並木伸一郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ温泉好きな私が旅行に行くと、行く先々の観光地に大抵はこの弘法大師もとい空海の史跡がある。
空海については遣唐史だとか真言宗の開祖らしいという曖昧な知識はあったが、イメージ的には杖つけば温泉が沸いて、筆を投げれば岩が削れて…など、十戒のモーゼの如く万物の事象を操るスーパーマンみたいな人だと思っていたため、本書の内容はとても役に立った。
密教というよりは「空海と始めよう☆密教」みたいな内容で、空海とはどんな人物かから始まり、密教の基礎的な知識をサラーっとわかりやすく解説してくれる本だった。
密教とはどのようにして成立したのか?どうやって日本に来たのか?どんなことができるのか?何が目的なのか?ど -
Posted by ブクログ
世界の謎を知ることで世界の広さと人間の奥深さに気づくことが出来ました。
まず、どの国も権威を現すために自ら自然を作り出すのはおもしろいと思いました。
日本のピラミッドは自然的形成をもって出来るという考え方であり超アニミズム的権威象徴とも言えます。
また、日本の太陽信仰は稲作が寒さに弱いため太陽を崇めたという事も知る事ができました。
あとこの本で読んで特に感じたのはムーはナスカが大好きってことです。他の章と比べて明らかに文字数が違う笑笑
この本を読んで強く感じたことは、何かを信じることは確かに臆病で人間の弱さの象徴とも言えるけれど信じる事の美しさと強さが垣間見えた気がします。 -
ネタバレ 購入済み
過去に存在したかも知れない人類の兄弟から始まり、大自然のUMAや都市の闇に蠢く怪人を経て一気に地球の謎を俯瞰しそのまま宇宙へと飛び出す。
そこに隠された陰謀を確認すると再び地球に戻り闇の思惑を更に追求し、最後はそれを生み出す人間の思念=霊で終わるという、実に構成が上手いなーと思った。
フルカラーで図版もたっぷり収録されており、さすがムーの都市伝説本。 -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ機会があって奈良の博物館を訪れた際、多くの美しい仏像が展示されていました。しかし美術鑑賞以上の満足を得られませんでした。それらがどのような宗教的背景から生まれ、どのような力を有する仏様なのか全くわからなかったからです。ということで、仏教や仏様について興味がわいたので本書を購入。結論を言うと非常にわかりやすく、また面白くておすすめの一冊です。
本書では日本への仏教伝来から、奈良仏教、平安仏教、鎌倉仏教の主だった変遷やそれぞれの時代で生まれた諸宗派の説明、またそのそれぞれで活躍した有名な僧侶のお話まで網羅的に説明されています。
ただ抽象的に(歴史教科書的に)歴史や人物に触れるだけではなく、時には -
-
Posted by ブクログ
聖徳太子。聖や徳がつくのは非業の死を遂げたとき。皇位につけなかった聖徳太子。法隆寺夢殿の救世観音は聖徳太子の怨霊を封印した場所かも。だから絶対に開けてはならないとされた。
六道ろくどう輪廻。三善道(天・人・修羅)。三悪道(畜生・餓鬼・地獄)。天道は苦しみのない世界だが煩悩は払えず悟りには至らない世界。修羅は戦いにまみれた怒りと苦しみの世界。畜生は獣に生まれ変わった世界で本能のみで救いなし。餓鬼は絶え間ない欲望の世界。悟ると、六道の世界から脱出して、仏の世界へ行く。▼如意輪(天道から人々を救う)。不空羂索(人道から救う)。十一面(修羅から救う)。馬頭(畜生道から救う)。千手(餓鬼から救う)。聖 -
Posted by ブクログ
『ムー認定 脅威の超常現象』と同時期に刊行されていた『神秘の古代遺産』。きっと、2冊同時に購入して欲しいという目論見があってのことだったはず。実際こちらも買っているのだから、目論見は当たっているのですが、なぜに今のタイミングで買うことになったのかが不思議なところです。
ま、どうということではない。本屋さんで『神秘の古代遺産』見かけなかったからなのですが。
世の中に溢れている未解決の不思議も、判明して見れば案外こんなあっけない理由だったりするかもしれません。それを未解決な時にあーだこーだというのが楽しいのです。それを踏まえた上で、見逃せないよ、というラインナップです。
個人的には海底遺跡が楽