南寝のレビュー一覧
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匿名
購入済みBLとは呼べない二人の関係がもどかしくて眩しくて、物語の結末は言葉にできない感情が芽生えてどう表現をしたらいいのか分かりません。でも、読んで良かったと思います。気持ちが落ち着いたらまた読み返そう。
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Posted by ブクログ
ちぐはぐな感情を抱える思春期の少年たち
そのちぐはぐさに美しさを感じる
危ないくらいに純粋な心
彼らの目を通して世界を見ると、
その無情ささえ美しいなって思えた
「死なれると純粋な部分ばかりが
きらめいて、一瞬だけ
全てを美しく変えてしまう。
だからこんなに悲しい。」
死を肯定するわけではないけれど
否定もしない
そこにあるものとして淡々と語ってくれることが
なんだか嬉しかった
私の中にも
心の逃げ場としての死への憧れがあるのかもしれない
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深夜3時に
第6話を読んで、目が離せなくなって
最後まで読んでから、
また1話から読み始めた。
あまりにも良くて、出会 -
購入済み
読後感に名を付けるなら「陶酔」
普段レビューはしないんですが、この読後感を自分の中で文章化したく、筆をとります。
「自分はどこか、おかしいのではないか」
そう思春期の頃に、思った事がある人は一定数いるかと思います。
その『違和感』のようなものは、受験の忙しさや部活への熱中、あるいは単純に時間にて『違和感』は解消されていく。
主人公たちもまた、取り巻く環境が世間一般からズレていることもあり『違和感』を感じている。
私たちと違うのは、彼らはその『違和感』に向き合わざるを得ない環境か、はたまた性格だったのだろう。
けれどその『違和感』を「そんなの普通だよ」と言うのでなく「肯定してくれる存在」を見つけられた彼らは幸運だったの -
購入済み
自らを守るために傷ついていた2人だけにしか出来ないお互いの傷の癒やし方がとても暖かく切なかったです。後半の怒涛の展開に情緒が掻き乱されましたが、この切なくも優しい読後感を感じられたことをとてもありがたく思います。