あらすじ
ある夜帰宅したら妻が蒸発、家財道具もまるごと消えていた! 納入されて1時間しか経っていない新車がぶつけられた! 「先生、なんとかしてください」――途方に暮れる人々が駆け込み、著者の法律事務所は今日も大忙し。こじれた人間関係を、失われた財産を、どうしたら回復できるのか? 突然降りかかる理不尽なトラブルを、少しでも未然に防ぐ術【すべ】はないのか? 経験豊富な弁護士が解決への道筋をアドバイス。
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Posted by ブクログ
法律の本は面白いです。
実際にあった事例を並べつつ、どのように解決したのかなどの実際がわかり、すごく面白いです。
相続の問題や離婚訴訟、不倫相手の慰謝料問題などのいつか役立つかもしれない法律知識をもしかしたら身に着けられそうな本です。
Posted by ブクログ
■相続は「争続」
・絶対にやってはいけないことは,勝手に作った書類を兄弟に送りつけ「実印を押して印鑑証明書を出せ」と一方的に告げること
・間違いなく相続でもめることになる
・「後ろめたい気持ち」を持っている側は嫌なことを早く済ませたい
・「諦めの気持ち」を持っている側は自分自身を納得させるプロセスを欲しがる
■法律トラブルは感情で始まり感情で終わる。
・相手の不誠実な対応や態度に対する感情的な怒りが殆ど
・世の中の争いの多くは実に小さくてつまらないことが原因で発生している
Posted by ブクログ
不倫、離婚などの前半パートは正直見慣れた話(ネットでそういう体験談をよく見かけるからかもしれない)だな〜と読んでいましたが、相続に関連して「後ろめたい」「早く済ましてしまいたい」なら段階を追って対応しろ、紙一枚送りつけるな、相手を納得させ飲み込ませるプロセスを踏め、というのは場数を踏んだ方ならではの視点で勉強になしました。理屈は分かっていても、感情がついていかないことってありますよねー。トラブルとは不誠実な対応や態度に対する感情的な怒り、法律関係なしでも自分の身を振り返る気持ちになりました。
Posted by ブクログ
犯罪行為があっても、なかなか告訴状を受理してくれない警察組織。調停委員には特別な資格は必要なく、運が悪ければ、まとまるものも破綻させられるケースがあること。持たざる者からは取り立てようがない何ともやるせない現実。読めば読むほど、世の中の数知れない理不尽に脱力。しかも災厄はすぐ隣にあり、いつ何時ふりかかるか分からない。日頃からの備えの大切さを改めて実感させられた。