松田美智子のレビュー一覧

  • 飢餓俳優 菅原文太伝(新潮文庫)

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    トラック野郎で星桃次郎がウン◯するシーンがこれでもかっちゅうぐらい出てきますが、菅原文太本人も胃腸が弱かったのを初めて知りました。
    かく言うアタクシもおなかピーピー人間なので妙な親近感をおぼえましたわ。
    彼が個人主義者のように見えたのも人付き合いが悪かったのも、きっとおなかが痛かったんでしょう。
    ピーピーの最中はホント他のことはどうでも良くなるもんです。
    あの時代にストッパがあればねェ…トラック野郎の次作も実現してたでしょうに。

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    2025年08月20日
  • 水谷豊 自伝

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    めちゃくちゃファンというわけでもないけど名前を聞けば顔が思い浮かぶし顔をみれば名前がフルネームですらすら出てくる俳優さん。家庭と仕事のバランスを上手にとっていた。

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    2025年06月16日
  • 福田和子はなぜ男を魅了するのか 〈松山ホステス殺人事件〉全軌跡

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    著者の取材力が何よりもすごいと思った。公判についてはページの過半数が割かれており、裁判に詳しくないと退屈に感じるだろう。一方で、基礎知識を抑えたうえで読み込めば、これほど情報量の多い参考書はなかなか無いと思う。合間合間で著者の感想が入るが、無知な私にとってはそれが裁判の手引きとなり参考になった。福田和子については、常軌を逸した行動と、その後のあっけらかんとした様子からは、形容のできない恐ろしさを感じる。人生で出会ってはならない類の人間だ。

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    2025年05月07日
  • 水谷豊 自伝

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    強いてファンと言うほどでもないが、
    浅見光彦シリーズの俳優陣の中では、豊様が、1番のお気に入りである。
    母親役の、音羽信子サンとの掛け合いが、ほのぼのしていて、大好きだった。

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    2025年04月13日
  • 新潟少女監禁事件 密室の3364日

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    発覚当時、大きな衝撃をもって世間の耳目を集めた事件。確かその後、警察の捜査に問題があったことも判明したのではなかったか。

    ニュース等でなんとなくは知っていたが、本書を読み、被害者が受けたあまりに凄惨な仕打ちの数々には涙を禁じえず、無残に奪われた貴重な貴重な9年間を思って心底胸が痛んだ。彼女が耐え続けた地獄のような日々を知ったご両親の心痛がいかばかりだったかと想像し、そしてなお、自分を保ち命をつないでいた被害者の類い稀なる精神力の強さと聡明さに、深く感銘を受けた。
    加害者は、自己愛性人格障害と強迫性障害という診断を受け、出所して2017年に病死しているという話だ。

    現在は40代半ばと思われる

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    2024年04月02日
  • サムライ 評伝 三船敏郎

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    「世界のミフネ」の光と影といったところか。
    ご子息の仰る通り社長でなく俳優として全うした方が良かったのかもしれない。
    黒澤明監督が『用心棒』の3作目のアイデアがあったというのが1番興奮した。多分そのアイデアの流れでいくとタイトルは『松風三十郎』になったのかな。『赤ひげ』の後にぜひこれだけは作っておいて欲しかった…。

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    2023年11月08日
  • 福田和子はなぜ男を魅了するのか 〈松山ホステス殺人事件〉全軌跡

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    第一部で時系列を追うだけでも、冒険譚のようなスリルと面白さを感じてしまう。また、女性であることにすがり、苦しんだ人なのだとも自ずと伝わってきたことで、タイトルのアンサーがなんとなく見えてくる構成でした。

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    2023年04月02日
  • 女子高校生誘拐飼育事件

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    極めて異質な事件から、官能部分だけを抜き出した官能小説、という感じ。事件についての掘り下げたノンフィクションを期待していたのでかなり肩すかし。女性作者じゃなかったら色々批判されてたんじゃなかろうか。
    資料となった日記がどのようなものかは分からないが、相応に具体的なことが書かれていたのだろうなあ。強姦未遂で終わっているということは日記の中身を含めて色々考慮したのだろうか。これで5年は軽いように思うが、、、。

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    2022年02月24日
  • 新潟少女監禁事件 密室の3364日

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    本の大部分を占めるのが裁判の記録で、とても大事なのは分かりますが、もっと加害者の異常性にフォーカスし、作者自身の見解が読みたかったと思いました。

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    2018年09月07日
  • サムライ 評伝 三船敏郎

