鮎川はぎののレビュー一覧
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ネタバレ鮎川はぎのさんの作品で、「横柄巫女」の世界が絡まないのは初めてでしょうか。タイトルの意味は?でしたけど、検索してみたら納得。ああ、そういう意味でしたか。
ゲームの道を極める遙の元に無人島への招待状が来て、そこに集まったメンバーで謎解き。死人も出るし、なんか引き込まれて一気に読んでしまいました。
遙の性格とか衣装はイマイチでしたけど、誰が黒幕かって想像しながら読むのは楽しかったです。千早が怪しい感じはしましたけど、最後の黒幕は彼(彼女)ってのは、全く予想外でした。
イラストがもっと好みの人だったらよかったかなぁ。
途中の挿絵の遙の髪型は、ほんとカツラかと思うくらいでした。。。 -
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ネタバレ2巻目。
この間学院が始まったと思ったら、はや冬休み。
外国のように9月が入学式だったっけ?と思いながら、いつのもメンバーでネージュの別荘へ向かいます。
先に断っときながら、ティエサが行くと分かったら、手のひら返したように行くことにしたキアス君がかわいいです。
別荘地では、神キャラの「戦屋」タラティラ家の双子の姉弟が出て来て、姉のトトはキアスにべったり。弟のノンノはティエサにべったりで、ちょっとだけキアスとティエサの気持ちにも変化が出て来たみたいです。まだまだラブ度は超低めですけど、にんまりしてしまいます。いいですね、青春って・・・。
意図せず陰謀に巻き込まれてしまいますけど、ここは裏方家 -
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ネタバレ鮎川はぎのさんの新シリーズ。
世界観は前作の「横柄巫女と宰相陛下」と同じで、「横柄巫女と宰相陛下 王宮は秘密だらけ! 」に出てきていたアロルト王子の母国、サディル王国ですが、時代はかなり後のようです。
「聖剣の巫女」とかサディル王国の星獣「優美なる白鳥」も出てきてて、星獣が巫女にけちょんけちょんに言われてるのが、面白いです。
主人公ティエサもかわいいし、相手となるキアスもツンデレぶりも一見非の打ち所がない感じのネージュの変人さも、なかなかツボです。
暗殺未遂事件は解決しましたが、ティエサがキアスへの気持ちには気付かないまま終わってしまいましたので、次巻に期待です。 -
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ネタバレシリーズ10巻目です。
とうとう、カノンとノーラの結婚式が行われることに。
愛し合っているのに結ばれることがないと、お互いに納得しているとはいえ、こんな展開あり?って思っていたら、以前出てきていたアリシアが出てきて、結婚式の最中にアリシアが、シュトルーフェの宰相オルキスを刺すという事件が発生し、結婚式は中止になっちゃいました。
アリシアには気の毒だけど、ちょっとホッとしたりして。
でも、そのせいでシュトルーフェと戦が始まってしまい、主要な砦が続々と落とされてしまい、カノンはそちらにかかりきりに。ノトは、戦況祈願のために、ウスラに行くことになってしまい、ノトとカノンは離ればなれです。リリィ様は -
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ネタバレシリーズ9巻目は、バーチェブルーク家キルテのお膝元であるエピュテラでのお話。
例のごとく、リリィ様は前回ですが、今回すっかり忘れてた王弟エリオが復活です。
さすが、1巻でリリィ様とコンビを組んでたエリオ様。
幽閉されていたところから、本に書かれていたことを実践して、せっせと穴を掘ってたようです(^^ゞ
しかも、脱出した先では、ノーラの姉フローリカに捕まって、下僕扱い。最初は反発してますが、Mっ気があったのか、「このままでは骨の髄まで下僕になってしまう」とか言いながら、だんだん、フローリカの下僕でいることに納得してたりして、リリィ様が珍しくかすんでます。。。
宝石市では、国家が絡む陰謀が巡 -
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ネタバレシリーズ7巻目は、カノンのお妃選びです。
ノトを愛するのを諦めるんをやめたカノン、でも王として妃は選ばないといけない・・・。
うーん、もやもやします。
カノンの妃選びの話が、いつのまにやら、隣国アイオト王国の王女暗殺というきなくさい話がからんで来たところで、新たな登場人物3人登場。カノンの妹マリィとその友人ノーラ、あと、4巻で出てきてた、リリィ曰くのぽっちゃりさん、ミルンです。
特にミルン。痩せたらかっこよくなったってたまにありますが、これほどとは・・・変わりすぎでは?あんまり変わりすぎて、リリィ様に、ぽっちゃりさん=目の前のミルンとは認識されず、ちょっとかわいそうですが、ミルンも美青年に -
