石井仁蔵のレビュー一覧
-
本と出逢えた(* ˊᵕˋㅅ)
彼らのように、何かに対して恋焦がれるような情熱を持ったのは何時ぶりだっけ....
チェスに懸ける想いと、抱えてきた痛み。
特に冴理ちゃん。
彼女にとってはチェスだったけれど、
私にとっては読書だった。
それは心の拠り所でもあり、私を私たらしめてくれる支えでもあった。
...続きを読むPosted by ブクログ -
チェスのルールもわからないのに没頭した。一人称が目まぐるしく入れ替わりながら物語が繋がっていくスリルとテンポが心地よい。最終章で透が出てこなかったが無事なのか?Posted by ブクログ
-
おもしろい。読むのが止まらん。チェスは知らない。知らなくてもおもしろい。ウォルター・デヴィスの『クイーンズ・ギャンビット』も同じチェスだったけど、すごくおもしろかった。チェスの魅力なのか?Posted by ブクログ
-
一言:『チェスのウェキペディア』
感想:現代はまだマイナーであるチェスを通して人とのつながりを広めている物語。チェスという稀有なボードゲームだからこそチェスプレーヤーとの出会いは感動的なもので強固なものになるのだと感じた。また、チェスには奥深い物語があり、その点も魅力的であった。Posted by ブクログ -
とても面白かった!
何かに本気で取り組み人生を賭ける。今からでもそうしたいと前向きになれるストーリーでした。
とりあえず、読んだらみんなチェスを始めたくなります。Posted by ブクログ -
面白かった。
チェスで人生を変えた人々のお話
細い糸をつなぐような展開が
青山美智子さんの作風に似ていますが、
最終章のたたみかけはお見事。
Posted by ブクログ -
チェスのルールをあまり知らない私でしたが、ページをめくる手がとまらず一気に読み終えた作品。好きなものに熱中することの尊さと、どんなに劣勢でも勝利を諦めない登場人物たちの胆力に心を掴まれました。特に決勝戦後の釣崎のセリフ、、、ぐっときました!Posted by ブクログ
-
エンターテインメントとして優れた、とてもおもしろい本でした。
登場人物の造形がよく、ストーリー展開もスリリングで、そしてチェスにはまってしまった人達の世界が美しく表現されていてよかったです。Posted by ブクログ -
チェスに出会った人たちのそれぞれの人生を描いた作品
冒頭から結末まで自分の時間を全部この本を読むのに使いたいと思えた作品
チェスを知らなくても楽しめたけど知ってたらもっと楽しめたと思う
夢中になれるモノはその人の心の支えとなり人生をも変えるPosted by ブクログ -
チェスによって人生が変わった4人のチェスプレイヤーのお話---熱かった!
ネトフリの「クイーンズ・ギャンビット」が好きで、ワクワクしながら読み始めた。
どの登場人物たちも推したい。
プレイヤーのゲームに対する本気度がめちゃ伝わった。
読みやすくてYA向けかなと思いきや、意外にも途中で大人向けな内容...続きを読むPosted by ブクログ -
チェスに全てをかけた4人の若者の物語。
凄く胸が熱くなるお話でした。正直釣崎さんの話は無くしてもっと他の人の読みたいと思うところもありましたが、最後にああくるとは…。なんと胸熱…。それに世の中ヒールはいて、その人にも人生はあるからと思い直しました。
まったくルールも分かりませんが、それでもここま...続きを読むPosted by ブクログ -
読後感がとてもいいです。
チェスによって人生が変わった人達のお話。
チェスの知識がなさすぎて、試合運びが???となったところもありました。
ルールがわかればもっと楽しめそう。
釣崎かっこいい。
ずるいなー。
こっちはギャップに弱いんだから!
まんまと泣かされました。
Posted by ブクログ -
真っすぐな作品だなぁ。
以前、羽生さんの趣味がチェスだとどこかで聞いて、そんなに頭使って大丈夫かと変な心配をしたことを思い出す。
外国のなんか格好いいゲーム、というイメージだったが、将棋のルールと比較してくれることで、理解が深まった。
キャラとしては釣崎氏が抜群にいい。Posted by ブクログ -
チェスが繋げる人と人との絆。とても素敵でした。
第二章(晴紀編)第三章(冴理編)は目を背けたくなる描写もあったけど…
でも最後はパーっと空が晴れ渡るようなそんな気持ちになりました。Posted by ブクログ -
幼少期から重い持病、いじめ被害者、全盲のハンディ、家庭環境崩壊と、チェスの頂点を志す登場人物の背景に事情がありすぎだった。チェスより、むしろ、それぞれが抱える事情の方に気持ちが向く。
結果、チェスのことは無知でも最後まで読むことができたが、チェスに興味が掻き立てられる感じを期待したので物足りなかっ...続きを読むPosted by ブクログ -
読後感がとても清々しい。
チェスを巡るいろいろな人間模様。その中で、粗野で単純で常に崖っぷちな釣崎の生き様、不快に思いながら強く惹きつけられた。釣崎の正反対のキャラの、透の繊細で清廉で潔い生き方もとても切なくて。彼らの未来が明るいものであれと願った。Posted by ブクログ -
今年一番の本だった。
チェスはしなくてもワクワク感が魅了させてくれました。
登場人物が最後戦い合う場面で再開するのもすごくよくできた構成で感心させられました。
作者の分筆力と構成力にやられましたね。
早くチェス以外の本も読ませてほしいです。ずっと会いたい作家さんに出会いました。
とにかく面白かったで...続きを読むPosted by ブクログ -
30代はじまりの本何にしようか、誕生日を迎える数日前から考えていた。
これは、チェスの虜になった彼らのあちー一話。
あの子はピンク、あの人は緑、ちょっと憎たらしいあいつはトゲトゲの赤。
駒の色だってもっと鮮やかでいいはずだ。
他にもたくさんの音がする。
緊張や興奮。彼らの鼓動。沈黙と静寂。
...続きを読むPosted by ブクログ -
石井仁蔵さんの作品
初めてチェスがテーマの小説を読みました。チェス自体に興味が湧くような書きぶりもよかったんですが、読み手の視点が章毎に変わる作品でした。
尚且つ、時間の経過もあって書かれていない部分を想像させちゃう工夫もよかったです。Posted by ブクログ -
私も少しチェスができる。
もちろんお遊び程度だけど、駒の動きなどはなんとなくわかって、家にあるチェスボードを出してきてストーリーに出てきた駒の動きをやってみたりして。
けど、駒の動きにあんなに難しい名前がついているなんて全然知らなかった。カタカナがいっぱい。
そしてプロの世界で高みを目指すプレ...続きを読むPosted by ブクログ