あらすじ
キルテ復活! エリオ脱走!?
不穏な国際情勢のなか、幽閉中の王弟エリオが脱走!? ある事態を危惧してカノンはエリオの行方を国王自ら追うが……。一方、謹慎中のキルテは宮廷復帰をかけて、自領での華やかな宝石市を成功させようとしていた。リリィに連れられて宝石市に出かけたノトを、待ち受ける難問とは……!? 恋を封印しながらも、微妙な想いが心に残るノトとカノン。聖剣の巫女と国王の許されない恋心が揺れる、王宮ロマンミステリー!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
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Posted by ブクログ
ノト宝石市に行く&エリオ復活の巻でした。
ノトよりもエリオが目立っていたような気がします(あくまで私はですが・・・)
そして、カノンのノト心配性が悪化したような・・・でもそこにキュンキュンしました。しかし、ノーラが男性恐怖症(仮称)を克服したのでカノンに今までは興味がなくてもこれからアタックをするんじゃないかとハラハラしています。
Posted by ブクログ
シリーズ9巻目は、バーチェブルーク家キルテのお膝元であるエピュテラでのお話。
例のごとく、リリィ様は前回ですが、今回すっかり忘れてた王弟エリオが復活です。
さすが、1巻でリリィ様とコンビを組んでたエリオ様。
幽閉されていたところから、本に書かれていたことを実践して、せっせと穴を掘ってたようです(^^ゞ
しかも、脱出した先では、ノーラの姉フローリカに捕まって、下僕扱い。最初は反発してますが、Mっ気があったのか、「このままでは骨の髄まで下僕になってしまう」とか言いながら、だんだん、フローリカの下僕でいることに納得してたりして、リリィ様が珍しくかすんでます。。。
宝石市では、国家が絡む陰謀が巡らされてましたが、これはノトや犬たちの活躍により阻止。
ノトを背中に背負ったカノンの「私のものでなくていい。君が何を見ていてもかまわない。だが、君がこの世界から失われることだけは耐えられない」と言う台詞は、ちょっと切ないです。
前巻の最後で出てきていた、サリクと女神様のちらっと出てきましたが、時間はこっち方向の話になるんでしょうかね?