あらすじ
母親と、その恋人が取り巻く家庭環境に苦悩する淀井。
トラウマにより、グロテスクなものに性的興奮を覚えてしまう村瀬。
ある日、村瀬が苛烈ないじめに遭っているのを目撃した淀井は、激昂し止めに入る。
それをきっかけに交友をはじめたふたりは、お互いの持つ”痛み”を知り、関係を深めていく。
ふたりのほの暗い青春に、光は差すのか――。
感情タグBEST3
普段BLばかり読んでいますが、この作品をそこにカテゴライズしていいのか分かりません。少なくともそれだけを理由に買うべきでは無かったと思います。
しんどかったです。ずっと苦しい気持ちのまま読み進めて、後半は涙をこらえられなかったです。
言葉にできない。気の利いたレビューは出来そうにありません。
どうか読む時は、次の日が休みの日にしてください。
アメトーークで紹介されて購入しました。
紹介されていた通り展開がすごくて1巻にここまでお話が詰まっているのがすごかったです。
今まで読んだことがない感情で、この物語の結末に名前はつけられない気持ちでいっぱいです。
よかった
アメトーークからきました。
読んでよかった、それにつきます。
ブロマンス作品に近いけどそうじゃない深い愛の物語でした…
読み終えてからタイトルに戻るとまた泣ける。
良かった
悲しい予感はあったけど、悲しいのになんでか少しだけど希望や柔らかな気持ちになれる特別な話でした。自分じゃこの漫画を見つけられなかったから紹介してくれた人はセンスあるなあと。この作者の次の作品も気になります。描いてほしいです。淀井の気持ちはどこにあったのかな。
匿名
もう1度読みます
あたたかくて冷たい漫画でした。
涙が出ました。
ほんとうに読んでよかったなと思いました。
何度も読んで、この世界に浸りたいです。
『さみしいのに嬉しい』
某TV番組で書店員さんが紹介していた時に気になって購入。
中学という狭い世界で過ごす2人の男子が、それぞれしんどい経験をしてできた傷や痛みをなんとかしてあげたいと親しくなり、本当の気持ちを分かり合えるまでの物語。
読み終わった後の余韻がじわーっと浸透ていって、なかなか抜けていかない。
私はすごく好きです。
Posted by ブクログ
なんで中学時代ってこんなにもつらいんだろう。学校では集団行動が優先されてヒエラルキーがあっていじめがあって、家からは逃れられなくて。広い外の世界のことは知らなくて、この狭い世界で生きていくしかないと思い込んでる。だから小さな光が差し込めば、それしか見えなくなって救いを求めてしまう。大人になったらあの光ははかなくて危ういものだと分かるけど、それでも生きながらえたのは光のおかげでもある。
すごく暗くて湿度の高くなりそうなテーマで、性的な描写もあるのに、爽やかな絵柄と飯田&柿沼のキャラに助けられてどんどん読み進めていけた。
号泣しました
今このレビューを書きながらも涙が止まらないです。
柔らかい絵のタッチでこの内容。
普通の日常で感じる自分への違和感、言葉選びのうまさ
悲しくて暖かかった
読後感に名を付けるなら「陶酔」
普段レビューはしないんですが、この読後感を自分の中で文章化したく、筆をとります。
「自分はどこか、おかしいのではないか」
そう思春期の頃に、思った事がある人は一定数いるかと思います。
その『違和感』のようなものは、受験の忙しさや部活への熱中、あるいは単純に時間にて『違和感』は解消されていく。
主人公たちもまた、取り巻く環境が世間一般からズレていることもあり『違和感』を感じている。
私たちと違うのは、彼らはその『違和感』に向き合わざるを得ない環境か、はたまた性格だったのだろう。
けれどその『違和感』を「そんなの普通だよ」と言うのでなく「肯定してくれる存在」を見つけられた彼らは幸運だったのだろう。
そんな彼らと、その友人や家族が迎えた結末に対し、私は焦燥し諦念し、そして陶酔しました。貴重な読後感を味わえた、よい出会いでした
読了後呆然とする
ハッピーエンド
…じゃないんだろうなぁと思って読みすすめましたが、読み終わった後呆然としました。
綺麗で切ない終わり方でした。
登場人物たちが不器用で、ちぐはぐで、そして優しい。
匿名
BLとは呼べない二人の関係がもどかしくて眩しくて、物語の結末は言葉にできない感情が芽生えてどう表現をしたらいいのか分かりません。でも、読んで良かったと思います。気持ちが落ち着いたらまた読み返そう。
Posted by ブクログ
『午後の光線』
この 『午後の光線』は…
「アメトーーク!マンガ大好き芸人」で
ハライチの岩井さんが
「僕はこれのために漫画を読んできたんだって思えるぐらい、人生で1番ぐらい好き」と熱弁したことで注目を集めた漫画作品♡
本当に凄いんです!!
