荘司雅彦のレビュー一覧
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交渉は相手が誰であれ対等。
まず話を聴く。聴くことがコミュニケーションのもっとも根本的な要素。
相手に話をさせることで相手の主張を全て出させる。その後、こちらが話をする。
交渉の参加者には事前の相談、事前の一言を忘れない。
小さな貸しから譲歩を引き出す(door in the faceテクニック)
YESを重ねて条件を引き出す(foot in the doorテクニック)
権威ある材料が多くあると交渉のイニシアティブを取り易い。
情報伝達の手段としてストーリーが効果的。それは相手の頭脳だけでなく心情に訴える。
交渉の場で心情に訴えるには身近な具体例がよい。ストーリーの構成は誘引、期待、満足 -
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ネタバレ相手にどういう印象を与えるかという観点と、バイアスを理解しておこう、という内容。
いわゆる営業・プレゼン系の本によく書かれていることが多いが、シンプルで分かりやすいので★4。
内容的には3でも良いかも感があるが(ベーシックなので)
これらの技術はそれこそ各所で語られているので今さら特筆するものでもないのかもしれないが…定期的に本書を読み返せば備忘録にもなって良いのかもしれない。
(1~2時間で読めるので)
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相手の承諾を得たいケースでは、
【相手にとって出来るだけ好ましい環境をつくること】
・夕日の見えるレストランでプロポーズ
・雨 -
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ネタバレ交渉術を非常に読みやすくまとめた本
深く突っ込んで書いていないので、実践的とも思える。
少し気になるのが著者の過去実例が「自慢」とも取れる
書き方となっておいる点。また実例をあげるときに
「私の記憶では●●だったので、実際には違うかも
しれませんが」といった表現。(確かに重要な要素
ではないが、それならば調べるか、書かなければよいのに)
交渉術を色々と勉強している人には全く役に立たないが
興味をもって勉強をしてみようか、という人には最適な
本ではなかろうか
●メモ
・交渉相手はどのような人物であれ「常識を備えた対等な
人間」と考える
・常に丁寧な話し方を続ければ、相手も感化される
・相手 -
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現在ではさまざまな勉強法や自己啓発本が出版されており、私も数冊読んでいる。
実際、読んでいる時は「なるほど」「よしやるぞ!」と思いながらも実践できていないものばかりである。
この本を手に取ったのは出張中に帰りの車内で読んでみようと思ったものである。
著者の経験を元に特に著者の娘さんでも実証されている内容ということで、興味を惹いた。
「強力な勉強仲問を作る」ということは自分の学カアップにっながることは誰もが納得できることだと思う。
実際、自分より同等レベルの者と勉強をし、ある意味で競い合いことでお互いの疑問点も解決できたりするものである。
社会人になるとなかなかそのような人を見つけるこ -
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荘司雅彦著「人を動かす交渉術」平凡社出版(2007)
この本は従来の交渉を対立と考えるハードな交渉述も、交渉社同士の関係を重視するソフトな交渉術超えた、共通の利益を出来るだけ見いだすというウィンウィンの関係の実践本としての考え方を強くだしてる。交渉というと以前までは経験者の経験を綴った本など、概念がしっかりしていなかったが、ハーバード大学によって交渉が学問として発達してきた頃から、このウィンウィンの関係を軸とした交渉学というのもが研究の結果知られるようになってきた。アメリカでは、1980年代から盛んに交渉術が実践的な学問として重視されてきたのですが、日本はというと、「阿吽の呼吸」や「場の空気 -
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資格試験の勉強を再開するので何か勉強法の本を1冊と思い、
評判が良かったこの本がちょうど文庫化されたばかりということで購入。
以前の仕事の関係で、著書の「中学受験BIBLE 」を読んだことがあり、
潜在的に好感を持っていた、ということもあると思います、選んだ理由としては。
全体的に、勉強法の王道のような感じですが、結局、
奇をてらったようなものは実はたいして役に立たない、
と考えると、ある程度愚直にやらなくてはいけないということも実感させてくれます。
すぐにでも心がけつつ実行しようと思った点をいくつかご紹介。
・暗記は重要。記憶力はいくつになっても伸びる
・「エビングハウスの忘却曲線」 -
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ネタバレ[ 内容 ]
年金分割、退職金問題、調停・裁判の進め方、財産分与の貢献度、離婚後の身の振り方、などなど。
離婚において女性が直面するであろう様々な問題の対処方法を、経験豊富な弁護士の著者が小説形式を用いながら分かりやすく解説。
[ 目次 ]
第1話 青山みどり 58歳 専業主婦が自立するとき(年金分割;退職金;介護問題;調停の進め方)
第2話 細川百合子 60歳 35年間の妻の貢献度(財産分与の貢献度;破錠後の不倫;裁判手続き)
第3話 井上純子 56歳 離婚宣告は、ある日突然に(将来の退職金;不動産の原価)
第4話 米山京子 59歳 借金を残し、夫が消えた(夫の負債;不在者との離婚;リバー -
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[ 内容 ]
交渉には「確かな方法」がある。
それは、単なる経験として語られるものではなく、理論の裏づけがなければならない。
数多くの案件を、誰よりも早く、そして円満に解決し続けてきた弁護士が、交渉に必須の「論理」と「心理」をわかりやすく伝授。
確実に身につき、役立つ、実戦で負けない交渉術。
[ 目次 ]
第1章 相手の心をつかむ-交渉の心理学(アメリカでは交渉心理を学ぶ時代 グローバリゼーション時代の交渉 ほか)
第2章 心を揺さぶる、感性の交渉-ストーリー理論(人は理屈で動かない なぜ塚田氏のプレゼンが受けなかったのか? ほか)
第3章 落としどころを見極める-ゲーム理論(なぜ交渉で「ゲ -
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【読者】 ビジネスから日常生活まで大小問わず交渉に関わる人
【目的】 理論と経験知を融合させた普遍的かつ実践的な交渉スキルの提供
【一押】 著者の実体験に裏打ちされた具体的な対処例。コンパクトにまとめられた交渉におけるツールの紹介
【概要】 交渉術とは、究極的に社会全体の利益を高めることを目的としたスキルで、理論と実際の経験知の融合によって生み出されるスキルである。そこでは、心理学やストーリー理論、ゲーム理論にクリティカルシンキング、そして機先を制する交渉スタイルが求められてくる。心理学では、人間の返報性や一貫性、権威への従属性を利用する。ただし、相手を対等な交渉相手として敬意を持って接