正垣泰彦のレビュー一覧
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標準化とは、最良の行動をとるために決まりをつくって、どこの店舗もすべて同じにし、例外行動をなくしていくこと。
誰でもできるくらいに仕事をシンプルにしていくと、より多くの店長を育てることができます。そのとき、初めて店舗数をらくに増やすこと(マスストアーズオペレーション)が可能になっていくのです。
具体的な動作、所要時間、求める結果が可視化されると、仕事量を見積もることができるようになります。
人員配置で1番良くないのは何かというと、人が多すぎることです。職場は無秩序状態に陥ります。必ずと言っていいほど余計なことをする人が出てるくのです。
生産性をあげたいのなら、とにかくモノと作業を減らすこと。一度常識を疑ってみると、思わぬものを減らせたりするものです。 -
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逆境の創業期から大企業までの成長ストーリーには、お客様のこと、従業員のこと、会社の指針など一つ一つに深い考えがあり、それを体現してきていることがわかる。
創業期の流行っていない時代に、どうすれば客数が増えるのかを考える、お客様が望んでいるものがあれば、自然と客数は増える。
逆境の時に逃げ出させずに自分と見つめ合い、流行るお店を模索し続けた。
従業員の教育には人一倍以上にリソースを割いていた。従業員の教育とは、知識与え、充分な経験を与えること。
変化対応の企業を作ること。会社の業績が良い時は何も考えずに売上を伸ばせるが、伸びていない時に変化対応が出来ない。なぜそのような事が起きているのかと考えるだけでなく、なぜ自分はそう思うのか。ということまで考え抜ける習慣をつける事が大切。 -
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【星:4.5】
サイゼリヤにおける経営学の本、という感じだろうか?
簡単に言えば、サイゼリヤで取られている経営手法が具体的に書かれている。
一見よくありそうな感じの本であるが、よくまとまっていると感じた。
個人的見解であるが、まず「経営学」の本として実感が湧きやすいというのがあると思う。
経営学と言えば、リーダー論、経営戦略立案、マーケティング、人材育成、ファイナンス、アカウント、品質管理などなどの総体だと思っているのだが、それぞれの項目について、「サイゼリヤでは具体的に、このような考え方で、このようにやってます」という形で具体的に書かれているので分かりやすい。
経営学の総論、理論を書いた本はよくあるが、この本のように具体的中身を書いた本は希少だと思う。
また、著者である元社長は理系出身ということもあろうが、その経営手法がとても科学的で、科学的経営手法の具体もよく理解することができた。
オススメです。 -
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なぜかどこにでもあってすごく安くすごく美味しいサイゼリヤの創業者が書いた本。日経レストランの連載をまとめたもの。
飲食業に携わる人は必見かも。かなり簡潔に書かれているものの、食べ物を売るという点でかなりよく分析されている。
大切にすべき点とその数式化、コストカットの手法がかなり極められている。ここまで分析されて数値と数式に落とし込まれていれば失敗しないだろう。
いろいろな指標と観点が登場するが、食べ物の評価は見た目、食前の香り、味、食後の香り、価格の4点らしい。これは口コミにも使えると感じた。
この本を読むとなぜあの安さであのうまさが提供されるかわかる。ここまで分析と改善を繰り返してりゃそりゃそうだ。
ちなみに1番驚いたのは『1年間に店長の5%が降格』するらしい、マジかよ。
※この前久しぶりに行った感想
今は食材の値上がりに四苦八苦しているよう。少し前に、価格の末尾99を辞めて00としたことで勘定計算を楽にしていた。紙に記載する注文方式も新しかった。ただ、辛味キチンは5個だったのが4個になり、ハンバーグはおもちゃみたいな見た目と味だった。価格据え置きに舵を切っているように見えるが、高い価格帯を設ける、値段を転嫁させることも判断の一つではないだろうか。あと、混みすぎてて店員が常に忙しそうに見えてしまうのも気になる点ではある。 -
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成功事業の創業者の凄みがわかる本。自身が経営する立場になることになれば、もう一度読み返すことになるだろう。特に、経営者の仕事は「考えること」だという言葉は心に刻んでおきたい。
強く感じたのは、時期を同じくして読んだWORKMANの本に書いてあったことと共通項が多かったということ。ダントツ製品を作ること(品質へのこだわり)、それに裏付けられる値札を見なくてもいい状態を作ること、売上をノルマにせず効率化を目標に設定すること、そして社会貢献を社是とすること……。これらを真似るのも大事だけど、自発的にそういう行動をとれるようになるからこそ、成功するのだろう。 -
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マーケティングと人生哲学が分かりやすい。
サイゼリヤの安価な価格設定には、意外な発想と数々の努力があった。
マックも過剰な広告やハッピーセットを見直して、少しでも価格を下げてくれたらいいのになと思った。
(それでも美味しいから行くんだけど)
著者曰く、一つのことを徹底的に突き詰める者が生き残れるらしい。
たしかに、サイゼもマックも、それぞれの強みを貫いているから生き残っている。
デザインとかものづくりの業界おいても、これからのAI時代では、その人にしかない魅力が必要なんだろうな。自分も強みを見つけて極めたい。よし、サイゼ行こ。フォカッチャ食べながら考えよ。 -
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サイゼリヤは薄利多売を地で行っているため、投資家から敬遠されるが、ユーザーとしてはこのインフレ時代にあそこまで低価格で絶品の食事を提供してくれるサイゼリヤには頭が上がらない。訪問するたびに驚愕する。
このサイゼリヤについて、創業者の正垣氏が語った本作。おそらく日経での連載を編集したものであるため、やや独特の読みにくさというか、くどさがあるが、学びが多い一作。彼らが同一はビジョンで会社を運営し、どういう失敗をしてきたのか、こういうことは自伝でしか学べない。
彼のブレイクスルーは、顧客のことを思い、価格を思い切って7割下げたこと。これにより悪立地でも顧客をつかんだ。またメニューを絞り込むことでロスを減らし効率化。
徹底した数値での管理を行なっており、客足が良くない、などは実際の客数、同業他社の客数などに落とし込んで考える。
顧客のストレスの原因はいくらかかるかわからないこと。これを解消するために、最高と最安の商品の価格差を2倍以内に収めると良い。
ほっといても売れる商品、店が売りたい商品、売れないけど、ないと困る商品→6:3:1。定番商品は下の方に記載し、売りたい商品をアピール。なお、おいしい料理とは売れる料理。
メニューは、ルック見た目、アロマ食前の香り、テイスト味、フレーバー食後の香り、プライス価格の5要素で判断。20点満点。アロマとフレーバーは重要。
他のチェーン店を視察する際は自分よりも10倍大きい規模のチェーンを観察。その際、商品、設備、作業、立地の観点で、誰かと一緒に仮説出しと検証を行う。
人時生産性: 粗利額÷従業員の1日の総労働時間
サイゼリヤでは4000円から6000円。
出店基準はROI30%、実際に店舗が回っても20%。この目標達成のために、投下資本を最小化する努力が必要。なお、この場合、売上は投下資本の2倍以上、営業利益率は10%以上。
目標は達成できないことが当たり前にならないよう、最低限達成できるものにすべき。そのための行動なども明示することで、未達成の際の責任が明確に。
仕事の内容と評価、報酬、教育がリンクしていること。降格人事もあるが、再度上がってきた人物ほど強い。
失敗は次の成功のためにあるため、本当の失敗は存在しない。