並木伸一郎のレビュー一覧
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著者の所へ舞い込んでくる数々の恐怖体験。その多くがなんとも言い難い不気味さを纏っている。その多くが実際にあったことなのである。そして、著者自身に降りかかる謎の因縁も実際にあったことなのであった。
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封印怪談の最終巻。1巻、2巻と一般の人たちが遭遇した恐怖体験を交えつつ、幼少期から自身の身の回りで起こる怪奇現象や、一族の因縁めいた出来事を書き綴っていた。前の巻で、いよいよ著者の一族の因縁の核心へと踏み込みかけて、ここから面白くなるぜ!という感じでそのまま最終巻に突入。したはいいものの、最初の方は著者の因縁にはほとんど触れず一般の人たちの恐怖体験が披露されているばかりであった。前の巻ま -
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長らく語らなかった怪談を紐解いたことで、身の回りに怖い話が舞い込むようになってしまった。これは封印していた怪談の影響なのか? そして、同時期に著者自身が体験した奇妙な出来事の封印も解かれようとしていた。
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前回読んだ封印怪談の続刊。こちらも著者が個人的なスタンスに合わず公開を見送っていた怪談たちである。この著者の言うスタンスというのは、実証主義を貫くというもので検証や証明が難しいものは公開を見送っていたとのこと。そのため、(この間は特に)背景が不明瞭だったり、眉唾なのでは?と思ったりする話が多かったように感じた。とはいえ、その背景が不明瞭なため余計な恐怖を感じるという話もあり、個人 -
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著者が収集していたが、収集当時のスタンスに合わず、日の目を見ることがなかった怪談たち。 それらを懐かしく紐解いているうちに、まとめてみたいという衝動に駆られた。文字通り封印されていた珠玉の怪談集である。
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大変久しぶりの怪談集。というか読書自体が非常に久しぶり。ぞっとするような怖い話、ほっとするようないい話など様々なジャンルの怪談が詰め込まれていた。お気に入りの話は、UFOブームで湧く山形県の某所で体験した気味の悪い話である「山形での体験」、語り手の後輩を取り巻く、因果応報というべき恐怖体験「痣」。そして、人身事故の当日その路線に乗ってしまうと必ず自殺者の幽霊を見てしまう「電車の窓 -
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ネタバレ世界には知らないことがたくさんあって、おかしな事もたくさんあります。にわかには信じられない様なこともあります。それらは、真しやかに囁かれ続け、今も都市伝説として残り続けているのです。
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オカルト本といえばムーの右に出るものはいないという程有名な雑誌ムーの出版社より出版された都市伝説の身にスポットを当てたこちらの本。表紙にスレンダーマンがいるのはかなりそそられる。中は9個の章に分かれており、それぞれで巨人やUMAなど存在が確かに確認されていない物であったり、それはかなり新鮮だった。特に海外の都市伝説で一番のお気に入りのスレンダーマンに関する資料が少しだけであるが載っていたのはうれしか -
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古典的な不可思議現象からタイムトラベラーといった最近の事件までをざっくりと1冊にまとめたもの。表紙にもなっているフラットウッズ・モンスターはかつては宇宙人であったが、最新の研究に基づきUMAに分類されている。
まさにムーといった内容ではあるが、インドの赤い雨や人体発火のように公的機関も動いたもの、時折ニュースにもなるキリスト教の奇跡や聖痕にまつわるものなど、ムー以外でも扱われたものもある。真実は分からないが、何かが起きていることだけは間違いない。聖なる奇跡はもしかすると本当に警告かも知れない。理解できないものは存在しないものとして無視していると、いずれ痛いしっぺ返しを食らうかもしれない。