猫石のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
好きな作品
チート能力のないパターン転生物。
主人公は地位はあれども名のみという微妙な立ち位置で、政略から嫁入りするところから話が始まる。
前世看護師とはいえ、器具も薬も何もないところから命の危機にある人々を救う為に、泥臭い位に地べたを這いずり回る主人公の姿。
それがシュールでリアルに描かれていて、それこそナイチンゲールもこんな感じで看護していたのでは、と感じる程。
介護や医療の現場では綺麗事では片付かない問題が山積みで、現在の医療制度も過去に現場の方々が必死で苦難に抗ってきたからこそ、改善され今に至るのだと、創成期ならではの苦悩も多く描かれている。
人間関係についても、簡単に和解とはならないところが尚更良い。物語なのだから和解も、と思われるかもしれないが、現実では一度乖離した価値観を擦り合わせ和解するのは非常に難しい。
物語だからと安易なルートを選ばさないところが、作者の作品に向ける真摯な姿にも思え、今後の展開に期待が高まる。
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無料版購入済み
さながら従軍看護師
惨劇...でしたね、間違いなく。
そして前世看護師のヒロインがベストを尽くす。手伝ってくれる侍女や騎士もいる。そして旦那様が...いかーん!!ネオンが心で叫びまくるのも仕方ないこと。
現実の医療従事者にも、ネオンにも、頭が下がります。 -
購入済み
いつも問題山積みです。
今回初っぱなから新キャラ、ベラ様が王都から来訪してヒロインに振られたてのおバカ旦那ラスボラをメンタルと物理両面からボコボコにしてスカッとして始まりました。
ヒロイン相変わらずやること満載で忙しい!そりゃ倒れるわ!
そんななか初恋の商隊剣士と再会しちゃいました。でも自分既婚者、言葉も交わせず視線すら交わせまん、切ない!
てんやわんやのなか味方は着実に増えていきます。が、魔物の襲来で医療院は地獄絵図!色々な問題点が噴出します。(災害医療のリアル)
それが一段落したと思ったら一番の問題点バカ旦那ラスボラが襲来!コイツ一ミリも進歩してません!
ヒロイン遂にバカ旦那に見切りをつけました、家門の長達を召集してバカ旦那の領主としての是非を問う査問会を開くところで次巻です。(バカ旦那最初と最後しか出番無い)
内容が濃くって読むの疲れるけど読んじゃうんですよ。
これがハーレクインだったら初恋の剣士がヒロイン拐って砂漠の向こうのオアシス都市に行ってFinなんですが(後のことなど知らんぷり)日本の調べ込んだ濃いラノベは違うんですわ!
さぁどんな風に話が転がって行くのかな?楽しみです。 -
ネタバレ 購入済み
風雲急を告げるとはこの事? ってか一難去ってまた一難…いや一難去らない内に二難も三難も襲来してるよね?!…な3巻…
異世界転生、前世看護師さんだった記憶を思い出してから(なんなら思い出す前からも)ずっとがんばってるネオンのあしたはどっちだ
そんなネオンの周りに心根の優しい、あるいはまっすぐな人々が集まってきてホッとしたのも束の間、
団長閣下が予想を超えるポンコツっぷりを露呈しています…
追記 新登場女性近衛騎士のベラ様が話が通じる優秀な方で心強い!
後半の、怪我人治療現場の野戦病院並みの混乱が臨場感いっぱいで胸が痛みました。
そしてネオン達の懸命の働き、それを助けようと手を貸してくれる人々の暖かい気持ちにマジ泣きしてました。 -
Posted by ブクログ
なぜラスボラが負傷兵に非情なのか、過去が明らかになりました。
明らかになりましたが、だからと言って彼らに行った行為と言動は許しがたいものですけどね。
医療行為中の声かけが大切だと前巻からありましたが実感しました。
何をされているのか、どうしたらいいのか、って患者の立場だとわからなくて身体が強ばってしまいますもんね。
ネオンの場合負傷兵たちへの尊厳を評したり、感謝が言葉と行為に表れていてとても好きです。
でも、肉体的な治療以外に精神的なケアを求められるのは本当に休む暇がありません。
戦場ではPTSDになる人もいますが、彼の場合はそれだけではありません。しかも、改善策も慰められることも難しいことでした。
どうやってメンタルケアをすればいいのか、どうしたら“完治”と言えるのか目に見えない治療の難しさが今度は立ち塞がります。 -
Posted by ブクログ
粗末な救護室に放置された負傷兵を目撃したショックで前世で看護師だったことを思い出した辺境伯夫人のネオン。
前世での知識をもとに負傷兵を治療していくが、とにかく医療レベルが違いすぎて物資や衛生面や知識全てにおいて問題が山積み!!
実際、もし現在でも災害級の負傷者が出た場合は同じような展開になるかもしれませんが、それでも一人一人の動きは違うだろうな。と思いながら、医療レベルの違いや、物資の有り無しで生死を分けてしまうことがあるんだと改めて実感しました。
ネオンは看護師だったから立ち直れましたが、これを普通の令嬢に惨状を見せてもどうにもならないだろう。と思いました。普通にトラウマレベルですし。
そんな中でも、手を貸してくれる人もいました。
やっぱり最後は人の力だな。とここは素直に感激しました。とくに侍女のアルジ。彼女の心意気と有能さに好感が持てます。
言える立場ではありませんが、命の重症度を計るトリアージ。医療ドラマで見たことがありラベルの色で緊急、重症をレベル分けしていく方法。
とても効率的ですが、とても非情です。
これが現場なんだ。と医療の世界はとても現実的でした。
負傷兵24人。
治療が最後になってしまう判定をした兵にネオンがかけた言葉に胸が締めつけられます。
どうしても順位を決めないといけませんし、なおかつ作業を行うのはネオン一人だけだから。
医療の知識が無い私が読んで理解できない言葉や行為はありますが、とてもわかりやすくネオンが表してくれるので、楽しく…ではないですがとてもためになります。
そして、この惨状の原因の一端なのがネオンの旦那様であるラスボラ。騎士団長でもあるラスボラは仕事が出来て家柄も顔もいいんですけど、とにかく負傷兵に関してゲスです。人として終わっています。
こうなった理由とかは多分事情があるんでしょうけど。
彼が放った言葉にネオンが怒りを表しますが、本当に非道でした。
ここまで真面目な感想を言いましたが、このキャラ達の名前。
熱帯魚かな?