BLで括ってもいいのだけど…
それだけじゃないの。
漫画なんだけど…文学的♡
母親と、その恋人が取り巻く家庭環境に
苦悩する 《淀井君》
トラウマにより、グロテスクなものに性的興奮を覚えてしまう《村瀬君》
ある日、村瀬が苛烈ないじめに遭っているのを目撃した淀井は、激昂し止めに入る。
それをきっかけに交友をはじめたふたりは、
お互いの持つ "痛み" を知り、関係を深めていく。ふたりのほの暗い青春に、光は差すのかーーー。
…って、裏表紙には書いてあるんだけど。
一話から七話という構成で四話の後に 主人公のひとり 村瀬 の日記の回があるんだけど…
最後の七話がもう ヤバい 。゚( ゚இωஇ゚)゚。
こんなに涙が出たのは 久しぶりかも
ちょっと びっくり((((;゚Д゚))))
ハライチの岩井さんの言葉に頷けます♡
本当に かなり 凄い作品です♡♡
七話とは別に
ジーーーン…… :(˘•̥ㅁ•̥˘ ):
ってくる場面がいくつかあって……
「小学生の頃 かくれんぼが得意だったんだ。
いつも鬼が降参して俺から出ていっておしまい。
得意なことって なんでも楽しいものだと
思ってたけど 誰にも見つけてもらえない
かくれんぼって つまらないよ」……とか
おばあちゃんのお葬式で
お母さんが言っていました。
「死なれると、純粋な部分ばかりが
きらめいて、一瞬だけ
全てを美しく変えてしまう。
だからこんなに悲しい」って。
お母さんは、おばあちゃんを
とても嫌っていたけれど
お葬式の帰り、
優しかった日のおばあちゃんの話を
いっぱい聞かせてくれました。 ……とか、
「淀井がお父さんの
代わりになろうと
した時の気持ちと
オレが
淀井のお母さん
だったらなって
思う気持ち
似てるかな?
だって
オレはずっと
淀井のこと
見てるから
オレが
お母さんなら
さみしくないのに……」 って、
やばいでしょ(⁍̥̥̥᷄д⁍̥̥̥᷅)
気になる方はぜひ是非とも
読んでみてね ♪♪
Posted by ブクログ
土砂降りの中に狐の嫁入りみたいな光射す瞬間。重いけど不快度数はそんなにないのは柔らかい雰囲気を演出するのが上手いからか。
トラウマが性癖をねじ曲げてしまうおそろしさ。友愛と性愛と。
納得しがたい結末だけど、すべての出来事は藪の中で彼の一部分を探すシーンを描きたいが故の伏線だったのかと思えるくらい胸に迫るものがあった。
文学的な雰囲気のあるBLでした。追いかけたい作家さん。
Posted by ブクログ
芸術作品。
辛い、重い、でも美しい。
人の一生とは、愛とはを考えさせられる要素たっぷりの、最初から最後まで一片の隙もなく美しい作品でした。
私にはまだその全てを完全に理解できないなあ。
数年後とか、10年後に読み返したい。
Posted by ブクログ
本屋で人気だなにあったので購入。
ちゃんと内容のあるBL漫画だし、性描写少なくて読みやすいけど、結構重い。虐待 事故etc、、。
グロテスクに性的魅力を覚える人はこの世界に意外と多いらしいけれど、村瀬の場合はとっても辛い過去からそうなったらしい。
結末が悲しくて、今後村瀬がどうなっていくか楽しみ。
Posted by ブクログ
アメトークで紹介されて気になり書店でみつけて我が書庫に仲間入り。
生と死のあやゆい瞬間を表現している。
自分を誰かのためだけに捧げて相手の傷を塞ごうとしている。もっと自分だけをみて生きればいいのに…不器用だからこそ生きる実感を感じでいるのか…
色々な解釈をもたせてくれる。様々な意見がでてくるだろう。
何度も読み2人の生と死を味わってみよう。
ぜひ〜
Posted by ブクログ
ちぐはぐな感情を抱える思春期の少年たち
そのちぐはぐさに美しさを感じる
危ないくらいに純粋な心
彼らの目を通して世界を見ると、
その無情ささえ美しいなって思えた
「死なれると純粋な部分ばかりが
きらめいて、一瞬だけ
全てを美しく変えてしまう。
だからこんなに悲しい。」
死を肯定するわけではないけれど
否定もしない
そこにあるものとして淡々と語ってくれることが
なんだか嬉しかった
私の中にも
心の逃げ場としての死への憧れがあるのかもしれない
ーーーーーーーー
深夜3時に
第6話を読んで、目が離せなくなって
最後まで読んでから、
また1話から読み始めた。
あまりにも良くて、出会えたことに感謝した。
きっと村瀬は淀井の「大好き」でこの後の人生も生きてくことができるんだろうなって思う。
7話が、淀井も村瀬でもなく
飯田目線になってるの、すごくいいんだ.....
