犬怪寅日子のレビュー一覧

  • ガールズ・アット・ジ・エッジ

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    怒りだ。強い怒り。生きていると多くの人が支配される感情だ。彼女達はそれを殺人というかたちで発露させた。
    残念ながら救世主は来なかったが、そもそも彼女達には最初からヒーローなんて要らなかったのだろう。殺された男、塩原もまたヴィランというにはあまりにも小物のただの屑だ。似たような屑は世の中にまだまだ溢れている。だけど、少なくとも一人は消えた。
    「よかった。一人だけでも殺せて」

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    2026年03月30日
  • ガールズ・アット・ジ・エッジ

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    登場人物それぞれの視点で語られる話の構成が好きで、流れは同じでも想いとか違うし真相がじょじょに見えてくるのがおもしろい。

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    2026年03月21日
  • 羊式型人間模擬機

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    男性が死に至る時に羊になってしまう、そしてその羊を家族で食す…という儀式を脈々と行う一族の人物史を、家に仕えるアンドロイドの目線で描いた小説。

    アンドロイド視点の語り口調だからか、地の文も不思議で不安定な文体で、幻想文学が好きな人は好きなんじゃないかなと思った。私は好きです。
    どこまでが回想でどこまでが今のことなのか混同するような書かれ方を度々するけれど、彼女の視点で、思考で出力されたものをそのまま見せてもらっているような体験で面白かった。

    とはいえ全部を理解できたとは思えないし、家系図を何回見に行ったかも分からない。
    男性だけが羊になること、は一体どういうことを伝えたくてできた世界設定な

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    2026年02月08日
  • ガールズ・アット・ジ・エッジ

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    個人的にはスカッとしたくて読んでみたのだけど、悲しくなってしまった。彼女たちがうまく逃げられたら良かったのに。登場人物が、このクソみたいな辛い毎日は誰もがそうだと思ってないとやっていけない、というようなことを言っていて、苦しくなった。救いが、ない。

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    2025年12月02日
  • 羊式型人間模擬機

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    死ぬ間際の男性が御羊になる一族。残された家族たちはその肉を食べる
    意味が分からないけど分からないなりに読む
    何代にもわたり一族を助け見守るアンドロイドの目から語られる家族は、飄々としているようで生きることの悲しさを内包しているようにも見える
    嫁姑関係で生を輝かせる女性たちが良かった

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    2025年09月07日
  • 羊式型人間模擬機

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    表紙に惹かれて、以前から気になっていた本でした。
    この物語は、ある一族に仕えるアンドロイドの視点で語られていきます。直系の男性は死ぬと御羊になる一族。そして、その肉を食べるそう。更に、登場する一族は皆、かなり特徴的。謎な部分が多々あるものの、それらの謎はほとんど置いてけぼりです。でも、アンドロイド視点だし仕方ないかな、と思えました。

    かなり不思議な作品です。もう少し、この一族の謎について教えてもらえたらな、と思わなくもないですが、終始徹底した曖昧な世界観に好感を持ちました。好みは分かれそうです。

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    2025年08月12日
  • 羊式型人間模擬機

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    ジャケ買い。
    ジャケットとタイトルの時点でわけわかんなそうだなと予感。
    で、最初の数頁で「あ、読むの大変なやつだ」と確信。

    けど、とっつきづらいのは間違いなかったが、意外と最後まで引っかかることなく読み切れたことに驚いた。
    何よりこのような独特な世界観で文学的表現が散りばめられた中で、ラストは「ああ!」と感嘆と感動があるほどだった。

    次作者買いをするかはわからないけど、こういう出会いがあるから本屋は面白い。

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    2025年06月15日
  • 羊式型人間模擬機

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    ネタバレ

    一度挫折して、もう一度読み直したら、意外とするするいけました。
    幻想小説だということを念頭にして、ひとつひとつの事象を自分なりに解釈して受け入れることが必要ですね…
    (霧に存在が溶け出して、また自然に戻ってくるとかごく普通な様にやり出すし)
    やや不安定なアンドロイド視点で、過去にいきなり飛んだりするのも、難読原因かも。

    だけど、登場人物たちの心情や、キャラクター性、その奥行きに想いを馳せることができれば、なかなかない小説体験ができます。
    なんの話?とかどういうメタファー?とかは、何度も読み直して自分なりの解釈をするしかないと思いますが…

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    2025年05月28日
  • 羊式型人間模擬機

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    ハヤカワSF大賞受賞作ということで気になって読むことに。閉塞感のある一族。外へ逃げることが幸福と言い切れるのかはわからないけどそれでも救われて欲しいと願う気持ちはわからないでもない。
    正直、読みにくいというかなぜか眠くなるので読み終えるのに時間がかかってしまいました。幻想小説?という感じで設定はもちろん作り込まれてるしアンドロイドと閉塞感とジェンダー感と羊と、好きな要素ばかりなのに。雰囲気が好きなのでこの方の他の作品も読んでみたいと思いますね。

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    2025年05月18日
  • 羊式型人間模擬機

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    ぶっ飛んだ設定と独特すぎる文体の第12回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作。
    ボリュームの割に読むのに時間がかかったのは、この文体のせいである。
    好みがはっきりと分かれる作品ではあるけど、私は比較的好きだった。
    ラストはなんだか切ない気持ちになった。

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    2025年04月02日
  • 羊式型人間模擬機

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    ストーリーは同じテンションでずっと続いていくので夜読むとよく眠れると思います。
    文章は可愛くて好きでした。
    葉子どもとか、桃子様の仕草とか。
    特に「桃子様はくたびれた白色のうさぎの両の耳を握りこんで、振り回し、皆さまとのお茶会へのよろこびを表現している」とか可愛すぎました!
    一度読んで、ん??てなって何回か同じところを読んでこれは一体何だ…???となぞなぞのような文章を解読するのもちょっと楽しかったです。

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    2025年03月24日
  • 羊式型人間模擬機

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    ネタバレ

    美しい世界観なのかアンドロイドを語り部とした独特な文体。
    不思議な小説

    巻末の選評にある通り、好みがはっきりしそう。

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    2025年02月17日
  • 羊式型人間模擬機

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    一穂ミチさんが帯文で絶賛しており、手に取りました。
    この一族の男性は死ぬ間際に『御羊』に変身し、その肉を血族者が食べるというお話しですが、なぜ食べるのか?血族を深めるためなのか?に関しては内容が薄めに感じました。
    この一族に仕えているアンドロイド視点で描かれているため、文体が独特でやや読みにくさを感じることも。
    ですが、ラストのアンドロイドの『式』にはまらず、人の感情が溢れた瞬間は感動的でした。

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    2025年02月09日
  • ガールズ・アット・ジ・エッジ 1【電子版限定特典付き】

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    不思議な漫画です。
    風俗店で起きた殺人事件を中心に、そこで働く女性たちのヒューマンドラマ。
    独特の絵柄と作風、時間軸が行ったり来たりするので少し混乱する。
    演出として混乱させられているのかもしれない。

    #ダーク #ドロドロ

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    2025年02月05日
  • ガールズ・アット・ジ・エッジ 1【電子版限定特典付き】

    購入済み

    きょとんとしたような絵柄

    きょとんとしたような絵柄が、なんとも特徴の作品である。風俗業界の内幕ものであるが、そういえば普通の会社モノ 職場モノと、極端に大きな違いはない。なのに バラバラ殺人 とは?ストーリーの展開がわからなくなる。

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    2025年09月01日