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おもしろい。読むのが止まらん。チェスは知らない。知らなくてもおもしろい。ウォルター・デヴィスの『クイーンズ・ギャンビット』も同じチェスだったけど、すごくおもしろかった。チェスの魅力なのか?
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一言:『チェスのウェキペディア』
感想:現代はまだマイナーであるチェスを通して人とのつながりを広めている物語。チェスという稀有なボードゲームだからこそチェスプレーヤーとの出会いは感動的なもので強固なものになるのだと感じた。また、チェスには奥深い物語があり、その点も魅力的であった。
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とても面白かった!
何かに本気で取り組み人生を賭ける。今からでもそうしたいと前向きになれるストーリーでした。
とりあえず、読んだらみんなチェスを始めたくなります。
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チェスのルールをあまり知らない私でしたが、ページをめくる手がとまらず一気に読み終えた作品。好きなものに熱中することの尊さと、どんなに劣勢でも勝利を諦めない登場人物たちの胆力に心を掴まれました。特に決勝戦後の釣崎のセリフ、、、ぐっときました!
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エンターテインメントとして優れた、とてもおもしろい本でした。
登場人物の造形がよく、ストーリー展開もスリリングで、そしてチェスにはまってしまった人達の世界が美しく表現されていてよかったです。
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チェスに出会った人たちのそれぞれの人生を描いた作品
冒頭から結末まで自分の時間を全部この本を読むのに使いたいと思えた作品
チェスを知らなくても楽しめたけど知ってたらもっと楽しめたと思う
夢中になれるモノはその人の心の支えとなり人生をも変える
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チェスによって人生が変わった4人のチェスプレイヤーのお話---熱かった!
ネトフリの「クイーンズ・ギャンビット」が好きで、ワクワクしながら読み始めた。
どの登場人物たちも推したい。
プレイヤーのゲームに対する本気度がめちゃ伝わった。
読みやすくてYA向けかなと思いきや、意外にも途中で大人向けな内容が出てきてびっくり。
サブキャラも印象に残るし、丁寧に人間関係が描かれていると思った。チェス駒も魂あるみたいな描写でかっこよかった。泣けた。
情熱を感じるような物語を読むのは「熱源」(川越 宗一さん)を読んで以来かも。
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チェスに全てをかけた4人の若者の物語。
凄く胸が熱くなるお話でした。正直釣崎さんの話は無くしてもっと他の人の読みたいと思うところもありましたが、最後にああくるとは…。なんと胸熱…。それに世の中ヒールはいて、その人にも人生はあるからと思い直しました。
まったくルールも分かりませんが、それでもここまで楽しめたのでルールを知ってたらより楽しいだろうなと思いました。
とりあえず、読んでよかった!
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よくよく考えてみるとチェスを題材にした本は初めて読んだかもしれない。
全6章からなる連作集。主要人物がそれぞれの章で絡まり合うかたち。細かなルールとかまでは分からないけれども疾走感と読後感はとても良い。(重厚感があってどんでん返しがあるタイプの本ではない)
そのため一冊わりとさくっと読めます。
この本読むとチェスやりたくなるな、と思う私はわりながらちょろいな
蛇足ですが、全体通してまぁ満足ですがあの母親だけはひっぱたきたくなりました。
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真っすぐな作品だなぁ。
以前、羽生さんの趣味がチェスだとどこかで聞いて、そんなに頭使って大丈夫かと変な心配をしたことを思い出す。
外国のなんか格好いいゲーム、というイメージだったが、将棋のルールと比較してくれることで、理解が深まった。
キャラとしては釣崎氏が抜群にいい。
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チェスが繋げる人と人との絆。とても素敵でした。
第二章(晴紀編)第三章(冴理編)は目を背けたくなる描写もあったけど…
でも最後はパーっと空が晴れ渡るようなそんな気持ちになりました。
