中西智佐乃のレビュー一覧

  • 狭間の者たちへ

    Posted by ブクログ

    こちらもあらすじを読んで気になっていた一冊。
    表題作の「狭間の者たちへ」は、痴漢加害者側の心理を描いたという触れ込みで、一石を投じるような鋭さを楽しみにしていたのだけど、その点ではちょっと拍子抜けだった。
    ただ、うだつのあがらない中年男性が朝の電車で乗り合わせる女子高生から「ただ元気をもらっていただけ」という屁理屈はずいぶんに悪質で、しっかりと痴漢の醜悪さをみた。
    新潮新人賞受賞作であるという「尾を喰う蛇」は、かなり仕上がったデビュー作でとても面白かった。
    病棟の介護士として日々心身を削りながら労働する主人公の、拭えぬ疲労感や鬱憤が文章全体ににじみだしていて素晴らしい。
    本作における主人公の元

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    2023年11月06日
  • 狭間の者たちへ

    Posted by ブクログ

    高瀬隼子さんの帯文を見て買いました。
    新潮新人賞を受賞された作家さんで、本作の
    「尾を喰う蛇」が受賞作で、感想としては、
    読んでて苦しかったです。介護の現場が多く
    出るので、過酷な労働を考えてしまい、目を背けたくなりました。老人「89」との出会いが、興毅の新たな人格を形成していく。

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    2023年07月08日