西村亨のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
第39回太宰治賞受賞作。
「自分以外全員他人」というタイトル、良い。
太宰治賞は大好きな作家の今村夏子さんが過去に受賞されている賞なので毎年チェックしている。
「自分以外全員他人」の西村亨さんは太宰治賞の受賞のコメントで、昔から生きづらさを抱え、早く死にたかったと答えていたのが衝撃的だった。気になって西村亨さんの他のインタビューを読んでみたら、死ぬ練習をしていたとか、遺書を冷蔵庫に入れているとか…色々と驚きが多かった。
この本はタイトルにも惹かれたし装丁も素敵で、だいぶ前から手元にあった。買ってすぐに少し読んだ時、主人公の柳田譲が著者の西村亨さんそのものに思え、読みたいのに読んでいいのだ -
Posted by ブクログ
その通りじゃん!なタイトルに惹かれて読みました。
自分は柳田さんの言っていること、分かってしまう側の人間です、たぶん。「分かる」なんて簡単に言ってはいけないのだろうけど…。私小説なのか不明だが、世の中にこういう人がいる(いてくれる)と思うと、ちょっと救われる。こんな考え方も、生き方もある。私はそれを知るために、小説や映画に触れるのだと思う。
ただ、周囲への不満が抑えきれなくなる後半は、分かるけど今の自分には共感できない領域まで主人公が到達してしまい、読んでいて複雑な気持ちになった。
自分以外全員他人だと理解しているはずなのに、いちいち傷ついたり憎んだり期待したり。自分ばかり、何故、と思うか