犬怪寅日子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一族の男はある時羊へと姿を変え、残された一族の人間はその羊を食べる。主人公はその羊を捌き料理するアンドロイド。
と、なんだかさっぱりわからないことを読みながら理解、儀式的な羊の解体シーンへと繋がる。
アンドロイドを通して見る世界を見ているので、表現が回りくどかったり意味がわからなかったりするけれど、世界をこのように見ている人がいるのかと離れて見ると、一族が関わるものは美しく、関わらないものには興味がないのだとわかる。
一族に継承、アンドロイドに生まれ変わりの役割をそれぞれ交換して何かを生み出そうとしているのか?と考えたけれど、一族を一つの家族として存続させるための役割として羊とアンドロイドがあ -
Posted by ブクログ
ハヤカワSF公式Xの新刊情報で認知。「タイトル良し、カバーイラスト良し、あらすじ良し」と、三拍子が揃っていたので、予約して購入。(結局、読み始めたのは購入から1年以上経ってから。積読族あるある。)
男性が死の間際に「御羊」に変身する一族に仕える「わたくし」は、その肉を捌き血族に食べさせることを生業としている。ついに当代の大旦那様が御羊になった日、「わたくし」は儀式の準備を進めるが、一族の者たちは「御羊」に対して複雑な思いを抱いていた。かれらはなぜ、何代にもわたり血族の肉を食みつづけるのか。人間は/機械は、何のために存在するのか―――(カバーそであらすじまま)
「男性が死の間際に" -
Posted by ブクログ
男性が死に至る時に羊になってしまう、そしてその羊を家族で食す…という儀式を脈々と行う一族の人物史を、家に仕えるアンドロイドの目線で描いた小説。
アンドロイド視点の語り口調だからか、地の文も不思議で不安定な文体で、幻想文学が好きな人は好きなんじゃないかなと思った。私は好きです。
どこまでが回想でどこまでが今のことなのか混同するような書かれ方を度々するけれど、彼女の視点で、思考で出力されたものをそのまま見せてもらっているような体験で面白かった。
とはいえ全部を理解できたとは思えないし、家系図を何回見に行ったかも分からない。
男性だけが羊になること、は一体どういうことを伝えたくてできた世界設定な -
Posted by ブクログ
ネタバレ一度挫折して、もう一度読み直したら、意外とするするいけました。
幻想小説だということを念頭にして、ひとつひとつの事象を自分なりに解釈して受け入れることが必要ですね…
(霧に存在が溶け出して、また自然に戻ってくるとかごく普通な様にやり出すし)
やや不安定なアンドロイド視点で、過去にいきなり飛んだりするのも、難読原因かも。
だけど、登場人物たちの心情や、キャラクター性、その奥行きに想いを馳せることができれば、なかなかない小説体験ができます。
なんの話?とかどういうメタファー?とかは、何度も読み直して自分なりの解釈をするしかないと思いますが… -
購入済み
きょとんとしたような絵柄
きょとんとしたような絵柄が、なんとも特徴の作品である。風俗業界の内幕ものであるが、そういえば普通の会社モノ 職場モノと、極端に大きな違いはない。なのに バラバラ殺人 とは?ストーリーの展開がわからなくなる。