楊双子のレビュー一覧

  • 四維街一号に暮らす五人

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    古い日本家屋の女性用シェアハウスに集った美しい女性5人と、さらにもう1人の物語。
    それぞれに魅力的な登場人物たちがお互いの出会いを通じて変わっていく様子が語られます。
    そして、最後の章で、なぜ台中の古い日本家屋がシェアハウスになって、この話の舞台になっているのか、その理由となる悲しい物語が出てきます。

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    2025年12月07日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    台湾の台中にある古い日本式家屋で暮らす女性5人。独特な建物の中で暮らす5人の個性がぶつかり合って日々の生活の様子がとても面白い。台湾の過去、現在、そしてこれからについても思いを馳せられる本。台湾ならではの文化や食べ物の描写も素敵。

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    2025年11月27日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    ネタバレ

    知衣と小鳳は良い百合
    「台湾の少年」を読んだところだったので、外省人の家系は政権交代に対してああいう反応になることもあるのかと驚いてしまった。

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    2025年11月03日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    台湾台中市の路地"四維街一号"に佇む日式建築。台湾が日本帝国統治下にあった昔に建てられたこの建物には、今、大家の"安修儀"とともに近くの国立大の女子大学院生4人が住む。一階一〇一号室には、クールで浮世離れしたBL作家の"郭知衣"。一○二号室には、お嬢様育ちでありながら異性同性問わず複数のセックスフレンドを持つ奔放な"虞小鳳"。二階二○一号室は、貧しい身の上のためお金が無いことを気にするプライドの高い"徐家樺"。そして、二○二号室に、シャイで人付き合いの苦手な"瀟乃云"

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    2025年10月25日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    4人の入居者について楽しみながら読んで、大家さんのとこで、あっ、こんなのが最後に来るんだ、と。台湾への飛行機の中で読んで思いがけずも涙があふれた。
    台湾のこと知りたいと思うと、どうしたって戦争や中国について知らなければ理解が深まらないだろう。
    興味を外へも伸ばしていきたい。

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    2025年10月14日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    同時期に読んだダガー賞受賞作のシスターフッドものがあまりにピンと来なかったことも影響しているのか、翻って、本作はものすごく良かった。ヤクザの世界を通して男性性をことさら強く意識付け、メインキャストの性を相対化させる件の作を評価した英国ミステリー界を全く理解できない我が身としては、多様性を一個性として認めながら人間同士の魂の交流、成長のあゆみをつぶさに描き出す本作、大衆百合文学こそを激推ししたい。メシもうまそうだし言うことない。肝はやはり「舞台裏」。政治的に無気力な自分は本作者のような熱量を物語にこめることは、不可能、なのだろうか。自らのアイデンティティを見つめ続ける姿勢に何よりの敬意を覚えた。

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    2025年09月07日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    g-mapで見たら建物ありますね。
    1996年に大陸からミサイルが飛んできて、2000年には民進党に政権交代した。この間も当地に住んでいて台湾の大きな変化を肌で感じていた。

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    2025年08月25日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    ネタバレ

     なんとなく『海街diary』を思い出した。(ただしこちらの5人はまったくの他人であるが)ただ、なんとなく。
     自分は何者なのか?(エスニック・グループであったり性的志向であったり……)が、シェアハウスの店子4人と大家、それぞれの(時間的なズレはあるものの)意識の表面に(自然と、あるいは他からの刺激によって)顕れてくる。登場人物全員が女性なので「百合もの」の色合いは帯びるものの、それがテーマではない。
     登場人物ごとに章を割いて描いていくが、人数が多いせいか、『台湾漫遊鉄道のふたり』ほどの彫り込みには至っていない印象。
     作中にでてくる1914年出版のレシピ本、実在するそうなので(解説文)、翻

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    2025年08月09日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    ネタバレ

    日本統治下の台湾を舞台に、二重三重の虚構の上に成り立つ現代に書かれた翻訳百合小説。
    でありながら、見かけはエンタメで観光と食にほとんどのページを費やし、なおかつ、良い人だけど自分の見たいものだけを、見たいように見る、という視点もあり、一筋縄でいかないという複雑なものでした。

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    2026年08月13日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    ネタバレ

    良い本なんだろうけど、私はそこまでではなく、食べ物の記述もしっかり読んだ方がいいんだろうけど分からなすぎて読み飛ばしてしまったのが原因か。その視点知ってる、というのもある気がするのだが、やっぱり読み方が浅いんだろうなぁ。

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    2026年08月11日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    ネタバレ

    美味しいごはんが出てくるシェアハウスのほんわかした話かなと思って読み進めていたので、百合要素があったり少し探偵(推理)要素があったことは想定外だった。とはいえ読みやすく、みんなそれぞれが自分と向き合って誠実に生きている姿が気持ちよい。注記が多いのと、文化的なところで完璧な理解はどうしても難しいけど、懐かしい異国感という雰囲気が味わえてよかった。

