荘司雅彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
交渉には「確かな方法」がある。
それは、単なる経験として語られるものではなく、理論の裏づけがなければならない。
数多くの案件を、誰よりも早く、そして円満に解決し続けてきた弁護士が、交渉に必須の「論理」と「心理」をわかりやすく伝授。
確実に身につき、役立つ、実戦で負けない交渉術。
[ 目次 ]
第1章 相手の心をつかむ-交渉の心理学(アメリカでは交渉心理を学ぶ時代 グローバリゼーション時代の交渉 ほか)
第2章 心を揺さぶる、感性の交渉-ストーリー理論(人は理屈で動かない なぜ塚田氏のプレゼンが受けなかったのか? ほか)
第3章 落としどころを見極める-ゲーム理論(なぜ交渉で「ゲーム理論」が必要になるのか ゲーム理論とは? ほか)
第4章 確実に攻めるためのツール-クリティカル・シンキング(なぜクリティカル・シンキングが重要なのか クリティカル・シンキングとは? ほか)
第5章 機先を制する交渉のスタイル(ちょっとしたことで、後手に回ることも 交渉のときの服装 ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
【読者】 ビジネスから日常生活まで大小問わず交渉に関わる人
【目的】 理論と経験知を融合させた普遍的かつ実践的な交渉スキルの提供
【一押】 著者の実体験に裏打ちされた具体的な対処例。コンパクトにまとめられた交渉におけるツールの紹介
【概要】 交渉術とは、究極的に社会全体の利益を高めることを目的としたスキルで、理論と実際の経験知の融合によって生み出されるスキルである。そこでは、心理学やストーリー理論、ゲーム理論にクリティカルシンキング、そして機先を制する交渉スタイルが求められてくる。心理学では、人間の返報性や一貫性、権威への従属性を利用する。ただし、相手を対等な交渉相手として敬意を持って接することを忘れない。ストーリー理論は、①誘因、②期待、③満足というストーリーを展開することで相手の心情を揺さぶるものである。データだけでは動かない相手に有効。ゲーム理論は、相手の戦略をもとに落としどころを探る上で有用。交渉における武器は「代替的選択肢」、「オプション」、「時間的コスト」、「情報」の4つがある。また、時間を決めるなどの「コミットメント」も活用できる。クリティカル・シンキングは、論理的に批判検証するための思考ツール。演繹法と帰納法で交渉前に仮説を立てておく。その際、ピラミッド構造、ゼロベース思考を意識することも重要。
【感想】 自分は今まで交渉において人間関係を崩したくないあまり、なあなあでやろうとすることが多かった。だが、今後ビジネスではそういう姿勢は通じないため、本書に書かれているようなポイントを最低限押さえて、交渉に当たるようにしたい。特に仮説思考とストーリー理論は、小手先ではなく本質的に自分のなかに落とし込んでいく必要があると感じた。