はしづめちよこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ボローニャ国際絵本展入賞作家さんの絵本。
本が大好きなホンガスキーさんのネーミングセンスに惹かれて購入。
本好きが高じて本収集家となったホンガスキーさん。一冊の本が見つからず、思い切って本を断捨離。空っぽになった本棚。外へ出ると本屋さんが。
本は、自らの手中に集めるものではなく、まだ見ぬ世界へ連れて行ってくれるものだったのだと気づく。
その世界を自分の手の中に収めておきたい。ようやく見知った世界を具現化する存在が本であった。
世界を持ちすぎると重くなる。
新たな視野を取り入れるためには、一度既成概念を捨てることも必要だ。
自分を支えてくれるものだけを残して、本の断捨離しようかな。
なかな -
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Posted by ブクログ
色彩のコントラストがとても美しい絵本。
森林の焼失は世界でも大きな問題となっているが、小さなハチドリが住む森でも火事が起きてしまう。
ハチドリはその小さなくちばしに水をためて火を消そうと、川と森を何度も往復する。
他の動物たちはその行動を馬鹿にしていたが、ハチドリの「ぼくは いま じぶんが できることを しているのさ」という言葉にハッとし、皆で水を運び始める。
火は無事消すことができたが、その原因を作ったのは動物たちではない。
私たち人間ははたして、「いま じぶんが できることを している」のだろうか?
小さなハチドリに大きな問を投げかけられている気がする。
2024.7 -
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Posted by ブクログ
最近は連日、驚くほど熊の出没被害のニュースが流れている。
絵本のなかのくまは、可愛いのにね!
秋の終わりのある日、こぐまが帽子を拾い、フワフワであったかくて、きれいと思って得意になって被りスキップしながら森の端までやってきた。
子どもたちがたくさんいて楽しそうな場所に近づくとこぐまを見つけた子に引っ張られて学校内に入ってしまい、教室まで手を引かれて入ると授業が始まった。
うとうとしていると先生に見つかり、くまだとわかって早く森に連れていかないと…とみんなで森へ返しに行く。
おかあさんが来るまで待ってなさいと言われみんなとさよならする。
あちこち探してしたおかあさんがやってきてふゆごもり -
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