小沼純一のレビュー一覧

  • commmons: schola vol.14 Ryuichi Sakamoto Selections:Traditional Music in Japan

    hdr

    購入済み

    勉強になる

    坂本龍一によるこのシリーズは 機会があれば何冊か買っているが 本当に勉強になる。今まで縁がなかった音楽への入り口として役立っている。電子版ではCDが付かないが Spotifyのプレイリストやyoutubeで曲を確認しながら内容を理解している。

    #深い #タメになる

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    2022年11月23日
  • サウンド・エシックス

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    文脈によって音楽は変わる

    全感覚的なもの  マーシャルマクルーハン  
    『メディアはマッサージである』

    音楽の生活化  「よそ」への通路
    日常とのコントラストをつくるもの

    現在は「ここ」にいるのだけど、「ここ」からわずかでも「よそ」にいっている、あるいはいける、無意識にでも、その状態を作っておくこと。

    音楽とはなにか
    人間の内なる者の発露として捉えるか、あるいは宇宙の調和を人間に知らしめるために神が送ってきた音なのか

    ザトウクジラ  根っからの作曲家

    痕跡を残さないところにこそ、音楽の責任はあり、それを「聴く」ことにおって捉えてゆく、考えていくことが音楽の論理

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    2017年09月30日
  • サウンド・エシックス

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    切り口の多様性、それら一つ一つが興味深い。個人的には「音楽の倫理」の章と「音楽のプロ/アマ」の章が面白かった。
    内容が多岐にわたりすぎて、それぞれがちょっと深いところまで切り込めてない気もするけれど入門書的な感じで読めば全然OK。

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    2015年01月11日
  • サウンド・エシックス

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    ネタバレ

    博覧強記ゆえに一種ブック&CDガイドに終始してしまっている。肝心の論旨が非常に浅かったり省略してしまっていたりはなはだ消化不良になる。データをしこたま抱えた引きこもりのオタクがいったん評論や主張など外部に触れる必要になったとたん、もごもごと口ごもっているかのようだ。タイトルが悪い。

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    2016年05月21日
  • バッハ『ゴルトベルク変奏曲』世界・音楽・メディア

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    第1回・第2回は読み物として、それなり興味深く読めた。メインである第3回のアナリーゼは無理やり対談形式にしなくてもよいのではないか。淡々と分析していく方が流れが良い場合もあるだろう。

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    2014年07月21日
  • サウンド・エシックス

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    音楽がいたるところに溢れる現代の、音楽の多様なありかたを考察した本。

    音楽と身体性の問題や、視覚的なものとのかかわり、音楽と非音楽の境のゆらぎとか・・・興味深いトピックがたくさん拾われている。

    ただ、それぞれトピックとしては面白いけれども、どれも何か新しい認識を得たというほどのものはない。
    こちらが充分受けとめきれていない部分があるのは承知ではあるけれど。

    現代的な音楽のトピックのインデックスだと思って読めばよいのかな?

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    2013年01月07日
  • 武満徹―その音楽地図

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    尺八と琵琶を西洋のオーケストラとおなじステージにのせた「ノヴェンバー・ステップス」で、音楽史に新しい一ページを開いた作曲家・武満徹(一九三〇‐一九九六)。
    この作曲家の仕事の幅は思いのほか広い。
    映画音楽、テレビ・ラジオ番組、コマーシャル、ポップ・ソング、ビートルズの編曲までやっている。
    そして現代音楽とポップ・ソングは平行するばかりではないのである。
    難解といわれる現代音楽を、私たちはどのようにして聴けばいいのか?
    武満徹の聴き方を、本書では、万人向けにわかりやすく解説する。

    [ 目次 ]
    第1章 声から
    第2章 秋から冬へ
    第3章 愛するひびき
    第4章 映画をめぐって
    第5

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    2011年04月23日
  • 武満徹―その音楽地図

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    2005/3/16刊行。
    私がマーケットプレイスで100円で購入したのがであった。

    この書は主に風呂場の中で湯に使った状態で読み進めた。著者は既に『武満徹 音・ことば・イメージ』という研究的長編エッセイを上梓している学者である。

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    2010年02月21日
  • バッハ『ゴルトベルク変奏曲』世界・音楽・メディア

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    対話形式でゴルドベルク変奏曲について書かれた。前半は歴史、後半は音楽について語る。前半は概況で興味深くすらすら読めた。さほど内容が濃密じゃない。本当は後半に期待して買ったが、楽譜をもとに印象や概況をさらっと述べるのみ。かなり物足りない。楽典へ踏み込まず。レコードのライナーより詳しい程度。帯にも書かれた著者の言葉が的を射ている。「歴史も文脈も押さえて、でも音楽そのものへ」。すなわちゴルドベルク組曲への興味を高め、よりつっこんだ聴き方へ好奇心を伸ばさせるには役立つ。

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    2009年10月04日