蓮尾トウトのレビュー一覧
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ネタバレ日本棋院の棋士養成組織である院生はAからD、多いときはEクラスあたりまで分かれているが、甥っ子が進んだCクラスでも化物みたいに強いというのが、身内としての実感である。その上にBクラスとAクラスがあり、Aクラス上位ともなればほぼプロで、外来試験を突破した選手はまず院生Bクラスとのリーグ戦に入る。勝ち残ればAクラスへ進み、最後に成績上位の二人だけが冬季採用棋士になれる。狭き門を抜けても、さらに狭い門がある。『ヒカルの碁』では院生のヒカルが外来と対局しながらプロ試験へ挑んだが、『伍と碁』はもっと速い。外来予選から合同予選まで一気に走り、恒星はBクラス1位・早川雪丸の宇宙流と激突する。天原慶宗七冠との棋譜を提出した大上瑠夏、元院生Dクラスの白山小金など、外来組も個性が出てきた。中でも気になるのは池田勇一郎。外来を全勝し、Bクラス10位にも圧勝する銀行員で、今のところ、恒星たちより一段上にいる。妙に面倒見もよく、単なる序盤の壁では終わりそうにない人だ。なぜそれほど強いのに銀行員なのか。安定した仕事があるのに、なぜまだプロを目指すのか。恒星との直接対局を早く見たい。が、その前にAクラスの壁がある。
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ネタバレ妖刀定石は、確かに難しい。アマチュアには大変な大型定石だが、院生レベルなら、そこまで怖い定石でもない気がする。右下隅のかなりの部分が一連の手順で決まり、工夫の余地も少なくなる。それも、トッププロの間で以前ほど選ばれなくなった理由なのだと思う。
冬季棋士採用試験本戦の初戦、吉川和成が秋山恒星に妖刀定石を持ち出す。祖父が好きだった定石で、和成自身もずっと使ってきたという。
「自分が好きなやり方で勝つ。オレはそれが一番気持ちいい」。
和成らしい理由である。
妖刀の変化を知らない恒星は、研究量の差で劣勢になる。しかし無難な手は選ばず、逃げる白石を丸ごと狙う。和成も上辺の白につなげず、単独で生きる「面白い方」を選んだ。石の生き死にが、そのまま勝敗を決める。定石の説明だけで終わらず、その後の死活まで対局内容が深く描かれている。
途中で、恒星が桐生光士郎に勉強法を尋ねた場面を回想する。手筋と死活を頭にたたき込む。
やり方は単純だが、続けるのが大変だ。睡眠以外の娯楽を捨て、毎日大量の詰碁を解く。恒星はそれを一年間続けてきた。
その成果で白を仕留め、初戦を勝ち切る。一方、白山小金は二連敗。
本戦は始まったばかりである。 -
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めちゃくちゃ展開早くてびっくりした。次巻冒頭からもう本戦が始まるとは……。
誰が突破するのかもだけど、池田さんが何者なのか(院生の時どうだったのか、どんな曰くで院生を辞めたのか)とかこの巻では結果のみで対局風景のなかった天原七冠お墨付きの大上さんは本戦で何を見せてくれるのか……その辺りに対する読者の興味を培養するための本選に向けた助走の巻であるとも言える。
ところで御厨は雪丸になぜ声をかけたのか。雪丸はセンスはあると言いつつ、もっとセンスのある人間を知っていると言う。これは後に自分たちを追って再び現れると予測している秋山恒星を成長させるための適度な壁、はっきり言うとかませ犬として目をつけ育てたという見方もでき、それが正しいなら御厨一夜という人間はかなり歪んだ残酷な人物ということになるがどうなのか…… -
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碁の普及目的?
碁のルールはわからない。けどもなんかおもしろい。この作品をきっかけに碁に興味を持つ人が増えたら、と思って描いているんでしょうか。5人の天才のうちの1人、市原なんかはそういうキャラぽいし。
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日本トップクラスの
野球の才能を持つ少年が入った
近所の野球教室に
大谷翔平が5人いたら、
その少年は
自分に野球の才能がないって思うんじゃない?
そしてこの囲碁教室は
まさしくそんな場所だった。
『ダイヤモンドの功罪』の主人公のように、
何をやっても周囲を凌駕する秋山恒星。
だけど、たまたま興味を持って訪れた囲碁教室で、
5人の子どもに勝てなかった。
しかも5回ではなく、
3ヶ月間の間に1000回
初めての負け続ける体験、
努力が報われない体験をして以来、
あらゆることがうまくいかなくなる。
でも、ある日なり行きでやった囲碁で、
実は自分には力があったことに気づく。
そして…
そんな、非常に興味深い出だしの本巻。
かつて『ヒカルの碁』が
めちゃくちゃ面白かったのですが、
実際にやってみたら、
全くわからなかった囲碁のルール。
そんな私でも、なんか楽しめる囲碁マンガ。
他の方の感想を読むと、
2巻以降面白さが失速していくようだけど、
どうなのかな。
自分の目で判断していこう。
こりあえず、囲碁入門の本でも買ってみます。 -
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5人の大谷翔平
「もしプロ野球選手になれるレベルの才能があったとしても、自分のチームに5人大谷翔平がいたら、自分は野球が下手だと思い込んでしまうんじゃないか?」
発想力の勝利というか、とても面白い着眼点の囲碁漫画。『ヒカルの碁』という金字塔と見事に差別化ができていると思います。
ただこの試し読み増量版では1話の最後までさえも読めず、作者の意図した演出まで辿り着けておらず販促に繋がっていないので、星4にしました。(自分はわざわざヤンマガWebに続きを読みにいきました)
第1話さえ最後まで読めない状態では、続きである1巻を買って良いか否かの判断さえできません。
作者様の為にも、せめて第1話は最後まで載せてあげて欲しいです。