安達瑶のレビュー一覧
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安達瑶の作品は初めて。本屋でタイトルを見て面白そうだったので購入。文庫本書き下ろし小説(2020年8月文庫本)。
胸がスカッとするようなリアルな警察官僚小説に近いストーリーかなと思っていたら全然違った。まあスカッとするにはする結末ではあったが、殺人事件の動機や犯人の設定がなんかリアル感がない感じで、黒幕の首相秘書官というのも頭脳明晰という感じではないし、考えていたのと違うなと思いながら読み進めていた。しかし漫画チックな犯人像と不必要な犯人とのアクションシーンを除けば痛快な展開で面白い。
内閣官房に秘密裏に組織された副長官室。政府与党の足を引っ張る不祥事や不正をもみ消し、場合によっては悪をも守る -
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安達瑶『紳士と淑女の出張食堂』実業之日本社文庫。
5話収録の連作グルメ・ミステリーという触れ込みなのだが、グルメもミステリーも得意のエロも中途半端。時節の話題を盛り込むのに精一杯でストーリーがお座なりという感じになっている。類似の作品に福澤徹三の『侠飯』があるが、こちらは創作料理にミステリーとスリル、しっかりしたストーリーがあり、圧倒的に面白い。
会社で大きなミスを犯し、解雇された挙げ句に彼氏にもフラれた居間野ヒロミはクリスマスの夜にゴミ屋敷と化した部屋の中から小銭をかき集め、高級ケータリング料理店に料理を注文する。配達に来たこうしろうに怠惰な生活を嗜められたヒロミは、その高級ケータリング -
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シリーズ第8弾。
東京から鳴海へやってきたヤクザの君塚剛(きみづか・つよし)が、ひき逃げされるという事件が起こります。捜査に当たった佐脇は君塚が運び込まれた国見病院を訪れ、そこで渚恵子(なぎさ・けいこ)と名乗る美貌のナースに出会います。佐脇はさっそく彼女をナンパし一夜を共にすることになります。
一方で佐脇は、彼のことを「師匠」と慕う美知佳から、夫のDVに悩むある女性の相談に乗ります。女性の名前は西山千春(にしやま・ちはる)と言い、夫の西山恒夫(にしやま・つねお)は、東京から国見病院へ移ってきた外科医師です。ここでも佐脇は、人妻の千春に手を出し、彼女をややサディスティックに責めて、女の悦びに