石井仁蔵のレビュー一覧

  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    ネタバレ

    2025/9/30
    チェスの話。チェスわからない。
    ヒール役の釣崎。憎たらしくてさ。
    この世界のモブたちと同じように嫌ってた。
    でも決勝前にマフィアの連れとしゃべってるときにもう終わりにしてほしいなぁみたいなこと思ってる場面で猛烈に怒りがわいてきて。
    釣崎を搾取してきた諸々に。
    不条理な世の中であることに。
    ひっくり返してこいつを救えよ!マフィアとか潰れてしまえ!小説なんだから!!!とは思っていた。
    でも思ってもいないひっくり返し方されてたまげた。
    読者の私でさえ透の死は確定事項として受け入れていた。
    神様が超強いフィクションの世界だけどそこは納得させられてた。
    だから自然と透が釣崎を倒すこと

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    2025年10月01日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    ネタバレ

    面白い!
    本屋さんで煌びやかな表紙に惹かれて購入。チェスは国境を越える。
    小児病棟でチェスをきっかけに出会い切磋琢磨した仲間。チェスに生きる楽しみを見出した盲目の少女。アウトローながらチェスだけに人生を賭ける男性。チェスに熱量を注ぐ人たちの出会いと別れを描く。

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    2025年09月22日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    チェスを愛しチェスに出会うことで人生が変わった4人の主人公が交差する物語。
    この私という一人称は誰の言葉だろう。
    そんな不自由さも読み進めることで不思議とその人の声になって頭と心に響く。
    5章はずっとハラハラドキドキ。
    最終6章はずっとにこやかに清々しく読めました。
    いい本に出会えたことに感謝です。

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    2025年09月05日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    ネタバレ

    「チェスと命と、どっちが大事かわからないの?」終盤のこの質問に対する答えがこのお話の全てだと思う。この人物が出てくる意味ある?とかこのシーン、このセリフ必要?みたいに思うところがあったが、読後、全てが必要だったことがわかる。楽しかった。

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    2025年08月31日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    チェスに魅了され、チェスに人生をかける登場人物達の物語。

    チェスの知識はまったくないけど、登場人物達の心情の描写がとても丁寧で、気付いたら感情移入するようにのめり込んで、読み進める手が止まらず。終盤はほぼ息を止めて読んでいたような。
    どの登場人物も魅力あるキャラだっので、チェスプレイヤー以外の目線のスピンオフなんかも読んでみたいかも。

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    2025年08月15日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    ボードに救いを求めた者には、駒たちがきっと応えてくれる。

    人はその戦いを、──チェスと呼ぶ。
     
     
    第12回ポプラ社新人小説賞受賞作。
    チェスに人生を魅了された4人の若者たちに焦点を当てた連作短編集。

    ある人は、幼い頃から病魔に身体を蝕まれながら、チェスに出会い生きる希望を見つけた。
    ある人は、チェスに出会うことで、生涯の目標と伴侶を見つけた。
    ある人は、生まれながらに全盲ながら、チェスと出会い人生に光を見出した。
    そしてある人は、幼き頃より荒んだ環境で育ち、非行に走る毎日を過ごしていたが、チェスと出会い、チェスに全てを捧げた。

    この4名にスポットを当てて物語は進んでいきますが、各章が

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    2025年06月01日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    チェスを巡る連作短篇。どんどん時間が進むし、人間関係も絡み合っていくし、青春って感じ。チェスのことは全くわかんないんだけれど、面白かった!

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    2025年04月30日
  • 【無料配信版】エヴァーグリーン・ゲーム

    購入済み

    興味がわく

    人生を賭けるというよくあるものなのかなと思ったけども読んでいくにつれとても物語の世界に入り込むことができて製品版も読んでみたくなりました

    #深い

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    2025年02月27日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    チェスに人生のすべてを懸けた人々の物語。
    波瀾万丈な運命を背負う登場人物たちが、チェスを通じて出会い、交錯し進んでいく。
    ルールがわからなくても、こんなにも心を揺さぶられるなんて。

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    2025年02月19日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    ネタバレ

    「勝つために治せよ、絶対に」
    小学生の透は、難病で入院生活を送っており、行きたかった遠足はもちろん、学校にも行けず癇癪を起してしまう。
    そんなとき、小児病棟でチェスに没頭する輝と出会う――。
    <年齢より才能より、大事なものがある。もうわかってるだろ?>
    チェス部の実力者である高校生の晴紀だが、マイナー競技ゆえにプロを目指すかどうか悩んでいた。
    ある日、部長のルイに誘われた合コンで、昔好きだった女の子と再会し……?
    「人生を賭けて、ママに復讐してやろう。」
    全盲の少女・冴理は、母からピアノのレッスンを強要される日々。
    しかし盲学校の保健室の先生に偶然すすめられたチェスにハマってしまい――。
    「俺

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    2025年02月08日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    面白かった!