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    三船敏郎の魅力とは何かつらつらと語ってくれてはいるのだが、いまひとつ伝わってこない。
    矢鱈と乱発される「気遣い」のエピソードが酒乱の誤魔化しのようにしか見えなかったり、映画絡みのエピソードが少なかったりが原因か。
    失われた三船敏郎という存在を再発見させようという、小ぢんまりした構想のせいもあろう。もっと大きなスケールでこそ語られるべき存在なのに。

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    2018年02月26日
  • 女子高校生誘拐飼育事件

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    松田優作の元夫人のドキュメンタリーなのかそういう小説なのか微妙なラインの作。映画「完全なる飼育」の原作なのかなんなのか。

    冴えない事務機器販売社員が、映画「コレクター」を機に、女性の誘拐を企む。誘拐はまんまと成功し、誘拐した女子高生と性的に繋がれて、不思議な同棲生活が始まる。

    筆致は大したもので、スルスルと全く引っかからずに読めるし、女子高生が岩園に惹かれていって、一方的に嫌悪感を生じないよう描かれているのは、この本の最も優れているところであろう。

    ただ、それだけなんだよね。

    後半は、官能小説のようにセックスの描写が続き、隣の学生が都合よく邪魔しに来たり、岩園の同僚の女性が都合よく誘惑

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    2017年01月31日
  • だから家に呼びたくなる 松田流「おもてなし術」

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    家に人を呼ぶには、おもてなしとは。

    確かにこう言われれば簡単な気がします。
    食器の色をそろえて、相手を考えて
    気持ちよくいてもらう事を考える。
    ちょっとした事でいいのか、という安心感と
    料理ができなくても、心配りを忘れなければ
    楽しくいられる、という時間。

    所々、レシピ何かが付いていて楽しいですが
    一部食材が分からないものも。
    工夫次第、という事でしょうか?

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    2016年10月25日
  • ゴンゾウ 伝説の刑事

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    テレ朝で放映された刑事ドラマのノベライズ。小説として普通に面白かった。脚本家がミステリではなく人間ドラマを書きたかったというように、捜査から新事実が分かって物語が進展するので新本格ファン向きではないかも。

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    2015年03月29日
  • 女子高校生誘拐飼育事件

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    そんな昔にも、こういう監禁事件あったんやなぁ。
    この本は実話を元にした小説であって、かなり脚色されているらしい。ちゃんとしたルポタージュを読んでみたいと思った。
    この本に出てくる監禁された女子高生…ほんまにここまでの感情になるんかな?

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    2015年02月05日
  • 新潟少女監禁事件 密室の3364日

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     桐野 夏生著 『残虐記』はこの事件を参考にした作品である。犯人の設定、周辺などには違いがあるが、とらわれている少女の精神状態などについては詳しく描写がある。一方、こちらの本については事実を克明に調べ上げることでいっそうの恐怖を読者に見せてくれる。事実は小説よりもむごたらしいのだということである。

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    2014年01月26日
  • だから家に呼びたくなる 松田流「おもてなし術」

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    ネタバレ

    お・も・て・な・し~。すてきなミセスライフ。
    うちの場合はまず断捨離しないと人は呼べないと痛感する1冊。

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    2014年01月10日
  • 女子高校生誘拐飼育事件

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    「うむ、よくお似合いになります」
    「にやにやしちゃだめ! 奴隷のくせに失礼よ」
    「申し訳ありません。お姿があまりに美しいので――。そうだ、お詫びに私も裸になります」
    「だめだめ、奴隷はそのままでいなさい。パンツを脱ぐことは許しません」
    2013/04/16-04/22

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    2013年04月27日
  • 新潟少女監禁事件 密室の3364日

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    ノンフィンクションというより、裁判傍聴記という感じ。独自に取材した内容や、報道のまとめなどもないので、物足りないが、事件の概要や裁判の争点などは分かりやすい。

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    2012年09月28日
  • 新潟少女監禁事件 密室の3364日

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    ある女流作家が書いたこの事件をモチーフにした小説を読んだので、ドキュメンタリーも読んでみた。犯人が二度目の犯行であったこと、警察の操作の不手際があったことは知らなかった。身の毛もよだつひどい犯罪だ。そういえば最近も小学生の女児が鞄に詰められ監禁されたという事件があった。監視社会はいやだけれど、他人への関心が皆無というのも怖い。

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    2012年09月11日
  • 大学助教授の不完全犯罪

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    愛人を殺して埋めた大学助教授。助教授一家4人は無理心中――こんなおぞましい事件が、わが南多摩を舞台のひとつに、僕が生まれてまもないときに起こっていたとは…。著者は事件から21年も経っていた1994年にこれを書いたのは「現代にも通用する教訓」があるからだと書いているが、こんな事件を起こしてしまう人間の業には、教訓などでは立ち向かえないことを逆に感じてしまう。

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    2012年06月27日