折口信夫のレビュー一覧

  • 死者の書・口ぶえ

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    民俗学者折口信夫による小説。表題の「死者の書」は一応完結した作品となっているが、他の収録作品は未完。民俗学者としての作者が捉える民族観・歴史観と、当然ながら作者自身の主観が色濃く漂う作品は、ストーリーの時系列が意図的に組み替えられていることと、単語の読みやかなづかいに慣れないせいかスラスラ読み進む訳では無いのだが、何だか不思議な浮遊感を伴う読書体験だった。

    どうしても作者の意図を読み込もうとして、小説としてそれほど楽しむことが出来なかったのが残念。「口ぶえ」が半自伝的小説だという解説でなるほどと納得したが、同性愛的主題は趣味ではないなあ。

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    2011年02月26日
  • 折口信夫文芸論集

    Posted by ブクログ

    正直一回読んだだけでは、理解をすることはできなかった。
    困ったことに、わからない言葉もたくさん。
    そして、同世代として関わった作家の数々、谷崎、堀
    日本文学と折口との接点が少しでも実感できるとおもしろい。
    民俗学以外の面を垣間見れたといったかんじでしょうか。

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    2011年01月30日
  • 死者の書・口ぶえ

    Posted by ブクログ

    自分になじみのある地名が出てくるので、昔話を聞いているような気分で読んだ。物語世界に知らず誘い込まれ、迷い込んでしまうような文章。郎女の見た、夢現の描写が時に恐ろしく、そして美しい。

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    2011年01月04日