石井仁蔵のレビュー一覧
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たまたまなのか、合わせて発刊されたのか、ちょうど天安門事件37年目の日から読みはじめた。
果たして中国本国であれば本書は発刊できるのだろうか。
天安門事件と言えば必ずと言っていいほど出てくるあの映像。
民をねじ伏せる力の象徴的な戦車と、それに対峙する一人の勇敢な男。
あの象徴的な場面が何処かで描かれるのか、そこに立つ人物は勇強なのかどうなのか、そう思いながら読み進めた。
…そしてついに。
そう書くか。胸熱じゃないか。
経済の発展と統制と。
矛盾を抱えたまま37年間。
一言で良し悪しを語れない中国の姿を、
それぞれの登場人物を通して感じることができる良作だった。
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Posted by ブクログ
凄まじい。
1989年天安門事件の実態を描く。実名で登場する有名かつ中枢の政治家たちと、北京大学学生とその関連の若い労働者、さらにその元同級の若い役人たち。3つのドラマが同時進行し、どれも読ませる。ただなんといっても実在政治家たちの存在感と行動がすごい。趙紫陽にはあの国を統べるのは無理だったのか。李鵬の悪役ぶりも面白いが、史実は恐ろしい。そしてなんといっても鄧小平。訛りを入れた発言が効果を倍増。凄みが増している。
それにしてみ中国は40年前から日本をバカにしていた。さもありなん。原爆の例は全くその通りなので悲しい。
後半はもう一気読み。ただ最後の最後の真相話は作者のオリジナルで無理やり入れたの -
Posted by ブクログ
命を、生きる意味をかけてチェスを指す人々。みんな頑張っててそれでいい作品だった。感動した。
今のところの今月イチ作品かな。
透は小学生だが、全身型特発性神経不全症という病気で入院中。突然身体の一部が動かなくなる病気で、入院したらいつまでなのかわからない。そんな日々に同室の輝がチェスを教えてくれた。
まずは定石を覚えて、タクティクス問題を解くといいらしい。チェス熱は子供達の間で広がった。みんな病気と闘いながら、切磋琢磨していく。輝は手術して退院した。透は前向きに頑張っている。中学生になった。輝は交通事故で亡くなった。
樽山は進学校の開化高校2年生。白血病で入院していた瑠偉とチェス部に入ってい -
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ネタバレ2025/9/30
チェスの話。チェスわからない。
ヒール役の釣崎。憎たらしくてさ。
この世界のモブたちと同じように嫌ってた。
でも決勝前にマフィアの連れとしゃべってるときにもう終わりにしてほしいなぁみたいなこと思ってる場面で猛烈に怒りがわいてきて。
釣崎を搾取してきた諸々に。
不条理な世の中であることに。
ひっくり返してこいつを救えよ!マフィアとか潰れてしまえ!小説なんだから!!!とは思っていた。
でも思ってもいないひっくり返し方されてたまげた。
読者の私でさえ透の死は確定事項として受け入れていた。
神様が超強いフィクションの世界だけどそこは納得させられてた。
だから自然と透が釣崎を倒すこと -
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ボードに救いを求めた者には、駒たちがきっと応えてくれる。
人はその戦いを、──チェスと呼ぶ。
第12回ポプラ社新人小説賞受賞作。
チェスに人生を魅了された4人の若者たちに焦点を当てた連作短編集。
ある人は、幼い頃から病魔に身体を蝕まれながら、チェスに出会い生きる希望を見つけた。
ある人は、チェスに出会うことで、生涯の目標と伴侶を見つけた。
ある人は、生まれながらに全盲ながら、チェスと出会い人生に光を見出した。
そしてある人は、幼き頃より荒んだ環境で育ち、非行に走る毎日を過ごしていたが、チェスと出会い、チェスに全てを捧げた。
この4名にスポットを当てて物語は進んでいきますが、各章が -
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ネタバレ「勝つために治せよ、絶対に」
小学生の透は、難病で入院生活を送っており、行きたかった遠足はもちろん、学校にも行けず癇癪を起してしまう。
そんなとき、小児病棟でチェスに没頭する輝と出会う――。
<年齢より才能より、大事なものがある。もうわかってるだろ?>
チェス部の実力者である高校生の晴紀だが、マイナー競技ゆえにプロを目指すかどうか悩んでいた。
ある日、部長のルイに誘われた合コンで、昔好きだった女の子と再会し……?
「人生を賭けて、ママに復讐してやろう。」
全盲の少女・冴理は、母からピアノのレッスンを強要される日々。
しかし盲学校の保健室の先生に偶然すすめられたチェスにハマってしまい――。
「俺