あらすじ
自傷行為は、本人にとって声にならない叫びであり、背景には、自分を確かなものとして捉えられない不安、他人と適切な関係を築くことができない辛さなどが隠されている。リストカットだから死にはしないという思い込みは危険。周囲の反応がリストカットの回数を増やすこともある。周囲はどうすべきか、本人はどう向き合っていけばよいか。回復に向けてできることを自傷行為の背景など基本的な知識とともに紹介する※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
(blogからの転載のため文体が違います。注意)
このシリーズ(○○のことがよくわかる本)はけっこう色々な種類がでているんだが、
その中でもこの本は名著。
たしかにリストカットのイメージはよくないし、
誤解されやすい行為だものなー。
別に全ての人があてつけってわけではないものな。
私の場合は「自分は傷つけていいものだ」とおもっているからやるわけで。
だって、他人を傷つけたら罪になるでしょ?(犯罪として)
自分を傷つけても罪にはならないからなぁ・・・
まぁ、自分のことはともかく。
リストカットの治療法には
医師のカウンセリングが不可欠なのだが、
それよりも「自分の体を治療する」(具体的に言うと、傷口をしっかり消毒するということ)ことが
治療につながるのだそうだ。
たしかに・・・。
「自分の体などどうでもいい」と思っている人に対して
「あなたの体は大切にしないとだめだよ」ということを傷口を消毒することでわからせる。
これは重要であると私は思う。
周りの人は軽視しないでほしい。
で、心配なら「心配している」といえばいいとおもう。
一番なにがいやかというと
「無視される」ってことだからさ。
まー、刃物で消えない傷をつくるんだから、メッセージ性はつよい。
それを見逃したらいかんよね。
Posted by ブクログ
自傷行為にいたる心理状況がよく描かれている ナイーブな本人の自尊感情を傷つず高めるために周囲がどのように対応すべきかなど、実践的で役に立つ一冊 少しかもしれないが痛々しい気持ちに近づいたような気がした
Posted by ブクログ
自傷行為について、自傷行為をする人への接し方について、とてもわかりやすく書かれている。内容が具体的で、一日で読める量。この本で救われる人は多いんじゃないかと思う。
Posted by ブクログ
専門家向けというより、リストカットしている本人や周囲の家族や友人向けの内容だが、絵や図が豊富に使われていて、読みやすい。リストカットしたい気持ちや、それを周囲の人がどのように関わっていったら良いかがわかる。ただ、惜しむらくは、もう少し文章で絵や図の説明が欲しい。