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    2026年08月02日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    ネタバレ

    お腹が空く小説だった。
    ただ、作中に出てくる地名や食べ物の読み仮名が一回しか振られないから(読み方なんていちいち覚えてられないし)、モヤモヤしながら目だけ滑っていった。
    無意識のうちにこちらとそちらを分けてる物言いをしてるって気づかされてる時は、読んでいて苦しくなったのと、自分も気をつけようと思った。
    作者のあとがきみたいなところは感動したのに騙されて、なんだったの笑

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    2026年08月02日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    第二次大戦前夜、台湾に招かれた女流作家と秘書の台湾人少女が台湾縦貫鉄道に乗って講演先の各地で地元グルメを食べまくる話…と思いきや、日中戦争開始後に強化された皇民化政策にアイデンティティを奪われる台湾人、と、日本人の間に存在する溝(溝と感じていたのは主に台湾の方だと思う)などが描かれている。
    読み進めるうち、主人公の青山千鶴子さんは表紙の絵とは違う感じがして、自分の脳内で別の人に作り変えて読んでいたのだが、読後、作者の楊双子さんをネットで拝見したところ、余りにも脳内の青山千鶴子さんとそっくりだったので驚いた。

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    2026年08月01日
  • オールド台中食べ歩き 歴史小説家が案内する老舗屋台の味

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    台中出身の作家が自身が偏愛する台中のローカルグルメを紹介。同じ作家で台中が舞台の「四維街一号」や「奇譚花物語」を思い浮かべながら、楽しく読みました。
    台湾の伝統菓子や揚げマントウ、カステラ、かき氷、鍋料理、肉まん、台湾スタイルのおにぎりに魯肉飯、などなど。作家の大好きな気持ちが巧みな筆に乗せて描き出されて、「これ、食べてみたい!」と思ってしまいます。
    それに、私も一度2泊3日で台中に行ったはずなのに、ここで挙げられているお店は一つも知りませんでした。台湾の食は奥深いですね!

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    2026年08月01日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    「台湾漫遊鉄道のふたり」を事情により、途中で断念しているので、「ならばこちらを」と読み始めた。相変わらず読みやすい文体(訳?)でスイスイと読めた。何故か登場人物の「家家」を「実家」と読み間違うことが多く、そこだけが難儀だった。各人物を章ごとに追っていくスタイルだったが、「小鳳」だけは入り込めなかった。 台湾文学、面白し。

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    2026年07月20日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    ネタバレ

    ブッカー賞はブッカー賞でも「国際」のほうだけど、快挙。日本翻訳大賞も快挙。でも私には、軽さが気になってしまって、、、

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    2026年07月14日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

    購入済み

    台湾漫遊鉄道のふたり

    まだ読んでませんが、新聞広告に惹かれて買いました
    装丁にも惹かれました
    読むのが楽しみです

    #憧れる

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    2026年07月11日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    『台湾漫遊鉄道のふたり』でブッカー賞を受賞した台湾人作家・楊双子の作品。先輩から「ほのぼのグルメ小説かと思ったら、歴史的要素も絡んでておすすめ」と紹介されて読み始めました。

    日本統治時代に建てられた四維街一号には、下宿している4人の女子大学院生と、のらくら生活の女性大家の計5人が暮らしている。下宿人が暮らす部屋はとても狭く、キッチンやお風呂は共用。4人の院生たちはそれぞれ性格も四維街一号に住むことになった経緯も異なる。シャイで人付き合いが苦手な乃云、明るい性格で苦学生の家家、料理が得意で才色兼備の小鳳、院生とBL作家の二足の草鞋を履き、浮世離れした雰囲気を持つ知衣。それぞれの視点で各章が語ら

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    2026年06月27日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    ネタバレ

    主人公をあまり好きになれず、終始イライラしながら読んでしまった。これだけ働かせておいてお給料を気にしていない上にご飯を奢ればいいと思ってる?物をあげればいいと思ってる?など、細かいところが何度も気になった。雇っている立場としての自覚もないし、宗主国から来たという慎重さもなくて無意識に上から目線。人気作家らしいのに見識が狭い……とモヤモヤし続けた。
    けれど、この感覚を持つのは著者による意図的なものだったのかと最後に納得した。
    たぶん食べ物が美味しそうなのはわかるけれど、ずっとふたりが噛み合っていないように見えて、そこが気になって楽しみきれなかった。これだけ気高い千鶴が青山千鶴子を好きになるものだ

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    2026年06月20日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    台湾ならではの歴史や食文化、建物自体が持つ記憶、自己認識と相手との距離感に悩む女性たち。特異性と普遍性が織り成す物語は他者とのつながりで得られる温かさと寂しさが散りばめられている。ふとマンゴーの香りが立ちのぼる。

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    2026年05月17日