【感想・ネタバレ】封印怪談2のレビュー

あらすじ

大好評! シリーズ第二弾! 超常現象研究家として知られる著者が、長年にわたり“封印”し続けてきた、呪われた恐怖体験を初公開した、実録怪談全四〇編。

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Posted by ブクログ

長らく語らなかった怪談を紐解いたことで、身の回りに怖い話が舞い込むようになってしまった。これは封印していた怪談の影響なのか? そして、同時期に著者自身が体験した奇妙な出来事の封印も解かれようとしていた。

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前回読んだ封印怪談の続刊。こちらも著者が個人的なスタンスに合わず公開を見送っていた怪談たちである。この著者の言うスタンスというのは、実証主義を貫くというもので検証や証明が難しいものは公開を見送っていたとのこと。そのため、(この間は特に)背景が不明瞭だったり、眉唾なのでは?と思ったりする話が多かったように感じた。とはいえ、その背景が不明瞭なため余計な恐怖を感じるという話もあり、個人的には玉石混交の一冊であった。 お気に入りの話は、謎の因果に巻まれた「あずかりもの」、京都にある曰くの場所を取材で巡ったために危険な目に合ってしまった「井戸」。また、著者が長年秘密として抱えていた、因縁めいた恐怖体験などが徐々に詳らかになっていくのもドキドキした。まだ続刊があるので全部が明らかにはなっていなかったが、著者が抱えている因縁は簡単なものではなさそうだ。

少しずつ語っていくことによって面白みが出てきたが、その分恐怖度も上がってきていて、続きが気になるような、読まない方が安全なようなという心持である。

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2024年10月06日

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