林直樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とてもわかりやすい。
パーソナリティ障害は、結構身近にある障害。
ただ、性格のせいと捉えることが多く、障害とは捉得ることは少ない。
何でもかんでも「障害」にするな!という声も多々あると思う。
ただ、それで苦しんでいる人がいるのであれば、気づいて、対応できたら、その人にとっても周りにとってもハッピーだと思うのだ。
プロローグ これ、もしかしてパーソナリティ障害かも⁉︎
(ここで、すごいわかりやすい漫画が掲載されている)
第1章 パーソナリティ障害の基礎知識 〜正しい知識を持って障害に取り組む
第2章 タイプ別に見るパーソナリティ障害 〜特徴、背景、対処について
第3章 パーソナリティ障害の治療法 〜本人の心構えと医療機関での治療
第4章 回復のために必要なこと 〜本人の努力や周囲の人の援助 -
Posted by ブクログ
序盤は辛口な批判が続いて読んでて不快でしたが、辛口なのは最初だけで、全体的には良書に感じました。
普通は成功事例とかを載せて、『ウチはこのやり方で成功しました!他の地域の皆さんも是非試してみて!』みたいな喧伝が一般的ですが、本書は逆のアプローチで、今までのまちづくりの失敗から今後にどう活かすべきかを提供してくれる面白い本です。
中山間地域の解散話はちょっと衝撃でした。村を存続できなくなったら、村民全員が村を出るという発想は昔からあったらしいのですが、いよいよ現実味を帯びてきたように思います。
余談ですが、現在放送しているアニメ『サクラクエスト』というのが地域活性化の話で、主人公は観光大使として町をもりあげようと奮闘するストーリーです。これがまた、だいたいにおいては現在の地域活性化の問題を端的に表現しているように思います。「観光」というアプローチから活性化することの難しさがうまく描かれていて、地域再生に興味がある人は一度観てみるとよ良いと思います。
僕の評価はA-にします。 -
Posted by ブクログ
【メモ】
▼第1章
・中核企業を支援したいなら、撤廃してほしい規制を聞いて、そこを緩和する。規制緩和や許認可の手続きサポートをして、お金は自分で工面させる
・成果を上げたら税金を軽減するほうが実際に成果を出すのでいい
・多様な人に寛容な地域は、理由はよくわからないけど発展する(都市社会学者リチャード・フロリダ)
・多様性こそ可能性を引き出す。数を確保することが大事
・行政は、最良のシナリオから最悪のシナリオまでの幅をつくって、最悪を避けるようにマネジメントしなければならない
▼第2章
・日本経済、地域経済を考えるにあたっては、過去からの遺産(または負債)をどう使うのか、どう変えるのかという観点でしか現実的な解決策を示すことはできない
・自分のお金で自分の責任で投資をすることが重要
・地方創生が何を目指すものなのか明確ではないというのが最大の原因。自治体の税収増なり、その地域の一人当たり所得の向上なり、明確に数値化できる目標を設定していく必要がある
▼第3章
・人は知と知の偶然の組み合わせ、すなわち知の集積した都市も求めている。その意味でも、これからは知の集積が進む大都市と、その周辺えぼんやりとデフォルト・モード・ネットワークの状態がつくれる地方部を行き来する人が増えるのではないか
・地方都市が人を惹きつけるためには、まずは住みやすさがもっとも重要
▼第5章
・行政でしかできないことはインフラ整備
・商業に関しては重複が大きい。商店街振興という事業はみんな持っている。政治的にも、商業は票になるのでみんな担当したがる
・「経済」と「地域活性化」を切り分ける必要がある
・商業の活性化というのは、税収を増やし、雇用を生み出すこと、お金が適正に動くようにすることが目的
・しかし、ほとんどの商店街の活性化は、「まちおこし」になってしまっていて、個々のお店の競争力向上や商店街全体の戦略をつくるといったものになっていない。
・商業施策か絆対策なのかは、目的も手段も違う
・古来発展してきた都市の多くは街道沿いで、各地の承認たちが行き交ってきた歴史がある。気づくことは内部の人には難しく、隠れたストーリーは外部の人だけでは永遠に分からない。これが地域にとって望ましいコラボレーション
・産業集積をつくり出そうという動きが出てくるのは、おそらく人口30万人が1つのボーダーラインになるのではないか。三大都市圏以外では人口30万人を超えると徐々に周囲から人口を吸い上げる力が強くなる
・行政の仕事は結果が出るまでの時間が民間企業よりもはるかにかかってしまう。そうである以上、民間企業よりも将来のことを予測できなければならない
・地域が元気であるための条件は、行きたくなる場所があること
<目次>
第1章 経営から見た「正しい地域再生」
