石田勝紀のレビュー一覧
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この本に、あなたの望む答えは載っていない。
「子供がちっとも勉強しない」
「いつもゲームばっかりしている」
こうした悩みにどうすれば良いか、その方法は書かれているものの、決してあなたが望んでいる解決の方向ではないからだ。
「5つの原則」は、おそらく大抵の子供に当てはまる真実だ。しかしその真相は「子供はしょせん他人、子供のことを親がどうこうすることはできない、子供が自分で決めていくしかない」というもの。
だから、勉強に一切興味の無い子であれば、この本のとおりに実践してしまえば、今後一切、勉強することは無いだろう。
果たして、世の親御さん、特にこういう本にすがろうとしている親に、この原則に従 -
Posted by ブクログ
ネタバレ心に残った箇所。
◆本質をとらえる頭の作り方。
①全体像をつかむ
国語が嫌いな子は文章を読むのが面倒なので、まずは一段落だけ見えるようにして、それ以外を隠す。数行なので読んでみようかなという気になる。そしてその後、「結局、この段落は何が言いたいの?一言で言うと?」と聞く。
②抽象(分かりにくい文章)と具体(分かりやすい文章)を区別する
国語の答えは抽象文が答えになる。
日常生活での訓練。
●具体的な話ばかりであれば、「結局どういうこと?」と聞く。すると抽象的な言葉でまとめるようになる
●分かりにくい話(抽象文)であれば、「それは例えばどういうこと?」と聞く。すると具体的な言葉や文が出てくる -
Posted by ブクログ
自分のためにも勉強になりました。
地頭を育てるための習慣が2つのベースの習慣、3つのプラスの習慣に分けて紹介されています。
1つ目は、前を見る習慣。プラスの言葉を使うこと、失敗や間違いを量産させ、プラスに転換させること、の2つの具体的な習慣で養います。
2つ目は、脳を動かす習慣。「要するに?」「例えば?」の2つのロジカルワード、「なぜあなたはそう思うの?」「どうやったらいいと思う?」の2つのクリエイティブワードを使って子どもの話を引き出すことで培います。
3つ目以降はプラスの習慣で、観る習慣、見抜く習慣、話す習慣。周りをよく観察、法則を見抜く練習をクイズ形式でしたり、ノートの取り方の工夫、話し -
Posted by ブクログ
ネタバレ妙にスラスラ読めてしまう本。
結局は、子供にとって良い環境を与えてあげるのが大切なんだと思う。その良い環境とは、子供が自ら進んで活動できる環境である。だから、「勉強しなさい!」のような声かけはNGなのであり、自然と学びたくなる環境が大事。その時に、こちらが色々としすぎるのも問題で、「親が何をすべきか」よりも、「親が何をすべきではないか」をしっかりと捉えていることが大切になる。
また、勉強を全くしないような子でも、その子が好きなことを突き詰めていける環境を作ってあげることで、おのずと勉強の必要性を感じてくるようになる。その状況にもっていけるかどうかが非常に重要なのだと思う。 -
Posted by ブクログ
自己管理能力を身につけるツールとしての手帳導入メソッド。
「子どもの自主性尊重」を大切にしてあり、親が管理しないことや、強制しないことなどを第一とされていました。また、楽しく取り組むための様々なアイデアがまとめられています。
スケジュール管理ではなく、あくまでも習慣化に特化した本。タスクを決め、タスクごとにポイントを設定し、1週間ごとに累算しながらゲーム的に取り組む。
我が家はすでに子どもたちは親の手を離れつつあるお年頃ですので、本書を生活や育児に生かす・・・とはできませんが、楽しく読ませていただきました。
私自身が、人から見たら独特な手帳ユーザーらしく、過去30年ほどで、いろんなやり方を吸収 -
Posted by ブクログ
ネタバレ書かれていることをざっくりまとめると、
タイトルにある、「同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?」に対しての回答として、勉強が出来る人はそれ以外の時間でも学んでいる
では、それ以外の時間で学ぶようになるためにはどうすればいいのか?というと物事に対して深く考えるようになれればよい。
じゃあ、どうすれば物後をに対して深く考えられるようになるかというと、そのためのマジックワードを10個よういしました。
という内容。
これ自体は賛成なのですが、考えられるかどうかについてを頭脳のOSと言い換えるのは、ITで糊口を凌いている身としてはなんか違うなぁという気がしたりします。「OSのスペックをあげる」と