三日市零のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ合法復讐屋シリーズの3作目。
本作は前作の短編集のような形式とは異なり、エリスとメープルの過去、そして過去最大の事件の2篇からなる作品となっている。
メープルがエリスの秘書になるきっかけとなった事件。作品内では「大塚事件」と称されているが、まさに実在の「飯塚○三」の事件とそっくりそのままであり、執行猶予が付いた判決以外はほぼ同じであった。
正直胸糞悪い事件だったこともあり、合法的な復讐が成功した時よスッキリ感はシリーズ1だったと思う。
最終的にメープルが戻ってきて本当に良かった。
文句を言いながら協力してくれるテツも含めて良いトリオだ。 -
Posted by ブクログ
法では裁けない理不尽な被害に対し、「合法の範囲で復讐を代行する」存在が現れる。依頼人の想いと法の限界の間で揺れながら、独自の方法で“正義”を執行していく物語。
法で裁けない理不尽にどう対抗するか――誰もが一度は思い至る問いを、エンタメとして軽快に読ませる構成がまず秀逸。テンポの良さで一気に読ませながらも、“合法であること”が復讐の免罪符のように機能してしまう構造には、どこか拭いきれない違和感が残る。
被害者の感情に寄り添えば寄り添うほど、その手段を肯定したくなる一方で、それを制度の枠内で成立させてしまうことの危うさも浮かび上がる。この“納得と引っかかりが同時に存在する感覚”が、本作の読み味を一段深いものにしている。
特に最終話の非合法vs非合法という構図は象徴的で、「ではどちらが正義なのか、それともどちらも悪なのか」という問いを読者に突き返してくる。ここで単なる痛快劇から一歩踏み込み、正義そのものの輪郭が揺らぐ感覚が強く印象に残った。
周囲を固めるキャラクターも徐々に輪郭を帯びてきており、この歪な仕組みの中で彼らがどの立場に立ち続けるのか、あるいは変化していくのかも気になるところ。この曖昧な正義にどう決着をつけていくのか――シリーズとして追いかけたくなる一作。 -
Posted by ブクログ
三日市先生の復讐シリーズ第2弾
『復讐は芸術的に』。
この表紙のワンチャン、フレンチブルドッグは
あの、会話にチロっとでてきた子?
そこは柴犬のハルにしてよぉ。
『復讐は合法的に』よりも一つ一つの依頼とその解決がわかりやすく読みやすかったです。
主人公エリスや小学4年生の秘書メープル、エリスの同級生の捜査一課刑事のケンの関係性の説明が無くなったから読みやすいのかな?
4話全て面白かった!けど連ドラをみている感じをどう評価したらいいのかがむずい。
ワタシはドラマ好きなので、気軽によめるミステリとして大好物です。
再放送のドラマでも面白ければ何回でも
初めてみたかのように楽しめる
『スグワスレール』の技をもともと持っているので
ミステリ作品何度も読めるのです。
今作が⭐︎4の最大の理由は、タイトルです。
『芸術的に』とありますがどのあたりが芸術的
だったのか?そこが読み解けなかったのです。
前作同様、法律スレスレでなんとか合法?
なところは面白い!さすがっ!なんですがねぇ。