楊双子のレビュー一覧

  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    ネタバレ

    友好の印象が強い台湾。震災のときの多額の寄付・救護支援、ただただ甘受するだけになっていたかもしれません。前半にでてきた千鶴子と千鶴が役割交代して日本巡り旅行記第2弾は、「いいじゃん、楽しそう」って普通に思ってしまいました。相手が望んでいるものと合致してこその御返しですものね。

    『私は思わず立ち上がり、大声で宣言した。「いっしょに台湾を食べ尽くしましょう!」千鶴は驚いた顔をしたが、すぐににっこり笑ってうなずいた。』
    どこから2人がすれ違っちゃったのかなって読み返すけど、もうそれぞれの立場含めて最初からなのかもしれない。でもこの2人じゃないと見れない景色も、食べられない美味しいものも、あったんだ

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    2025年12月06日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    前半は、主人公・千鶴子のズケズケとした物言いや振る舞いに強い違和感があり、なかなか読み進めることができなかった。
    しかし、ふたりの関係に決定的な亀裂が入って以降は一気に引き込まれ、夢中で読み進めた。

    物語を通して見えてきたのは、ふたりの関係が本質的には対等ではあり得ないという構造である。
    それにもかかわらず、千鶴子の開けっぴろげで率直な性格、そして後半に見せる反省と真っ直ぐな気持ちによって、一瞬ではあっても確かな絆が生まれたことが印象に残った。

    前半の読みにくさは、単なる性格の問題ではなく、支配階級に属する者としての無意識の傲慢さが滲んでいたためだと、読み終えてから納得できた。

    また、こ

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    2026年03月22日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    よかった。
    美味しそうな料理をたくさん食べる話みたいに読んでたけれど、日本人、台湾人、それぞれの立場ゆえに越えられない壁があることに切なくなってしまった。
    時代が、場所が違えば2人が共に幸せになれる結末があったんだろうかと思ってしまった。

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    2026年02月22日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    昨年初めて台湾に行って、街並みや気候が想像していたよりもずっと日本とは違って、面白いなぁと興味を持った。本作に出てくる女性たちの会話の内容(特に、ふいに中医学的な知識が出てくるところ)や行動もとても興味深くて、当たり前だけれど、歴史や文化の違いを感じた。台湾て、外省人・本省人・もっと細かいルーツや出身民族、政治(独立派・反独立派)、世代間の違い(中国人として教育を受けたか、台湾人として教育を受けたか)、地域ごとの独特の文化など、思っていたよりもずっとずっと複雑な社会なんだなと感じた。
    出てくる料理は味がまったく想像つかないようなものが多くて好奇心をくすぐられるし、なじみのある日本のアニメの決め

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    2026年02月19日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    物語は面白かった。
    でもずっと主人公が好きになれなくて、なんかうっすら傲慢さをずっと感じてて気持ち悪かったんだけど、まさかそれが物語の肝だとは思っておりませんでした。

    2025.12.18
    222

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    2025年12月18日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    日本統治時代の台湾を舞台にしているので反日感情を見せられるかと思ったらあまり無く(ゼロではない)。日本人の無邪気さはわかるように書かれていたと思うし、それを書いたのが台湾人作家というのはとても大きい意味があるように思う。
    次から次に出てくる台湾料理がとてもおいしそうだった。中華圏の漢字はうまく読めないので難儀するが、それでも美味しそうなのは伝わってきた。
    この小説を紹介する時に「百合小説」というのもあるが、その辺は読み手の性癖によると思う。

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    2025年12月16日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    第二次世界大戦前の台湾を舞台に、執筆・講演活動中の女性と通訳の現地女性とのやりとり。支配する者とされる者の大きな壁、今まで考えたことがなかった台湾の状況になるほどなーと思った。主人公の女性が大食いで食事の描写も楽しい。

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    2025年11月24日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    台湾各地で食べるローカルフードはどれも美味しそうで食欲をそそります。
    小説のモデルになった「愉快なる地図」もおすすめです。

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    2025年10月17日