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ネタバレ前回はリリィ様ご一族でしたが、シリーズ5巻目は、キルテです。
男装の麗人キルテですが、男性社会の宮廷の中で、女性が男装してるのは何でだろうと思ってましたけど、バーチェブルークの当主として、諦めなければいけないものもたくさんあったみたいで、結構大変だったようです。
いつも何でもないような描写が伏線になっていて、別に発生する事件といつの間にかつながってるってことが多いですが、今回もキルテの恋と世の中を騒がす首裂きの通り魔の話がいつの間にやらつながっていきます。
キルテは、幼なじみのミドグラント家の次男レノウと結婚の約束をしていたのに、ミドグラント家を継ぐはずの長男ヒロクが首裂きの通り魔によって -
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ネタバレ2巻目です。
場所をシリウス王国の王宮に移し、スライやキルテや新悪役(分かりやすい)ミガロなど、新たなキャラもたくさん出てきましたが、みな特徴があるので、分かりやすいです。
「聖剣の巫女」として王巫女となったノトは、慣れない王宮と、見習い巫女だったため、祭祀の仕方も知らないことだらけで、いっぱいいっぱい。それでも、一生懸命になんとかしようと努力しますが、横柄な口調で誤解され、いじめられてしまいます。
そんな中、1巻で悪役だったリリィが副巫女として戻ってきますが、なんなんでしょうか、リリィ様。
なんだか、いい味出してます。
1巻で食べられるはずだった牛に聖リリィ号なんて名前を付けてて、その世 -
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ネタバレ千一星教団の聖地で暮らす、見習い巫女のノトは、不器用で、思ったことをなかなか言葉で伝えられなくて、「横柄」とみなに嫌われている少女。戴冠の儀式のために訪れた王家ご一行様の陰謀に巻き込まれて、宰相カノンと意図せず地下に。地下から脱出を試みることが、実は戴冠の儀式だったということで、最後は、なんと、王と聖剣の巫女になっちゃいました。
しかも、いつもノトをかばってくれてた親友サナも、こちらも知らないうちに神剣の巫女になってるって、どんでん返し、なかなか面白かったです。
宰相の弟エリオたちの陰謀内容は、小学生?って内容でしたけど、キャラ的にも3人、自分に酔ってるお馬鹿で憎めない人たちで、ドロドロし -
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せ、切ない……!!
巫女であり、国王であるがゆえに、二人の恋は許されない。想いが通じ合っても、人から祝福されることはない。
それだけに、ラストの二人のやり取りが切なかったです。
今回はリリィの出番が少なくてよかった。
私はリリィがウザくて仕方がないのだが、作者は気に入っているのだろうか。そして、それほど出しても問題ないほど他の読者はこのキャラを気に入っているのだろうか?
軽いノリの時であればいいが、現状のようにシリアス展開になってくると、こういうキャラの存在は果てしなくウザイ。清涼剤としてのギャグ要員になるにはアクが強すぎ、物語を楽しむためには邪魔なものでしかない。シリアスな中での和ませるた -
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刊行ペースが速いので、もう5冊目。
前巻でカノンが言った「どんな形でも君がそばにいればいい」が、ボディーブローのように効いてきて、刊の途中まではとても切なかった。読むのをやめようかと思うくらい。
カノンは、恋心も自覚しているし、そのうえで、王と巫女がけして結ばれないことも、わかっている。王としての責任感もプライドもあるので、お互いの立場を捨てるようなことはできない、ということまで考えてしまって、恋を親愛の情に変えていこうとしている。一方ノトは、恋だとも気づいていない。好きの種類を考えたことがないから、禁忌にも気付かない。思い合っているのに近づけない二人が、切ないです。
それに加えて、男装の麗人 -
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相変わらず、普通に面白い。キルテの事情も、ある意味予想通り。と言うか、こういう王道の安心感というものが結構大切で、やっぱりなーと思いながらも読んでしまうのが強みなのだと思う。同時期のデビューの中で一番。
ただ、イラストが私の好みではないので、それだけは……残念。こればかりは人それぞれの好みがあるから、このイラストが素晴らしく合っていると思っている方もいらっしゃるのだろうけど。私的には、何度見ても王様は美形に見えないし、リリィが美女に見えない。表紙のカラー絵はいいのに、モノクロが……どうにも……。いっそ、中の挿絵がない方が私はいいかな。
星全部つけたいけど、ひとつ少ないのはイラスト分。(あくまで -