村瀬が淀井の死について何を思ってるのか最後までわからないの、すごくいいんだ........
「僕は昨日も今日も
此処を捨てることが
できずにいます」
「この夢見心地の
悲しみが
消えてなくなる
ことがあるのでしょうか」
まだ涙もでてこないや
ああでも泣くと
淀井は困った顔をするから......
タタン....タタン...
最後の最後まで美しい.......
まどろみのままで終わった、というか
多分まだ終わってないんだなって
ずっとまどろみが続くんだなって思わせてくれる締め方
Posted by ブクログ
余韻が抜けない。
性と生と死と。思春期の経験。
剥き出しの真っ青な感情。
BL漫画なんだけど、BLがメインなんじゃなくて、ほんと人間模様というか、壮絶な経験を追体験できるような心理描写と漫画での表現。
Posted by ブクログ
設定はエグくてグロテスクなのに、めちゃくちゃキレイで尊いものをみている気持ちになった。
想いや憧れは、世界を何割増しにも美しく見せてくれるフィルターのようなもので、それをここまで丁寧に描ける作品はそうそう無い気がする。
Posted by ブクログ
ねえ よいよ
この感覚になったの、
井戸ぎほうさんの『夜はともだち』以来だ
そしてこんな作品に出会うのをずっとずっと待っていた ありがとう
繰り返し読んでしまうだろうな 読みたい、というより読んでしまう
詩人精神をもつ作品がやはりすきなのだな
あーいとしい
泣けたー
某バラエティ番組で紹介されていたので購入。
絵が苦手で自分では買ってなかったと思うので、出会いに感謝。
本当にとてもよかった。
個人的には飯田くんが最後、すべてを過去形にしなかったのがすごくすき。気持ちがとてもわかる。
結構過激なシーンがあるけど、ぜひ中学生に読んでもらいたいので、なんとかそこんとこ編集してもらえないだろうか…
自らを守るために傷ついていた2人だけにしか出来ないお互いの傷の癒やし方がとても暖かく切なかったです。後半の怒涛の展開に情緒が掻き乱されましたが、この切なくも優しい読後感を感じられたことをとてもありがたく思います。
文学みたい
YouTubeで紹介されていたのをきっかけに読んでみた。単純なボーイズラブではなく、少年ゆえの脆さとか悩みとか文学のような繊細さで描かれている。変に生々しくてしんどいシーンもあるが、全体的になんだか心が洗われる爽快感もある不思議な作品。
Posted by ブクログ
吉本ばななさんがxで絶賛していたので読んでみた。めちゃくちゃ胸がギューとなり読み終わる頃には息が静かになる、そんな小説みたいな漫画だった。誰か大切な人を助けたくて救いたくて、でも自分にはそんな力は無くて、、、本当は自分が助けられたくて救われたくて、そんな経験がある人には苦しいぐらい刺さると思います。村瀬の日記は綺麗でロマンチックで直接的な言葉は無いけど淀井への想いが溢れんばかりに伝わってきた。
匿名
満足感
アメトーークで紹介されていたので購入しました。
アメトーークの中で紹介されていた通り展開がすごく早くて一巻だけなのに満足感のある作品でした!
匿名
カテゴライズができない作品
ハッピーエンドではないけど、バッドエンドでもない
BLといえばBLだけど、その枠だけで括るには難しい
お母さんとその恋人も良い人ではないけど、悪い人でもない
不思議な魅力に溢れています。
純文学を読んでいるようなそんな気持ちになりました。
残された側はその後を生きていかなきゃいけないんだよなぁ、そんな所まで考えてしまいました。
全ての感情を引き出す一冊
心臓がぎゅーっと締め付けられる感覚。心が痛くなる。なのにあたたかい気持ちにもなる。クスッと笑えるところも。ここ数年で読んだ漫画の中で一番涙が止まらなかった。
Posted by ブクログ
映画みたいに一冊で終わる漫画が好き。共感できないけど否定もできない2人の内側と語られすぎないすべての登場人物がリアル。村瀬の言葉がいい。なんとも言えない読後感が、ずしりと心に残る。
すき
世界観に浸って悲しいような嬉しいような複雑な気持ちになれました。そうくるかという終わり方で、いつもの私だったら好きじゃないendなのに、この作品はこの終わり方しっくりするな...と思ってしまいました。とてもとてもすきでした。淀井くんのお母さんに救いがあるんだろうか...それだけ
そっちか
がっつりBLっぽい方向に行くのが意外だった。
ほのめかすというか、自分でも認識できない性的な好意…という感じかと思ってたので、そうきたかと思った。
芸人さんがおすすめしていて興味を抱き読んでみた作品ですが、読後は何ともいえない心情になりました。
素朴な絵柄からは想像していなかった展開へと進み、最期まで地味に衝撃を受けつつ読了しました。
ある意味、現実味ある作品です。
Posted by ブクログ
なんとなく朝井リョウさんの性欲ににてるなあと。
結構リアリティあって面白かった。
非常に非現実的な内容に見えて、リアリズム。
結構よかった
よかったという表現があってるかわからないけど、
Posted by ブクログ
1話完結の漫画っていうのが気になって
アメトークでちょこちょこ分かってはいたけど
それ以上に衝撃の連続!!!ʕʘ‿ʘʔ
淀井が村瀬に向かって
俺が弾けるの見たいだろ?うん!あ!言った!
