クリストファー・チャブリスのレビュー一覧

  • 全員“カモ”―「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法

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    タイトルが秀逸
    誰でもだまされる、例外なく

    騙す手口を知っておくことで、騙されない
    その知識は、自分のために使う

    本質を問う
    これは本当だろうか
    どうして本当と言えるのか

    よく考えること
    あらゆるパターンを瞬時に思いつけること
    これが「知は力なり」ということなのではないか

    だまされる前提で人生を歩んでいくのも楽しいだろう

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    2025年01月29日
  • 全員“カモ”―「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法

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    超衝撃。まさか名著「ファスト&スロー」(プライミング効果)に騙されていたとは。
    テレビや新聞によって「これ以上国債発行したら借金が膨らんで日本は破綻する」という嘘を信じる日本人が量産されたのも、ちょうどそれがハビットでありかつフックになっていたと推察できるのかな。

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    2024年06月06日
  • 錯覚の科学

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    読みやすい本でした。いくつかのテレビ番組はこの本をもとにして作られたと思います。自信の強弱は、生まれつきのものだということが分かりました。後半は、グダグダです。

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    2017年10月04日
  • 錯覚の科学

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     文春のこのシリーズはいつも楽しみ。読みごたえがかなりあるのでうれしい。本書は6種の錯覚に関する科学調査のまとめを、日ごろ出くわす状況と絡めて説明する。相関関係は示せても因果関係を示すことにはならない、という記述にはっとする。しばしばやってしまっていた!さらに逆の状況(因果関係まで把握したのに、相関関係にすぎないと結論づけて、別の実験や設計に鞍替えしてしまったり・・・)も発生させている!気づきと修正したい点がたくさん思いつく本。
     と思っていることも「錯覚」か?という、典型的落ちで、しめたい。
    ※参考文献が70pもリストアップされているのもすごい。しかもちゃんと一言コメントがついている(ただの

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    2015年11月08日
  • 全員“カモ”―「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法

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    SNSやメールで毎日というほど詐欺と思われる内容が見受けられる。こんなのに騙される人はいるのだろうかとも思うが、中には騙される人もいるのだろう。自分が調べていて行き着いた先が詐欺だったり、信用できると思っている人の言葉が偽りだったりしたらそれは難しいのかもしれない。性善説を信じたいが、大谷も騙される昨今、この本の締めのように世の中を楽しみながらも、自問していくことは必要かもしれない。

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    2025年07月09日
  • 錯覚の科学

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    論文的な本。文字ぎっしりで長く読むのに時間がかかった。

    印象的な部分は、3つの錯覚
    ①注意力の錯覚(見えないゴリラの実験)
    ②自信の錯覚(能力ではなく自信でリーダーが決まる)
    ③原因の錯覚(前のことを後のことの原因と捉えやすい、殆どが単なる相関関係である)

    内容はユニークでイグノーベル的な面白さでした。
    時間がある時に読むのはいいね。

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    2025年06月12日
  • 全員“カモ”―「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法

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    【334冊目】特殊詐欺がこれだけ社会問題になる中で、どうして人はだまされるのか知りたくて読んだ本。洋書の翻訳なのに珍しくスイスイ読めた。

     だまされてしまうのは人には認知的なハビットがあるから。4つのハビットは以下のとおり。
    ①集中…相手は何を隠しているのか
    ②予測…「期待外れ」を喜べ
    ③思い込み…判断を後回しにする←要は賢いフリや分かったフリするなってことだと理解しました。
    ④効率…相手の痛いところを突く←決断のときにもう少し踏み込んで調べたり質問したりすべきってことかと。

     詐欺師や政治家やセールストークが利用する4つの認知的なフックがこちら。
    ①一貫性…この世界は不合理だ←一貫性があ

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    2024年06月15日
  • 錯覚の科学

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    人間には様々な錯覚があり、それを避けるのは難しいが、その錯覚があると知ることが第一歩になる
    特に自信の錯覚は職場でよく感じることがあったし、人を騙したりするのに役立つと思った

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    2021年04月18日
  • 錯覚の科学

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    ゴリラの実験は昔大学の授業で聞いた。懐かしい。認知心理学について分かりやすく書かれた質の高い科学読み物。

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    2020年08月26日
  • 錯覚の科学

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    クリストファー・チャブリス、ダニエル・シモンズ『錯覚の科学』文春文庫。

    2017年本屋大賞の発掘部門で『超発掘本!』に選ばれた、なかなか興味深い内容のノンフィクションだった。人間の視覚や知覚、記憶の限界と不確かさを様々な事例を使って解説している。事例の多くは錯覚による人間の過ちの怖さを伝えるもので、共感出来る内容だった。

    冒頭で紹介されていたバスケットボールの実験のビデオをYouTubeで観たが、ゴリラは簡単に判別出来た。しかし、予めゴリラの登場を知っていたから判別出来ただけなのかも知れない。

