J・D・ロブのレビュー一覧

  • 真夏の夜の悲劇 イヴ&ローク59

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    これまでに多く描かれてきたように関係者の中に犯人がいる状況ではなく、なかなか犯人の正体が見えてこなかったことで、久しぶりにハラハラしながら展開を追うことができました。

    犯行の動機そのものはこのシリーズではある程度パターン化している「頭でっかちな少年のエゴ」でしたが、本作はそれによるマンネリ化をあまり感じさせない読後感だったように思います。

    メイヴィスとピーボディの「豪邸プロジェクト」もゴールが見えてきたようですし、ナディーンの恋人もしっかりと登場して彼らの関係性ももう少し発展しそうです。
    過去の事件で登場したキャラクターが「チーム」の仲間として活躍する場面も増えてきたことも本作の魅力の一つ

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    2025年04月16日
  • 名もなき花の挽歌 イヴ&ローク54

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    すごいどんでん返しってことはないけど、なんこ安定したミステリー小説って感じがよかった。
    海外小説でページ数もおおいけど、けっこうすらすらと読み進められる

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    2025年03月31日
  • 名もなき花の挽歌 イヴ&ローク54

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    レーベルは変わりましたが、作品全体の雰囲気が大きく変わるということもなく一安心でした。

    犯人だとは思っていなかった人物が第一容疑者に躍り出たかと思った瞬間、さらなるどんでん返しが待っていたのは久しぶりで、クライマックスに向けて一息に読んでしまいました。

    往年のロシアン・マフィアとのやり取りも含め、レギュラーメンバーとの会話シーンも相変わらずで、完成間近のピーボディとメイヴィスの新居がどうなるかというところも気になります。

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    2023年02月02日
  • 純白の密告者 イヴ&ローク58

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    けっして「つまらない」本ではありませんでしたが、何となくマンネリ感はいなめません。
    IABのもと警部が、摘発した悪徳景観の関係者に逆恨みされて殺害され、その現場をウェブスターが目撃したことでイヴが捜査にあたることに。

    ウェブスターには殺人課に戻ってほしいという気持ちもあったので、辞表を出したことは残念ですが彼の新しい門出が幸せなものになることを祈りたいと思います。


    もう少しすれば、メイヴィスの二人目の誕生やピーボディとマクナブの結婚といった大きなイベントがあるかもしれません。次の新たな転機に期待したいです。

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    2025年01月04日
  • 死者のカーテンコール イヴ&ローク57

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    シリーズ57作目、大きな変化(新たな「ファミリー」など)はなく、いつも通りのメンバーの活躍を見ることができます。

    結婚は歩み寄りだ、というロークとイヴのセリフが身に沁みます。

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    2024年05月05日
  • 232番目の少女 イヴ&ローク56

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    十分に楽しめる作品ではあるものの、やはり性犯罪→イヴのトラウマ→ロークが心配&喧嘩、という流れなど、「いつも通り」というたところは否めません。

    一方で、イヴだけではなく被害者たちも「前を向く」姿が描かれているのは読後感も良いですし、過去作で被害者だったキャラクターが前を向いて生き、そして成功していることもわかり、長寿シリーズのいい所が出ていると思います。

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    2023年11月08日
  • 幼き者の殺人 イヴ&ローク55

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    過去に母親に捨てられたことを恨む犯人が、当時の母親に面影が似ている女性を監禁し、殺害する事件が起こる。
    被害者の遺体が友人の新居の傍にある公園に遺棄されていたことから、イヴの操作にも熱が入ります。

    証拠から犯人を特定することが難しく、捜査が難航していたときにきっかけを与えてくれたのはジェイミーでした。
    過去の事件の当事者だった彼がEDDのインターンとして捜査チームに加わってきたのは喜ばしいことですし、長寿シリーズならではの展開だと思います。

    一方で、ハラハラ感、というような「盛り上がり」には少し欠けている印象もありました。「あとがき」にあった次回作の紹介をよむと、イヴのトラウマと強くリンク

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    2023年05月27日