っていうシーンが1番の衝撃だった。
淀井がいなくなっちゃって村瀬どうすんのよ…
って思ったけど、淀井のママの方がやられてそうだった
Posted by ブクログ
学校生活を「可もなく不可もなし」、「その他大勢」で過ごした私にもチクチク感じるとこ、あります。
中学生の頃は気が付いて無かったけれど、今思えば周りには生きにくく感じていた人沢山いたんだと思います。
大人になってから、最近ですが生きにくい世界を頑張って生きている人に、少しだけ気付ける様になった気がします。
気付いていない人が多い事も……。
多数決で正義を語らない様にお願いします。
私も少数派なので。
Posted by ブクログ
アメトーークで紹介され、気になって読みました。
BLははじめてでしたが、男女の物語では描けない美しさとリアリティがあるんだ、という新たな発見。
なんともいえない終わり方で、こういう結末の作品は割と好きなんですが、もう少し伏線や、実は…みたいな展開を勝手に期待しちゃってました。
『ルックバック』のような読後感で、儚くも美しい青春と、悲しみと、心の機微を丁寧に描いた作品。
ルックバック以上に、愛と痛みに迫った内容で、つらい過去を経験したことのある人にはきっと刺さるはず。
切ない。
アメトークのハライチ岩井さんのプレゼンがとても気になり、無料分だけ見ようと思いましたが、続きが気になり、普段は課金をしないのに購入してしまいました。
BL作品もほぼ見ないので、自分では出会える事ができなかった漫画ですが、購入して本当に良かったと思える作品です。
村瀬くんの紡ぎ出す言葉がとても綺麗です。
読み終えたあとはしばし放心状態…
すごく切なくて、泣けるけど、南寝先生素敵な作品ありがとうございます!
単行本も買わせて頂きます!
そして岩井さんありがとう!
Posted by ブクログ
アメトークで岩井さんのプレゼンを聞いて、他の人たちも読んだことあるっぽくて名作なのかと読んでみました。
少年漫画ばかり読むわたしにとっては異質で文学的で驚きました。
泣けると言う人が多いけど衝撃が大きすぎて泣けなかった。ポカーンとしていたら終わりました。人生の出来事って思い返した時にやっと感情が追いつくのかもしれない。
Posted by ブクログ
『BLに対する価値観が変わるかと思ったが…』
自分自身がBLに関してはかなり苦手意識があり、その上で価値観が変わるかと思い手に取ったが、結果としては変わらなかった。
BLが恋愛や性的なものだけでなく友情であるというのが本作のテーマかと思うが、自分自身が異性での友情が成立せず、それは恋愛や性的なものを孕んでしまうからという考えなので、本作の性的な行為があった上での友情というのが受け入れられなかった。(しかも友人関係を築くよりも先に性的な行為でコミニュケーションをとったため…)
その後の淀井の家庭事情や心理描写は魅力に感じたが、どうしても死を扱ってしまうと御涙頂戴感が出てしまい冷めてしまった。
BLの描写も耐性がない人だとグロく感じてしまうので、もう少しぼかしてもよかった気はする。
ただ、キャラクターの表情の描き方は素晴らしく、繊細な少年たちの心理描写をうまく表現されていた。
全体を通して悪いストーリーではないのだが、どうしてもBL耐性がないとしんどいのと、ラストが御涙頂戴で他になかったのかと感じてしまった。
匿名
なんとも形容しがたい気持ちに
私が読み込めてないのでしょうか…
アメトーークで岩井さんがとても好きだと(確か自分の中のベスト何位的なことを)言っていましたが私には伝わりませんでした。
色々な要素に既視感を感じました。
読み終えた今はなんとも言えない気持ちです。
描写はエロくはないです