    人間の脳は保有する能力の僅かしか使われていないという。世の中に溢れ続ける膨大な情報の洪水が人間

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    2017年05月05日
  • 錯覚の科学

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    実際に人間が「見た」事象と、脳が「見たと思った」像にはずれがある(視覚の錯覚)、事実と人間が記憶している内容との間にはずれがある(記憶の錯覚)、自分が実際に理解できている内容と「自分で理解できていると思っている」内容との間にはずれがある(記憶の錯覚)、人間は物事に因果関係を見つけたがる傾向がある(原因の錯覚)など、脳が周囲の状況をいかに認知するのかというプロセスにどのような「ずれ」があるのかということを主に6つの「錯覚」に分類して解説します。昨今の「脳トレ」ブームや、モーツァルトを妊婦が聴いたら子供の知能が高まるなどの通説が実は脳機能の発達にほとんど寄与していないなど、心理学や脳科学分野を扱っ

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    2014年11月03日
  • 錯覚の科学

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    読み終わった後、今まで見えていた世界が違って見える。
    記憶が思うほどあてにならない、ということに不安を感じた。錯覚を意識して生きていこう。

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    2014年09月30日
  • 錯覚の科学

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    人間は錯覚するものであることがよくわかる。
    注意の錯覚、記憶の錯覚、自信の錯覚
    知識の錯覚、原因の錯覚、可能性の錯覚
    今まで何となく思っていたことが実は錯覚だった
    ことが大いにありうることに気付かされる本。

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    2014年09月25日
  • 錯覚の科学

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    私たちが見たり聞いたりして信じていたことが、実は思い込みで「錯覚」している可能性があると言うことを様々な角度から、心理学的実験結果を列挙して説明している。
    モーツァルト効果も、脳トレも、効果を錯覚しているだけだったなんて衝撃でした。

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    2014年09月16日
  • 錯覚の科学

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    錯覚という現象に焦点をあてた一冊。

    目の錯覚という馴染み深いものから、記憶の錯覚、認識の錯覚というあまり馴染みのないものも紹介されている。

    錯覚とは、注意深く物語を認識していれば防ぐことができると考えているのならば、一読の価値がある。
    過去に行われた実験から、人間の記憶、認識はかなり曖昧であるということがわかる。

    一方でこのような科学的事実、つまりいくら注意を向けても錯覚という現象は不可避であるという事を知った場合に我々にできることは何か?
    それは、いついかなる時でも人は錯覚に陥るということを理解し、知っておくことが重要なのであろと思う。
    意思決定が必要な場合、すぐに過去の事実から決める

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    2014年09月07日
  • 全員“カモ”―「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法

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    キャッチーな邦題だが、中身は比較的堅実。原題は”Nobody’s Fool: Why We Get Taken In and What We Can Do about It(誰にも騙されない(抜け目のない)人:なぜ我々はだまされるのか、どうすれば防げるのか)”。
    著者のダニエル・シモンズは心理学者。クリストファー・チャブリスは認知科学者。
    2人は2004年、「見えないゴリラ実験」でイグノーベル賞を受賞している(イグノーベル賞2004年受賞者(英語))。「白と黒の2チームがあります。白いTシャツを着ている人たちがボールをパスをする回数を数えてください」と被験者に求めると、彼らは課題に集中するあま

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    2025年03月24日
  • 全員“カモ”―「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法

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    騙す手口、騙されるときに陥りがちなポイントを軸に様々なバイアスについての解説がされていたが、訳書なので要旨や対策がわかりにくかった。




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    2025年02月15日
  • 全員“カモ”―「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法

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    内容は悪くないと思う。ただ翻訳のせいか文章が読みにくい。例に出される詐欺などもアメリカでのことなので分かりにくいところもある(他の翻訳本ではそんなに気にならないので注釈の問題なのか?この本には注釈がないのだが)
    参考文献はサイトからダウンロードしないと見られないのもちょっと不便。そのわりにページ数が多い。もう少し簡潔にまとめ、言い回しも簡単なものにしてあるとよかった。

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    2025年01月24日
  • 全員“カモ”―「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法

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    多種多様な事例を論拠に「騙されるのはこういう人間の性質や考え方があるから」「騙されないためにはこうすればよい」が解説されている。なるほど、と思う部分もあったが、ほとんどが「そりゃそうだよね」という内容が多かった。

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    2025年01月09日
  • 全員“カモ”―「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法

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    まず疑って視る
    世の中はデタラメで装った情報が氾濫し詐欺に発展している、それが真実だと評価することが難しいからでもある、と言う。「専門家によると」「研究機関によると」など詐欺師は「あらゆる情報を握っている」として最初から疑問を持って自分自身に問うことだ。「なぜ私なのか」「情報は正確なのか」など詐欺師の金を引き出す手口を疑って視ることだ、と言う。中々わかっているがいざとなるといつの間にか騙されている、という現実がある。騙されない為にはまず周りに相談してみる事、ネットで検索、正確さを確認する事などだろうか。

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    2024年10月06日