あらすじ
風俗嬢がボーイを殺して廃校でひと夏を過ごす話
夏のある日、ピンサロで働くボーイ塩原が殺された。死体とともに消えたのは、その店で働く嬢が4人とボーイが1人。誰が彼を殺したのか!? 殺した理由とは!? 社会の片隅で生きる。境界を越える。怒れる女たちの物語ーー。
映画監督・西川美和氏大絶賛!!
「春をひさぐ女たちのことは理解できない、と思っている女は多いが、この作品の女たちの心の言葉は、どんな女にでも身に覚えがあるだろう。私もここにいれば、きっと、塩原をやっている。」
電子版限定特典として描き下ろしイラスト付き!
感情タグBEST3
匿名
とあるピンサロが舞台。この店で働いていたボーイを殺してしまった5人の女の物語を、それぞれの視点で章立てて進めていく群像劇。
原作が小説なので、登場人物の繊細な心理描写が読みどころ。
また、舞台となるピンサロに漂う空気が常に重苦しいことにも目がいく。男と女がうっすらと互いを憎み合ったまま何とか均衡が保たれていたのが、ある日の事件をきっかけに完全に瓦解し取り返しがつかなくなってしまう、その布石のような雰囲気を感じた。
不思議な漫画です。
風俗店で起きた殺人事件を中心に、そこで働く女性たちのヒューマンドラマ。
独特の絵柄と作風、時間軸が行ったり来たりするので少し混乱する。
演出として混乱させられているのかもしれない。
きょとんとしたような絵柄
きょとんとしたような絵柄が、なんとも特徴の作品である。風俗業界の内幕ものであるが、そういえば普通の会社モノ 職場モノと、極端に大きな違いはない。なのに バラバラ殺人 とは?ストーリーの展開がわからなくなる。