あらすじ
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カラオケする親子、ヒーリング系にひたるビジネス(ウー)マン、ウォークマンの若者、ゲーム音楽にノル子供、そしてBGM…。いまや公私の生活環境すべてに多様で膨大な音や音楽が充満している。これはどういう事態なのか?着メロは音楽か?旧弊の西欧近代芸術観から思いきり自由になって、私たちの音体験全体に問いかける新しいアプローチへ。もっと豊かな「音‐楽」ライフのためにいま、音楽文化論の冒険が始まる。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
文脈によって音楽は変わる
全感覚的なもの マーシャルマクルーハン
『メディアはマッサージである』
音楽の生活化 「よそ」への通路
日常とのコントラストをつくるもの
現在は「ここ」にいるのだけど、「ここ」からわずかでも「よそ」にいっている、あるいはいける、無意識にでも、その状態を作っておくこと。
音楽とはなにか
人間の内なる者の発露として捉えるか、あるいは宇宙の調和を人間に知らしめるために神が送ってきた音なのか
ザトウクジラ 根っからの作曲家
痕跡を残さないところにこそ、音楽の責任はあり、それを「聴く」ことにおって捉えてゆく、考えていくことが音楽の論理
Posted by ブクログ
切り口の多様性、それら一つ一つが興味深い。個人的には「音楽の倫理」の章と「音楽のプロ/アマ」の章が面白かった。
内容が多岐にわたりすぎて、それぞれがちょっと深いところまで切り込めてない気もするけれど入門書的な感じで読めば全然OK。
Posted by ブクログ
博覧強記ゆえに一種ブック&CDガイドに終始してしまっている。肝心の論旨が非常に浅かったり省略してしまっていたりはなはだ消化不良になる。データをしこたま抱えた引きこもりのオタクがいったん評論や主張など外部に触れる必要になったとたん、もごもごと口ごもっているかのようだ。タイトルが悪い。