第2章 官民連携の新しい戦略
第3章 フラット化しない地域経済
第4章 人口減少社会の先進地としての過疎地域
第5章 現場から考えるこれからの地域再生 -
Posted by ブクログ
地域再生にまつわる施策の歴史を検証すれば、失敗例が多々あったのではとの筆者の言葉。しかし今、その地域の再生の成否に、日本の未来がかかっていることには間違いない。
そこで、従来の発想ではない新たな視点で取り組んでいる方々の講義と、筆者の対談という構成の本である。
第1章 経営から見た「正しい地域再生」
木下 斉 エリア・イノベーション・アライアンス代表
第2章 官民連携の新しい戦略
川崎 一泰 東洋大学経済学部教授
第3章 フラット化しない地域経済
入山 章栄 早稲田大学ビジネススクルール准教授
第4章 人口減少社会の先進地としての過疎地域
林 直樹 東京大学大学院農学生命科学研究科・特任助教
第5章 現場から考えるこれからの地域再生
熊谷 俊人 千葉市長
登場する方々は、1969年〜1982年生まれである。
これからの日本を背負う若い方々の考え方に期待を寄せるものである。 -
Posted by ブクログ
木下斉氏、飯田泰之氏など”若手”に属する実務家、学者による現場から地域再生を考える話。経済面からか政治(厚生)からかどちらで評価するかそもそも考えましょう、というピンポイントな掴みにgoodだなと感じる。メモ。
(1)予算というお金を使うのだから、リターンもお金で示すべきなのにそうではない。市民が楽しかったと言えばいいイベントになる。
(2)サプライチェーンにはギュッと細くなるボトルネックが必ずあって、そこをにぎったひとが価格統制力を持つことが出来る。
(3)販売先から逆算して考え、独自の生産・加工を行うからこそ利幅も大きくなり、適切に人も雇える。
(4)戦略の基本は競争構造を理解したうえで戦ってはいけない人と戦わないこと
(5)本当の経営はやること自体の合理化をして予算制約を乗り越えたり、従来とは異なる収入モデルを作ってサービス維持のモデルを作り出すこと。
(6)大体人口20万人から30万人の規模で自治体のコストが、最も安く収まるという結果が出ています。
(7)ビジョンを示しコミュニケーションをとってしっかりと伝える事が経営者にとって最も重要な仕事。業績が良くても価値観に従わないマネージャーはクビ。
(8)都心に通勤しているサラリーマンの通勤時間は片道58分。毎日二時間以上も移動のためだけに費やしていたら、インフォーマルなコミュニケーションを行う時間も無くなってしまう。東京は人が多過ぎるがゆえに、人の集積によるメリットを生かす事が出来てないのではないか、と思う。
(9)グローバリゼーションとは国と国との関係ではなく特定の都市と都市の結びつきの強弱に収斂しつつある。
(10)商業対策なのか絆対策なのかは目的も手段も違う -
Posted by ブクログ
新書だが、悩んでいる渦中の人には決してたやすい記述や分量ではないかもしれない。問題に直面している人は,著者が冒頭に書いているように7~9章のみで十分に役立つ。
境界性パーソナリティ障害への対応と重なる部分が大きいのは、一つの現象を見る視点が違うからだろう。
・死の願望はかならずしみ危険なものと見る必要はない。その行為では自殺未遂の場合よりも自殺の意志が弱い。生きることを確認する試み、生きるための試みという意味が認められる。
・援助のスタンスは節度。
・援助者は「理想化」を意識すべき。
・弁証法的行動療法:患者は状況と戦うのではなく、受け入れる。その状況をもたらした硬直した思考や行動を放棄する。 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
近年、高い頻度で生じ、しかも不気味な増加傾向を見せる「自傷行為」。
リストカットをはじめとする自己切傷、過剰服薬といった多様なかたちで現れ、学校や地域社会、家族などで問題となっているこの病理は、なぜ起きるのか。
そして、それにどう対処すればいいのか。
本書は現場に立つ第一線の精神科医が豊富な症例をもとに、自傷行為への理解と対策を平易かつ具体的に解説する。
みずからの身体を意図的に傷つける苦しみに悩む人の回復への道がここに開かれる。
[ 目次 ]
第1章 自傷行為とはなにか?
第2章 ダイアナ妃の苦悩
第3章 さまざまな発生要因―社会文化的要因および生物学的要因
第4章 マリリン・モンローと南条あや―自殺未遂との関係
第5章 三つのモデル症例
第6章 精神疾患との関係
第7章 自傷行為への対応
第8章 自傷行為の治療
第9章 さまざまな対処法・治療法
エピローグ 「わたし」の回復
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]