざわつく。

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2025年09月27日

Posted by ブクログ

「向日葵の咲かない夏」のような気味の悪さを感じる作品。
最近流行っているモキュメンタリー形式のホラーの中ではかなり好みでした。

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2025年09月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

怖かった…けれど、
とにかく、今昔いつの世も結局悪いのは人間なのだ。

ひとりの狂人の手によって歪に成らざる得なかったある家族、外への救いが望めない状況の中、内へ内へと進む中で子供たちは閉じた円環を結び、
その輪こそが完璧な家族となる。
やがて全員が死に絶えてもその輪は残り、新たな家族をその内に次々と取り込んでゆく。

そして、
そこで起こったそれらの事件の語り部こそが、我知らず円環の中央に座する者だったとは!

怖さは勿論、それ以上に気分の悪い物語だった。
作者自身も恐らくはそれを意図してこの作品を紡がれたのだと思う。
それも一つの悪意なのだろう。

2025年現在そしてその界隈、世界ではあちこちで暴力とそれに伴う怨嗟が渦巻き、日々それらの情報は刷新されて地球上を席巻する。

我々にとってセンセーショナルだったニュースはやがて耳慣れたただの情報へと変わり、心は麻痺を起こす。
麻痺するという事は知らず知らずのうちにそれらを受け入れているに他ならない。
静かに悪意と暴力を咀嚼しているのだ。
かくして、新たな悪の胚芽が誕生する。

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2025年09月12日

Posted by ブクログ

ホラーとしてはそこまで怖くはなかったです
だけどずーっと不気味で気持ち悪い
関係者へのインタビューでストーリーが進み、後半になるにつれ繋がっていく点と点
その証言がまた不気味
ゾワゾワしました

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2025年09月08日

Posted by ブクログ

完璧な家族になれます。
じわじわ押し寄せる恐怖がありました。精神的に来るものもあります。完璧な家族になれます。

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2025年08月27日

Posted by ブクログ

もっきゅもきゅのモキュメンタリー。舞台があまりに地元すぎて「えらいファボが付いとーぞ」で笑ってしまった。しゃべり方に馴染みがありすぎる。話としては可もなく不可もなく。

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2025年08月25日

Posted by ブクログ

とにかく怖い描写がしっかり怖い。
中盤の家族の鬱展開はかなりキツく嫌な描写の連続でしたが、身内や家族という呪いをしっかり感じれてよかったです。
家が呪われてる、家族ホラーである、など同じホラーだと呪怨に近い感覚の作品かもしれません。
最近よく見るモキュメンタリー風の書き方がもう少ししっかりハマればより怖くなるなぁと思いました。

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2025年08月23日

Posted by ブクログ

北九州市にある虎ロープの家。

完璧な家族になろう…。
そんな声が、きっとこの本を読めば、あなたにも聞こえてくるはず。
完璧な家族、作れます。

鷹村翔太、宍戸篤、そして小説家である私(藍上央理さんのことだよね…?)は、この家から逃げられない運命にあった。

生かされた、選ばれた。
きっと、この家で完璧な家族を作るため。

ダイくんと呼ばれる誰かも、そう言えば途中でおかしな表記があったもんね…。
理想の家族に会いたい人が、この家に呼ばれる…。

先が気になりすぎて一気読みでした!
巻末に載ってる写真、怖い。

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2025年08月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2010年の時代設定で高校生が普通にiPhone持ってることになってるのに違和感を感じてしまってそこから世界観に入っていけなくなった
あと子供の時に大トラウマになったはずの一軒家になんだかんだ何度も再訪してて、主人公が抱える恐怖がそこまで伝わらなかった

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2025年08月05日

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