    チェスの話といえば小川洋子の『猫を抱いて』を読んだが、あれは不思議な話だった記憶が。

    こちらはわかりやすい人間ドラマで、主人公達は皆チェスに魅せられ人生救われる。小児病棟は涙涙、大会はハラハラドキドキであった。

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    2025年01月12日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    ネタバレ

    読み終えて、チェスって人生なんだなと思った。優勢だと思っていた局面が不利に転じたり、その逆も然り。
    この作品の中でも、登場人物たちは割と淡々と理不尽な目に遭っている。だけどチェスのように、持てる駒を最大限生かしてなんとか勝ちに持っていこうとしている。時には戦略的にドローを選ぶこともあるのが人生。様々な定石や戦法を知ってこそ、戦えるというのも。
    そして、チェスというロジカルな題材の中に、釣崎のような破茶滅茶な人がいることで、いいアクセントになっている。まさかマフィアが出てくるとは思いもよらなかった。意表を突く展開も、もしかしたらチェスなのかも。
    ルールが曖昧だったので、序盤のチェス盤が出てくるペ

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    2024年12月22日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    おぉー!!これは面白い!
    チェスのお話、最高だな。ちょっとマンガみたいな読み心地ではあるけれど面白かった。

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    2024年12月19日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    チェスに脳を焼かれた若者たちの話。いくつかの短編があって、最後は各章の主人公たちが総当たり戦を行なう話になってた!
    どの章の主人公も負けられない理由があって、一度の負けが死ぬほど悔しくて。
    まさに、人生を賭けたチェス勝負が繰り広げられていて、めちゃめちゃあつかった!!
    チェスのために、チェスがあるから、死にたくないと思えるみたいな。とにかくチェスを通してでしか得られない大切なものを抱えてる。
    生の熱さが詰まってると思う!!

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    2024年10月06日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    チェスのことは全然知らないけれど、チェスを取り巻く人間模様の描き方が見事で、あっという間に読んだ。
    夢中になれるもの、それを好きだと言えることってすばらしい!

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    2024年09月23日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    チェスに、文字通り人生を捧げた4人の物語。

    難病で入院中、チェスを知った少年。
    難関校に進み、親の希望通りの官僚エリートコースかチェスの道に悩む少年。
    親とも衝突し、藻掻く中でチェスを知った少女。
    少年院を出てチェスにのめりこみ、ヤクザやマフィアといった裏社会とチェスで関わる青年。

    チェスがなければ、きっと交わらなかったはずの人生が大会で交差していく。

    何かに夢中になるという、きらめきを感じられる一冊。ただこういう物語で非行どころではない、マフィアなど裏社会がガッツリ絡んでくるのは、ちょっと珍しい気もする。
    チェスがわからない人でも楽しめるし、最初の方はちょっぴり図解もあり。
    なんだかち

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    2025年10月28日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    チェスの高みを目指す若者たちの話。チェスも将棋も出来ない私が読んで面白いのか不安があったが、登場人物たちそれぞれのエピソードに惹き込まれる。そしてチェスの大会を軸にだんだん交わっていくのだが、目線がどんどん変わるので飽きずに読んでいけた。辛く悲しい場面もあるけれど、何かに夢中になれる人生が羨ましくなる。読後、登場人物たちそれぞれの幸せを強く祈った

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    2025年09月30日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    チェスを通して
    様々困難を乗り越えつつ
    戦友が生まれる
    スポーツで言うノーサイド精神が胸熱
    そしてお前いい奴じゃんと
    ラストもしかしてのうるうる

    チェスゲーム覚えて再読しよ

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    2025年09月18日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    読み終わって後味がよい、爽やかな小説だった。チェスに全てをささげた人たちが、全身全霊で勝負する様子は緊張感があり、人生をかけた勝負というものがどんな様子なのか伝えてくれる。勝つために生きる。そのために死ぬほど悔しい思いを、何度も乗り越えなければならない。ラストの釘崎がめちゃくちゃカッコよかった。自分にも「これしかない」と思うものが欲しいなと思った。

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    2025年09月16日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    病院でチェスを通じて出会った透と輝と瑠偉。新しく出会った人をチェスに引き込みつつ大人になる。瑠偉はチェスの普及に力を入れ、透と瑠偉の中高の友人晴紀はグランドマスターを目指す。冴理、釣崎もチェスに魅せられていく。クセのある脇と思われた人物がとても強かったりと意外感もあり、楽しめる。

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    2025年09月02日