楊双子のレビュー一覧

  • 台湾漫遊鉄道のふたり

    Posted by ブクログ

    日本統治時代の台湾を舞台にしているので反日感情を見せられるかと思ったらあまり無く(ゼロではない)。日本人の無邪気さはわかるように書かれていたと思うし、それを書いたのが台湾人作家というのはとても大きい意味があるように思う。
    次から次に出てくる台湾料理がとてもおいしそうだった。中華圏の漢字はうまく読めないので難儀するが、それでも美味しそうなのは伝わってきた。
    この小説を紹介する時に「百合小説」というのもあるが、その辺は読み手の性癖によると思う。

    0
    2025年12月16日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦前の台湾を舞台に、執筆・講演活動中の女性と通訳の現地女性とのやりとり。支配する者とされる者の大きな壁、今まで考えたことがなかった台湾の状況になるほどなーと思った。主人公の女性が大食いで食事の描写も楽しい。

    0
    2025年11月24日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

    Posted by ブクログ

    台湾各地で食べるローカルフードはどれも美味しそうで食欲をそそります。
    小説のモデルになった「愉快なる地図」もおすすめです。

    0
    2025年10月17日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

    Posted by ブクログ

    今までありそうでなかった、そんな日本・台湾横断型旅小説。

    実際の明治期〜昭和期にはこの手の植民地見聞録、弥次喜多道中的ジャンルはよくあったわけで。
    敗戦と共にぶっちり途絶えたジャンルの一つと言える。

    この小説のすごいところは何より、台湾人作者が描いていると言うこと。
    食べ物漫遊録というキャッチーさを兼ね備えつつ、植民地における支配者と被支配者の機微を下手にデフォルメせずに丹念に描いている。でも本来の漫遊録もののエンタメ性も損なっていない。
    詰まるところ、漫遊録ものの脱構築をかなり巧みにやっている。
    2人の女性の造形がまた上手い。千鶴子のお嬢様知識人設定もよく生きている。
    彼女の終盤での悟り

    0
    2025年07月16日