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幼少期から重い持病、いじめ被害者、全盲のハンディ、家庭環境崩壊と、チェスの頂点を志す登場人物の背景に事情がありすぎだった。チェスより、むしろ、それぞれが抱える事情の方に気持ちが向く。
結果、チェスのことは無知でも最後まで読むことができたが、チェスに興味が掻き立てられる感じを期待したので物足りなかった。
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読後感がとても清々しい。
チェスを巡るいろいろな人間模様。その中で、粗野で単純で常に崖っぷちな釣崎の生き様、不快に思いながら強く惹きつけられた。釣崎の正反対のキャラの、透の繊細で清廉で潔い生き方もとても切なくて。彼らの未来が明るいものであれと願った。
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今年一番の本だった。
チェスはしなくてもワクワク感が魅了させてくれました。
登場人物が最後戦い合う場面で再開するのもすごくよくできた構成で感心させられました。
作者の分筆力と構成力にやられましたね。
早くチェス以外の本も読ませてほしいです。ずっと会いたい作家さんに出会いました。
とにかく面白かったです。
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30代はじまりの本何にしようか、誕生日を迎える数日前から考えていた。
これは、チェスの虜になった彼らのあちー一話。
あの子はピンク、あの人は緑、ちょっと憎たらしいあいつはトゲトゲの赤。
駒の色だってもっと鮮やかでいいはずだ。
他にもたくさんの音がする。
緊張や興奮。彼らの鼓動。沈黙と静寂。
この美しい本と本屋さんで目が合ったら、ぜひ買って読んでみてください。
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石井仁蔵さんの作品
初めてチェスがテーマの小説を読みました。チェス自体に興味が湧くような書きぶりもよかったんですが、読み手の視点が章毎に変わる作品でした。
尚且つ、時間の経過もあって書かれていない部分を想像させちゃう工夫もよかったです。
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私も少しチェスができる。
もちろんお遊び程度だけど、駒の動きなどはなんとなくわかって、家にあるチェスボードを出してきてストーリーに出てきた駒の動きをやってみたりして。
けど、駒の動きにあんなに難しい名前がついているなんて全然知らなかった。カタカナがいっぱい。
そしてプロの世界で高みを目指すプレイヤーは、もちろんその難しい名前も駒の動きも全部頭に入ってて、尚且つ今までのゲームの棋譜も全て暗記していて。異常なまでの記憶力!そんなある意味狂気ともいえる世界だけど、根底にはチェスが好きで好きでたまらない、そう思えるものに出会えた喜びに溢れている。
寝食忘れて没頭できるものに出会えたら、どんな時でも強く生きていけるのだろう。
そういうものに出会えたら、いろんな意味で人生が豊かになるのだろう。
そこまでのものが自分にあったらと、この物語を読んで憧れた。
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各人のメンバー紹介からの大会に至る構成はありきたりも、人物描写、ストーリーとも良くチェスの知識無いけど面白かった。素人向けにもう少しチェスのルールとかが分かりやすく解説されてたら嬉しいなぁ。
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始めは(病気をかかえてはいるものの)少年の甘酸っぱい青春モノかと思っていたが、裏社会まで出てくる展開に。少し出来すぎ感はあるが、各話つながり大団円へ。チェスの知識も楽しかった。
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文学書評
読書レベル 中級
ボリューム 358頁
ストーリー ★★★★
読みやすさ ★★★★
ハマリ度 ★★★★
世界観 ★★★
知識・教養 ★★★★
読後の余韻 ★★★★★★!
一言感想:
チェス好きな方、主役が切り替わる構成が好きな方、感動するストーリーが好きな方にオススメの一冊です。
全6章で編成されており、各章で人物の視点(主人公)が変わりますが、そこが良かった!各章でそれぞれの主人公が、どのような気持ちでチェスを愛し、チェスをさしているのか描かれた後に、クライマックスとなるその主人公同士が対戦するチェス大会!とにかくアツい戦いにラストは一気読みでした。そして、清々しい読後感も最高でした。
ちなみに、実在するチェスプレイヤーや戦術が数多く登場するので、チェス好きな方が読むときっと相当面白いと思います!
ただ、欲を言えばですが、5章と6章は淡々と進んでしまったなーという感じで、物足りなさを感じました。もう少し深く描いて欲しいキャラ(ロシア少年、AI、プロ棋士とか)もいましたし。また、5章以降の「釣崎」のキャラ設定にも違和感を感じました。いやいやいや、そんな性格じゃなかったでしょ、、、みたいな。読後感は非常に良いのですが、、、終わりよければ全てよし!って感じがしてしまいました。
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チェスワンに参加することになるプレイヤーたちの話。チェスのルール覚えられない私でも読みやすかった。
ただ、正直胸糞悪い部分もある。
樽山夫妻が出てきた時は思わずよかったねえと呟いてしまった。
冴理母に関しては私は許せない。ばあばと妹が居てくれたことが救い。
それぞれの話で登場する人物が繋がっていくこと、チェスの技法が大切なシーンでまた生きてくる展開に胸が熱くなった。釣崎戦の冴理のステイルメイトには鳥肌。
麻井善くんの話も読みたいな。
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感想
チェスに全てをかけた人達の熱いお話。自分も将棋は馴染みあるが、チェスは馴染みがない。でも、確かに世界的にはチェスの方がメジャーだよな。
ルールはよく分からなかったけど、色々な戦略があること、すぐに終わることもあること、子供でも世界チャンピオンになる可能性があることなど意外性のあるゲームなのだと思った。
あらすじ
小学五年生の透は、身体の一部が急に動かなくなる病気で入院していた。何度目かの入院で絶望していた透は、向かいで入院していた輝と出会い、チェスを教えてもらう。別の病室にいた瑠偉と3人で必死にチェスを勉強する。そんな二人も病気を治して、透も病気を治し、中学生になった。輝は事故でこの世を去っていた。
高校生になり、瑠偉が所属する高校のエースの樽山はプロを目指すか迷っていた。彼の前に立ちはだかるのは透だった。透に負けたら引退しようと決めた樽山は、負けるが、彼女の真妃に励まされて、チェスを続ける。
全盲のサエは、小さい頃から母親に期待をかけられてピアノをやってきたが、ある日嫌気がさして辞める。母親からはピアノを辞めた日にあなたは終わったと告げられる。そんな時、チェスに出会う。祖母に樽山がやるチェスカフェに連れて行ってもらい、没頭する。チェスで有名になり、母親を見返すと誓う。
釣崎は、不良の時に樽山に出会い、彼がかけるチェスへの熱い想いを知って、チェスを学び始め、紆余曲折はあったものの、日本人初のGMとなる。アメリカでイタリアマフィアの仲間入りをしたが、仲間に嵌められ、大金を稼ぐ必要にかられる。
日本では、瑠偉が賞金1億円のチェス1グランプリを開催し、盛り上がる。決勝は、癌で余命いくばくもない透と、負ければ死が待っている釣崎との文字通り命をかけた闘いになる。
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チェスに命をかけた人々の熱い話。
ルールも知らないチェスの世界を垣間見ることができた。
終盤のトーナメントの展開が早すぎて少し残念。AIとかロシアの少年とか面白そうな試合がいつの間にか終わってしまっていた。
とはいえ主要キャラたちはとても魅力的で、終わり方も爽やかで気持ちよかった。
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本屋さんでお勧めされていたこと。また、将棋が好きでチェスにも興味がある息子と一緒に読めたらいいなと思い手に取った一冊。
第1章でこれは面白い!と思ったのだが、第2章からあのシーンはなくても良かったんじゃないのか?と違和感を覚える箇所がいくつかあり、それが最後まで引っかかって物語が終わってしまった。登場人物が多数いて、一人称で俺、僕、わたしと語られるのだが誰のことを指しているのかすぐに判らず、専ら私の読解力不足なのだが感情移入できなかった。
息子にも読んでもらって感想を言い合いたかったが、内容も少し大人向けなので今回はやめておこうと思う。
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不良アウトロー上がりの天才チェスプレイヤー釣崎が良い所持っていきやがった。ラストマッチ後の熱い激励怒号叫びは潤む物があった。
作者はデビュー作だが一章の主要キャラの小学生パートは、小学生目線の文章にしていて大人は見るのがキツい印象で正直ハズレ作品かなって思ったし、全盲の少女冴理の母親の描き方や痴漢など正直うーんとなった。釣崎登場章から作者の文がノリだし32人集めたトーナメントではチェスに熱くなったチェス素人の自分が居ました。作者の今後に期待!
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2024-017
チェスに限らず、何か人生をかけるものを見つけられるって素晴らしいね。
チェスについては日本ではまだまだマイナーだけど、広がると面白いかも。
まぁ、でも俺はやはり将棋の方が好き 笑